2017年05月22日

5月22日 高校野球観戦記 その1

5月22日

春の高校野球県大会準々決勝 大平球場第1試合
大船渡東 8−4 盛岡四

3回途中からの観戦です。
効率良くじわじわと加点した大船渡東が、食い下がる盛岡四の反撃を凌いで逃げ切りました。

<大船渡東>
・投手
岩城大夢 〜9回
常時セットポジションから、重心をグッと落として担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で的を絞らせない投球を見せました。
ストンと落ちる変化球が非常に有効で、これがコーナーに決まると打者はなかなかフルスイングできないでしょう。
ピンチで素晴らしいコースにズバッと決めてあと1本を許さない集中力が光りました。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
緩い変化球を打ち損じる場面はありましたが、しっかりと振り切っているのは好印象です。
取られたらすぐに取り返して相手に主導権を渡しませんでしたし、相手のミスをうまく得点に結びつけていました。

佐藤啓太 右投右打
速球をドンピシャで捕らえ、センターバックスクリーン直撃の特大の一発を放ちました。
まさに完璧に捕らえたという感じの素晴らしいスイングでした。

・守備
問題なし。


<盛岡四>
・投手
須川皓輝 〜8回
ゆったりとした始動から、上体をひねりつつ腕のしなりを生かして投げる右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような投球と落差のある変化球との緩急で打たせて取る投球が持ち味のようです。
ドロンとした緩い変化球をうまく使って打者のタイミングを外す投球を見せていました。
腕が遅れて出てくる変則的なフォームが特長ですが、機敏性をもっと意識して体動の勢いを生かせるようになれば、ボールにウエートが乗って球威がグンと増してくると思います。
あとは、走者をほとんど牽制せずに大きくリードを取られてしまうのは今後の課題でしょう。

佐藤頼人 9回
ゆったりとした始動から、背筋をピンと伸ばして担ぐように振りかぶった後にしなやかに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球が持ち味のようです。
癖のないフォームでバランスは良いですが、下半身の体重移動をもっと意識して勢い良く投げ込む躍動感が出てくれば、大きく進化できると思います。

・打線
再三の好機にたたみかけることができず、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。

・守備
好プレーはありましたが、アウトにできそうな打球をもう一歩出足が遅れて安打にしてしまう場面がありました。
夏までに瞬発力を養っていただきたいと思います。

小田中佳文 遊撃手
無駄のない足さばきでスッと打球に体を寄せてピシッと送球する守備センスが光りました。

posted by ティト at 20:52| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

5月20日 高校野球観戦記 その2

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第2試合
高田 6−2 盛岡中央

中盤までに好機を着実にモノにしてリードした高田が、盛岡中央の終盤の反撃を凌いでビッグイニングを作らせずに逃げ切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
変化球を多めにし、要所でズバッとストレートを決め、相手に的を絞らせませんでしたね。
前にも書きましたが、左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
中盤までに相手のミスを逃さず安打を効率良くまとめ、主導権を握りました。
終盤に勢いが止まってしまったのが次戦への課題でしょう。

・守備
問題なし。


<盛岡中央>
・投手
高橋宜也 1回〜4回途中
常時セットポジションから、軸足で充分にタメを作りつつ勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
制球重視で、昨年と比べて躍動感が目減りしていますが、変化球で容易にストライクを取れるようになり、安定感が増しています。
速球は要所で力を込める感じで、スタミナ配分にも成長が見られますね。
もっと下半身の体重移動を生かして体動の勢いをボールに乗せられれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

広田子龍 4回
機敏に始動して体の回転とともに勢い良く腕を振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような伸びのある速球主体に打たせて取る投球を見せました。
あまりじっくり見られませんでしたが、なかなか打ちづらい投手だと思います。

武田北斗 5回
ゆったりとした始動から、機敏に体重移動しつつコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球主体に押す投球を見せました。
本職が野手のようで、スナップスローのように投げているのが気になりますが、ストライク先行でテンポ良く打たせて取るのが持ち味ですね。
もっと胸の張りを意識して反発力を生かせるようになれば、球速はまだまだ増してくるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

高橋昇大 6回〜9回
ゆったりとした始動から、やや上体をひねってタメを作った後に鋭くコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球を低めに集めて打たせて取る投球を見せました。
曲がりの大きい変化球も非常に有効です。
ストライク先行でテンポが良く、押せ押せムードの相手打線の勢いを止めるナイスピッチングでした。
もっと躍動感が出てくれば楽しみな2年生です。

・打線
両チームに力の差は感じませんでしたが、好機に連打が出なかった分、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。
スクイズ失敗や牽制死も非常に痛かったです。

・守備
飛球の目測を誤ったり、捕れそうな打球を安打にしたりで、いまひとつリズムに乗れないままに失点を重ねてしまいました。
ミスが致命傷となる試合を経験し、夏への教訓となったはずです。

posted by ティト at 22:47| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月20日 高校野球観戦記 その1

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第1試合
一関一 1−0 盛岡工

両チームエースの力投による見応えのある投手戦。
相手守備のミスから奪った貴重な1点を一関一が守り切りました。
※左打者への外角のストライクゾーンが広すぎる感じで、それも投手戦に拍車をかけた印象も持ちました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
全身をバランス良く使う体動から、鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
何度も見ている投手ですが、速球と変化球を狙ったところへ投げられる指先感覚を身に着けてきましたし、失点を計算できる勝てる投手に成長していると思います。
ペース配分も巧みで、要所で力を込める投球術も素晴らしいですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
縦の変化球にタイミングが合わず、なかなかフルスイングできずにイニングが進んでしまいました。
相手守備のミスを唯一の得点につなげられましたが、クリーンヒットはほとんど出なかったように思います。

・守備
問題なし。

五十嵐健人 遊撃手
球際でボールから目を切らず、グラブを柔軟に動かして打球の勢いを吸い取る捕球センスは見事です。
再三の好捕を見せましたし、送球の安定感も光る2年生です。


<盛岡工>
・投手
田屋裕人 先発完投
常時セットポジションから、担ぐようにゆったりと振りかぶりつつ鋭く腕を振る右右スリークォーター。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をバランス良くミックスして打者に的を絞らせない投球を見せました。
やや手先で押し出してしまう傾向があるのは要改善ですが、リストがかなり強そうで、体の回転もうまく利用できていました。
下半身の体重移動と胸の張りをもっと意識できれば、大きく進化できる資質の高い2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好機であと1本が出ませんでしたし、バント失敗のダブルプレーも非常に痛かったですね。

・守備
厳しい目で見させていただくと、全体的にややスタートが緩慢で、安打性の捕れそうな打球への対処に課題があるように思います。
待って捕球してギリギリのプレーになってしまうのも気になりました。
待って捕球すると、捕球ミスに加えて悪送球も誘発しますし、普段から動いて流れるように送球する意識を持つことがもっと必要だと感じました。

posted by ティト at 21:57| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

第64回春季東北地区高等学校野球岩手県大会 組み合わせ

明日から春の高校野球県大会が始まります。
夏のシード権がかかる重要な大会です。
短期間で大きく進化する球児達のプレーを見るのが楽しみですね。

組み合わせ表は、下記画像をクリックしてご確認ください。

2017春 県大会.pngクリックで拡大

posted by ティト at 23:50| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

5月8日 高校野球観戦記 その3

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第3試合
花巻東 12−2 花巻南 (6回コールド)

好機をしっかりとモノにして点を奪っていく花巻東が、じりじりとリードを広げていく展開でした。

<花巻東>
・投手
田中大樹 1回〜5回
常時セットポジションから、体の開きを抑えるようにを上体を後方へひねってからしなやかに腕を振る日だってスリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と横滑りする変化球でバットの芯を外す投球を見せました。
昨年と比べ、制球が安定してきましたし、牽制技術も進歩しています。
管理人期待の2年生ですが、ひと冬越えてのパワーアップが感じられない点では不満です。
下半身の体重移動があまり効いておらず、上体の回転に頼って投げていますので、今のままの考え方での球威アップには限界があると思います。
身のこなしはしなやかでセンスの高さは一目瞭然ですので、体動の勢いを利用する意識を持てれば、グンと進化できる好素材です。

佐藤眞生 6回
常時セットポジションから、体の開きを抑えるようにやや上体をひねってから力強く腕を振る右スリークォーター。
威力のある速球と緩急二種類の変化球を駆使して三振を取れる本格派です。
昨年と比べ、体の厚みが増して筋力アップがうかがえます。
管理人が特に期待している投手の1人ですが、もうひとつ期待通りに球威が増してこないもどかしさを感じました。
チームの指導方針なのか、先発の田中投手同様、下半身の体重移動をあまり使わず、上体の回転に頼って投げているのが非常に気になりました。
それでもかなり力のあるボールを投げていますので、ポテンシャルの高さは素晴らしいです。
体重移動を乗せられたらさらに素晴らしい本格派になれそうだなあと思いながら見ていました。
速球の球速は、目測で最速140km前後。

・打線
ガンガン強烈な当たりの安打をまとめて打ち崩した感じではないのですが、盗塁で好機を作り出し、その好機に安打が出る効率の良さで得点を積み重ねました。
例年のチームカラーとなっている機動力野球は今年も健在ですね。

中塚悠樹 右投右打
速球を完璧に捕らえ、レフト場外へ消える打った瞬間にわかる特大のホームランを放ちました。
ひと冬越えてスイングの重厚感が増し、スラッガーとしての雰囲気が出てきましたね。

・守備
バウンドを合わせ損ねての捕球ミスはありましたが、強風の中でも軽快に動けていました。


<花巻南>
・投手
長根駿太 1回〜2回途中
常時セットポジションから、右腕でバランス良くリードを取って綺麗に上体を倒し込みながらしなやかに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球主体にテンポ良く打たせて取る投球が持ち味のようです。
まだ2年生で瞬発力に進化の余地があるようですが、上体の倒し込みが生きていますので、ボールにウエートが乗っているのが長所です。
打者に的を絞らせないようにするために変化球の精度を高められれば非常に楽しみですね。

川村京輔 2回途中〜5回
常時セットポジションからゆったりと始動し、担ぐように振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
キレの良い変化球の精度が高く、しっかりと低めに決まっていましたので、そうそう連打はもらいそうにない安定感がある2年生ですね。

藤原桐真 6回
常時セットポジションから、機敏に振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で空振りを取れる本格派タイプです。
かなり地肩が強そうで、やや手投げのような違和感がありながらも力のあるボールが決まっていました。
もっと胸の張りを意識できれば、スムーズに腕を振れるようになってさらに球威が増してくるでしょう。
身体能力の高さがうかがえる2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
三振を多く取られてしまいましたが、好機で安打が飛び出しての得点は、今後の進化に必ずつながっていくと思います。

・守備
キャッチミスが目立ち、余計な点を与えてしまいました。
相手の機動力にやや焦ってしまった感はありますが、好返球のタッチアウトなどもあり、見せ場は作りましたね。

posted by ティト at 21:46| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月8日 高校野球観戦記 その2

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第2試合
花北青雲 9−8 花巻北 (延長10回サヨナラ)

強風吹き荒れる悪コンディションの中、取っては取られる打撃戦。
どちらが勝っても不思議ではない延長戦をを制したのは、花北青雲でした。

<花北青雲>
・投手
武藤聖弥 1回〜5回途中
常時セットポジションから、8割位の力でリラックスしてスムーズに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
制球が良いのが長所ですが、球威アップを目指すために、もっと下半身の体重移動を意識して体動の勢いを投球へ乗せられるようになれば、大きく進化できると思います。

瀬川悠維 5回途中〜10回
ゆったりとした始動から、スムーズに前へ体重移動しながらしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者に的を絞らせない投球を見せました。
柔軟性があって球持ちが良く、身体のバランスが非常に良いですね。
制球も良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。
躍動感がもっと出てくれば、球威が増して相当打ちづらい投手に成長できるはずです。

・打線
バスターがうまく決まっていました。
失点した後にすぐに取り返したのも、相手に主導権を握らせなかった要因でしょう。
代打策がバッチリとハマり、采配の成功も光りました。

齊藤駿助 右投右打
速球を完璧に捕え、レフトポール上部直撃の特大ホームランを放ちました。
9回にリードされた場面での一発は値千金でしたね。

・守備
フライを捕れなかったり、もったいない悪送球などもあってピンチを招く場面がありました。
終盤の勝負どころでのイージーな捕球ミスもあり、致命傷になりかねない失策でした。
強風の影響もあったと思いますが、ミスが多発したのは反省材料でしょう。


<花巻北>
・投手
佐々木健 1回〜10回途中
常時セットポジションから、勢い良く体を回転させて力強くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派です。
機敏性と躍動感のある管理人好みの力投型ですね。
フォームに癖もなく、筋力アップが球威アップに直結するタイプだと思います。
管理人の要チェックリストに入る楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
甘いコースを絞って捕らえることはできていたと思います。
好機は多く作りましたが、あと1本を封じられ、あと1歩及ばなかった感じです。

菊池駿亮 右投右打
速球を思いっきり引っ張ってレフトポール上を越える特大のホームランを放ちました。

・守備
バウンドを合わせ損なって打球を後ろにそらしてしまう場面が目立ちました。
砂埃が舞う強風の悪コンディションで気の毒な面はありましたが、この悔しさを夏へのモチベーションとしていただきたいです。

posted by ティト at 21:31| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月8日 高校野球観戦記 その1

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第1試合
花巻農 13−0 遠野 (5回コールド)

球場への到着が遅れ、4回途中からの観戦です。
序盤から大量得点の花巻農の快勝です。

<花巻農>
・投手
小原匠太郎 〜4回
少ししかみられなかったので、詳細特長は記載できませんが、右上手から、伸びのある速球とドロンと落差のある変化球との緩急を生かした投球でした。

牛崎心温 5回
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みを充分に効かせて勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球をテンポ良く投げ込みます。
1イニングしか見られませんでしたが、体動の勢いを投球に乗せられているのは好印象です。

・打線
少ししか見られなかったので、詳細記載は省略します。9安打で13得点ですので、好機で効率良く安打をまとめたのだろうと思います。

・守備
問題なし。


<遠野>
・投手
菅田輝樹 〜5回
ゆったりとした始動から、担ぐように振りかぶった後に爆発的に腕を振る右上手。
1イニングしか見られませんでしたが、伸びのある速球と落差のある変化球を投げていました。
地肩がかなり強そうですが、胸の張りをもっと意識して肘のしなりを生かせるようになれば、球威が群と増すと思います。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
少ししか見られなかったので詳細記載は省略します。
2安打で無得点でした。

・守備
上記のとおりで詳細は省略します。
2失策があったので、それも失点につながったのかなあと予想します。

posted by ティト at 21:19| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月06日

5月6日 高校野球観戦記 その2

5月6日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第1試合
一関一 2−0 千厩

雨天の中、好投手同士の息詰まる投手戦。
千厩の守備のミスで奪った2点を、一関一が固い守備で守り切りました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
特長は先日記載のとおり。
昨年より制球力が増し、ボール1つ分のゾーンの出し入れで勝負できる投手に成長しています。
キレの良い変化球の精度も良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。
コーナーワークで相手にフルスイングを許さないナイスピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
相手好投手を相手に、なかなか連打が出ない展開。
重苦しい雰囲気でしたが、5回にヒットエンドラン成功後の相手守備のミスで挙げた貴重な1点と、9回にも相手のミスによる1点を加えて勝利をつかみ取りました。

・守備
ミスはありましたが、その後のカバーがしっかりしていたのは好印象。
見事なバックホームもあり、要所での集中力はバッチリでした。


<千厩>
・投手
千葉英太 先発完投
特長は先日記載のとおり。
序盤は躍動感を抑え気味にし、徐々に機を見てペースアップしていく投球を見せました。
スタミナ配分がしっかりとできていますので、攻撃側がスタミナ切れを狙ったとしても、おそらく崩れない投手だと思います。
試合には敗れましたが、投球内容は素晴らしいものがありました。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

・打線
相手を上回る安打を放ち、好機は何度かありましたが、ここぞで畳みかけることができませんでした。
ホームを狙ってのタッチアウトもあり、球運にも恵まれなかった印象です。

金野大成 右投左打
見るからにパワーのありそうな大柄な体格から、力強い打球を連発していました。
場面に応じてコンパクトに捕えるミートセンスも光ります。

・守備
もったいない悪送球で2失点したのは非常に痛かったですね。
ライナーの目測を誤って頭を越されたり、イージーなフライ落球もありました。
好投を続けるエースを守り立てる展開にならず、課題を残しました。

posted by ティト at 18:13| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月6日 高校野球観戦記 その1

5月6日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第1試合
一関学院 8−1 一関工 (7回コールド)

4回からの観戦です。
好球必打の強打のチーム同士のテンポの早い打ち合い。
まとめ打ちで安打を浴びせ、力で点をもぎ取った一関学院が、固い守備で一関工の反撃を最小限に封じました。

<一関学院>
・投手
千葉光 〜7回
ゆったりとした始動から、一球一球バランスを確かめながらスムーズに体重移動する右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球を制球良く投げ込みます。
球威で圧倒する感じではありませんが、
スッと落ちる変化球が有効で要所で空振りをよく取れていました。
8割位の力でリラックスする投球を基本としつつ、要所で全力投球するメリハリのある投球術を見せました。
力を抜くと手投げ気味になる傾向がありましたので、体重移動を緩めないことと、胸の張りをもっと意識できれば、まだまだ成長できる好素材です。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
今年も振れるボールには初球からどんどん打って出る積極スタイル。
頻繁に安打は出ましたが、仕掛けが早すぎる感じで、相手にじわじわとプレッシャーを与えるようなしたたかさは感じませんでした。
それはそれとして、7回で15安打は見事です。

千葉愛斗 右投左打
高めの速球をドンピシャで捕えてライトスタンドへのホームラン。
ひと冬越えて筋力が増し、スイングの力感がアップしていますね。

・守備
問題なし。
非常に安定していました。
機敏な中継プレーでの封殺は見事でした。

夷塚郁斗 遊撃手
出足の瞬発力があってグラブタッチが柔らかく、球際にも強いです。
不利な体勢からも一塁にビシッと送球できる体の芯の強さもありますね。


<一関工>
・投手
天笠蓮 〜5回
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えるようにやや上体をひねった後に勢い良く腕を振る右上手。
伸びのある重そうな速球と落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
かなり筋力が強そうですし、フォームに癖がなく、機敏性が増せば大きく伸びそうな2年生です。

新田凜 6回〜7回
ゆったりとした始動から、左腕を体の後ろに隠すように振りかぶって勢い良く腕を振る左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
腕を強くしなやかに振れますので、速球は打者の手元でグンと伸びてくる球質ですね。
下半身の体重移動も意識できていますし、今後の飛躍が期待できる2年生です。

・打線
好球必打のストロングスタイル。
中途半端なくフルスイングするのがチーム方針のようですね。
強い当たりが多く、打線の底力の高さは感じましたが、相手の再三の好守備などもあり、大量点にはなかなか結びつけられませんでした。

・守備
問題なし。
ホームへのフィルダースチョイスがもったいなかったです。

posted by ティト at 18:01| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

5月3日 高校野球観戦記 その3

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第3試合
高田 6−0 大船渡

中盤以降に押せ押せの展開を作った高田が、じわじわとリードを広げてガッチリと守り切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
昨年と比べてパワーが増していますし、変化球の精度も上がっていますね。
今日は、ストライク先行でテンポの良いナイスピッチングでした。
左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
ファーストストライクを安易に振らず、じっくりとボールを見極めながら失投を待つスタイル。
鋭くコンパクトに野手の間を抜く打撃ができていたように思います。

守備
強い打球を捕れない場面はありましたが、全体的には軽快で概ね問題なし。

佐々木倭 三塁手
捕球ミスはありましたが、打球への反応が良く、守備範囲が広いです。
送球も安定していますね。


<大船渡>
・投手
前川瞳眞 1回〜6回
常時セットポジションから、やや担ぐように振りかぶった鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
機敏で野球センスの高さがうかがえました。

金子正宗 7回
常時セットポジションから、やや上体をひねった後に機敏に体を回転させて勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を制球良く投げ込んでいました。

佐藤健一郎 8回
常時セットポジションから、全身をバランス良く使ってしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球で三振を取れる本格派タイプです。
球持ちが良く、リリースタイミングに優れていますので、球速以上に打者の手元に食い込む球質だと思います。
下半身の体重移動をもっと大胆に意識して体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威もグンと増してくるでしょう。
ポテンシャルの高さがひと目でわかる楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
相手投手の威力のあるボールになかなかタイミングが合わず、三振を多く取られてしまいました。

・守備
野手の動き自体は悪くありませんが、難しい打球を捕球できない場面が何度もあり、それが失点につながりました。
トスがやや雑になって悪送球になってしまったのも非常にもったいなかったですね。

posted by ティト at 19:36| 岩手 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする