2016年09月10日

9月10日 高校野球観戦記 その3

9月10日

秋の高校野球県大会 花巻球場第3試合
盛岡三 5−2 千厩

先制してペースを掌握した盛岡三が、千厩の反撃を2点に抑えて逃げ切りました。

<盛岡三>
・投手
上野正嗣 1回〜7回途中
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しながらしなやかかつコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた伸びのある速球と落差のある変化球で的を絞らせない投球を見せました。
制球が良く、ストライク先行のナイスピッチングでした。
力感が増せば楽しみな1年生です。

鹿内晃輝 7回途中〜9回
常時セットポジションからゆったりと始動し、体の回転とともに鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
威力のある速球主体に時折落差のある変化球を交えて打者のタイミングを外します。
筋力が強そうで、力いっぱい腕を振って重そうな速球でグイグイ押してきますね。
地区予選で見た時よりもパワーが増している感じで、今後のさらなる成長にも期待大です。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

・打線
じっくりとボールを見極めて甘いコースを辛抱強く待つスタイル。
序盤は好機をしっかりとモノにしましたが、中盤以降は三振を多く取られ、手の出ない見逃し三振が目立ちました。

・守備
イージーゴロのトンネルや待って捕ろうとしての後逸など、もったいないミスで余計なピンチを招く場面がありました。
それでも、外野が好捕を連発するなど、要所での集中力は見事でした。


<千厩>
・投手
佐藤樹 1回〜3回
ゆったりとした始動から、タメをしっかりと作りつつ体の回転を効かせて投げる右横手。
球威で押すタイプではありませんが、横手投げ特有の浮き上がるような速球とブレーキの効いた変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球を見せました。

千葉英太 4回〜8回
先発を予想していましたが、4点をリードされてからの登板となりました。
全身を使うバランスの良い体動から、しなやかかつ鋭く腕を振るためのスリークォーター。
威力十分の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を量産する本格派タイプです。
管理人が特に注目して追いかけている投手ですが、今日も素晴らしい投球を見せてくれました。
威力のあるボールがコーナーにビシビシと決まっていましたし、相手打者をなかなか寄せ付けない貫禄の投球だったように思います。
この投手は、管理人がここであれこれ言わなくても、自分で課題を見つけて着実に進化できる投手でしょう。
速球の球速は、目測で最速140km台中盤。

・打線
なかなか安打が出ない展開で、イニングだけが進んでいった印象。
終盤に相手のミスで点は入りましたが、合計4安打では押せ押せムードに至りませんでした。

・守備
打球の目測を誤って長打にしてしまったり、捕球ミスや悪送球で失点してしまうなど、もったいないプレーが目立ちました。
要所で守備のミスが出てしまい、勝機を自ら逃してしまった感じでしょう。

posted by ティト at 20:21| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月10日 高校野球観戦記 その2

9月10日

秋の高校野球県大会 花巻球場第2試合
花巻東 7−3 水沢工

先制して主導権を握った水沢工に対し、終盤にビッグイニングを作った花巻東が逆転してそのまま振り切りました。

<花巻東>
・投手
田中大樹 1回〜2回
ゆったりとした始動から、素早く前方へ体重移動しつつコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
機敏性があって例年の花巻東投手陣の中では珍しい小気味良さが光る投手ですね。
まだ線が細い感じですが、非常に楽しみな1年生です。

川村勇司 3回〜5回途中
常時セットポジションから、上体をやや捻ってタメを作り、コンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がる変化球を四隅に投げ分けます。
体重移動をあまり使わずに体の回転で投げるタイプですね。
蹴り足をもっと生かして体動の勢いを利用できるようになれば、球威はまだまだ増してくるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

佐藤眞生 5回途中〜9回
常時セットポジションから、ゆったりと足を上げた後に力強く腕を振る右上手。
威力のある速球と緩急二種類の変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
前はトルネード気味に上体を捻るフォームが特長でしたが、上体をあまり捻らずに投げるフォームに変わっていますね。
パワーロスの少ないフォームですが、下半身の体重移動が不足し、ボールにウエートが乗り切っていないのが課題だと思います。
管理人が特に期待している投手ですし、今後の進化に期待いたします。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

・打線
相手投手の浮き上がるような速球にタイミングが合わず、フルスイングできずに当てるようなバッティングが目立ちました。
相手のミスやボテボテの安打で点を取りましたが、一挙に大量点が入りそうな気配を管理人は感じることができず。
負けパターンの展開でイニングが進み、全国制覇を目指すチームとしての迫力はいまひとつでした。
ウエートトレーニング等、強く振るための準備が足りなかったと言わざるを得ないと思います。

・守備
問題なし。


<水沢工>
・投手
千田悠人 1回〜6回途中
常時セットポジションから、大きく上げた左足を旋回させるように体を捻りつつ回転力を生かして投げる右横手。
球威で押すタイプではありませんが、浮き上がるような速球主体に緩い変化球を交えて打たせて取る投球を見せました。
クイックが上手くけん制も機敏で、走者の盗塁意欲を削ぐ技術を持っていますね。
総合力の高い投手だと思います。
同点に追いつかれたところで降板となりましたが、クリーンヒットを許さないナイスピッチングでした。

千葉魁人 6回途中〜8回途中
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みとともに勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で押す本格派タイプです。
地肩がかなり強そうですが、ややアーム式の投法ですので、胸をもっと張って肘を前に出す意識を持てれば、スムーズさが増してバランスも良くなると思います。
なかなかパワフルな1年生で、今後が楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

菊地智己 8回途中〜9回
ゆったりとした始動から、大きく振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球とのコンビネーションで打者に的を絞らせない投球が持ち味ですね。
躍動感があって管理人好みの力投型です。
体全体を使って投げていますし、筋力アップを球威アップにつなげられる投手でしょう。
資質の高さは十分にうかがえました。

・打線
幸先良く2点を先制しましたが、その後に打線が沈黙。
追加点を取れないでいるうちに逆転を許してしまいました。

・守備
中盤までよく守っていましたが、捕れそうだった惜しいポテンヒットやボテボテの内野安打、ワイルドピッチなどが重なって痛恨のビッグイニングを作られてしまいました。
アウトにできる打球をモノにできずに点差が開いてしまいましたが、全体的にはがっぷり四つの印象の試合だったように思います。

posted by ティト at 20:09| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月10日 高校野球観戦記 その1

9月10日

秋の高校野球県大会 花巻球場第1試合
花北青雲 5−2 金ヶ崎

取って取り返す息詰まる接戦。
終盤の好機で安打をまとめた花北青雲が、粘る金ヶ崎を振り切りました。

<花北青雲>
・投手
瀬川悠維 先発完投
常時セットポジションから、軸足でタメを作りつつしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球を四隅に投げ分けます。
力感はまだ不足している感じですが、体重移動はしっかりと意識できているのは好印象。
どの球種でも腕が良く振られていますので、球速以上に速球が伸びてくる感じですし、変化球のキレも非常に良いですね。
動作が機敏ですし、野球センスの高さは一見してわかりました。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
しっかりとボールは見極めつつ、甘いコースは逃さず力強く振ってくる打者が多かったように思います。
強い当たりも多かったですね。

・守備
ライナーの目測を誤ってタイムリー安打にしてしまった失点が非常に痛かったですね。
そのほかは問題なし。


<金ヶ崎>
・投手
千葉元輝 1回〜6回
ゆったりとした始動から、右足を勢いよく上げ、体動の勢いを効かせて力強く腕を振る左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
動作が機敏で管理人好みの力投型ですね。
踏み出しがやや不安定で、投球後にバランスが崩れる傾向はありますが、微修正は比較的容易だと思いますし、躍動感を投球に生かすというフォームの最重要要素は備えている投手です。
今後の成長を確実に見込める好素材だと思います。

樋口達哉 7回〜8回
上げた左足を旋回させるように体を捻りつつ、スムーズに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と曲がりの大きい変化球で打たせて取る投球が持ち味です。
力感がやや不足していますが、動作が機敏でセンスの良さが光りました。

・打線
好球必打でどんどん振ってくるスタイル。
安打は頻繁に出ましたが、低めの変化球にタイミングが合わず、ボール球の空振りが目立ちました。
11安打を放ちながら、好機でもうひと押しできなかった感じです。

・守備
イージーなゴロのトンネルやワイルドピッチなどで、余計なピンチを招く場面がありました。
全体的に待って捕る傾向があるのが改善ポイントだと思います。


※レフトポール際の当たりで、三塁塁審がホームランのジェスチャー。
野手はそのままプレーを続行し、打者走者は三塁ギリギリセーフ。(なぜか三塁塁審がタッチプレーをセーフ判定)
その後プレーが中断されて協議の結果、ポールではなくフェンスに当たったとのことで三塁打としてプレー再開となりました。
当初ホームランと判定されたことで、打者走者は走る足をやや緩めた感じでしたし、もし三塁タッチアウトのタイミングであれば、審判はどうするつもりだったのでしょうか?
正直言ってかなりいただけないドタバタ判定でした。

posted by ティト at 19:47| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日

9月1日 高校野球観戦記 その2

9月1日

秋の高校野球盛岡地区予選 県営球場第2試合
盛岡三 5−4 盛岡四 (9回サヨナラ)

お互い取っては取り返す互角の接戦。
好機をしぶとくモノにした盛岡三が、9回逆転サヨナラで勝利をつかみました。

<盛岡三>
・投手
高橋由伸 1回〜2回途中
常時セットポジションから、体の回転とともにコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。

畠山浩輝 2回途中〜5回途中
常時セットポジションから、重心を落としながら上体を回転させてコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんでしたが、伸びのある速球と曲がりの大きい変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味です。
大きく曲がる変化球の有効度が高く、打者になかなかフルスイングを許しませんでしたね。

鹿内晃輝 5回途中〜9回
常時セットポジションから、力強く上体を倒しこんで鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
威力のある速球主体に落差のある変化球を交えて打者のタイミングを外す投球を見せました。
筋力がかなり強そうで、ポテンシャルの高さは一見してわかりました。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
ファーストストライクを安易に振らない待球戦法。
四球を常に狙いつつ甘いボールを辛抱強く待つスタイルですね。
相手に嫌がられる戦法ですが、待つ癖がついてしまっている感じで、強振するという面ではいまひとつだったように思います。

・守備
ワイルドピッチが多く、余計なピンチを招く場面が目立ちました。
野手の動きは軽快ですが、球際をモノにできずに安打にしてしまう惜しいプレーもありましたね。


<盛岡四>
・投手
佐藤頼人 1回〜4回
ゆったりとした始動から、体の回転を生かしてスムーズに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球との緩急で打たせて取る投球を見せました。
癖のないフォームですが、機敏性と躍動感が不足し、体動の勢いがボールにいまひとつ乗り移っていないのが課題でしょう。
軽々と投げている感じで余力がありそうですし、ポテンシャルの高さは光りました。

下上拓也 5回〜7回
常時セットポジションから、素早く体重移動して力強く腕を振る左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球が持ち味です。
ややアーム式の投法ですので、もっと胸を張って肘を前に出すイメージで投げられれば、反発力が生きてバランスが良くなると思います。

田中琉右那 8回〜9回途中
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
パワーロスの少ないフォームで、筋力アップが球威アップに直結するタイプだと思います。
野手背番号ですが、投手センスの高さがうかがえました。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
打てるボールは積極的に振りにいくストロングスタイル。
安打は頻繁に出て相手を数で上回りましたが、ボールの見極めがいまひとつで、当たり損ねの凡打も非常に目立ちました。
昨日の一関学院と同様、結果オーライのバッティングでは好結果はなかなか続くものではないと思います。

・守備
概ねよく守りましたが、送球がやや緩慢なのは要修正でしょう。

posted by ティト at 19:14| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月1日 高校野球観戦記 その1

9月1日

秋の高校野球盛岡地区予選 県営球場第1試合
盛岡中央 7−0 盛岡商 (8回コールド)

相手のミスにつけ込んて加点した盛岡中央が、ガッチリと守って完封勝利をつかみました。

<盛岡中央>
・投手
石澤優馬 1回〜4回
大きく振りかぶり、スムーズに体重移動しながら鋭く腕を振る左スリークォーター。
糸を引くような伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポよく投げ込みます。
肘と手首が柔らかそうで、球持ちが良くスナップがしっかりと効いているので、打者の手元でグンと食い込んでくるボールを投げられるのが特長ですね。
力感がまだ不足していますが、今後が非常に楽しみな1年生です。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

高橋宜也 5回〜8回
常時セットポジションから、担ぐように振りかぶって爆発的に腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球主体にグイグイ押す本格派タイプです。
速球で追い込み、鋭く曲がり落ちる変化球で三振を狙う投球を得意としているようです。
胸をしっかりと張り、反発力を生かして投げられているのが好印象。
筋力が強そうで、身体能力の高さが一見してわかりました。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
相手のミスに乗じて得点しましたが、なかなか連打が出なかったり、走塁ミスがあったりで、いまひとつリズムに乗れなかった感じです。
それでも二桁安打で7点をもぎ取った底力は見事です。

・守備
問題なし。


<盛岡商>
・投手
新谷天馬 1回〜5回
ゆったりとした始動から、担ぐようにしっかりと振りかぶってから力強く腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で三振を取れるタイプですね。
機敏性と躍動感がまだ不足している感じですが、フォームバランスが良く、なかなかポテンシャルの高いサウスポーと見受けました。

久保柊平 6回〜8回途中
ゆったりとした始動から、しっかりとした上体の倒し込みとともにスムーズに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者にフルスイングさせない投球が持ち味です。
腕の振りがしなやかでフォロースルーがしていますので、速球は球速以上に伸びてくる感じですし、変化球のキレも素晴らしいですね。
機敏性をもっと意識して体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威はまだまだ増してくるでしょう。
野手の背番号ですが、けん制が素早く、投手としてのセンスの高さが目を引きました。

・打線
中盤までは安打が少なく、好機をなかなか作れない展開。
終盤の好機で併殺が2度あり、ホームが遠かった感じです。

・守備
もったいない悪送球で余計な点を与えてしまいました。
連携プレーでの悪送球やワイルドピッチ、フィルダースチョイスなどでもピンチを広げてしまいましたね。
全体的に大事に緩く送球しようとしてかえって乱れてしまっている感じです。
ビシッと投げる意識付けが必要だと感じました。

posted by ティト at 19:02| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月31日

8月31日 高校野球観戦記 その3

8月31日

秋の高校野球一関地区予選 東山球場第3試合
千厩 2−0 大東

テンポの良い投手戦。
千厩の本格派右腕千葉英太投手の好投が光りました。

<千厩>
・投手
千葉英太 先発完投
全身をしなやかに使うバランスの良いフォームから、スムーズに鋭く腕を振る右スリークォーター。
威力十分の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を量産する管理人期待の本格派です。
今日は力の加減を意識しているような投球で、ここぞで力を込める感覚を磨いているように見えました。
全てのボールを力いっぱい投げるのではなく、場面に応じて余力を残しておく投球術で、完投や連投にも対応できる投手に成長しつつあります。
学習能力の高い投手ですし、まだまだ進化できる投手でしょう。
体全体が鞭のようにしなる感じで、体動の勢いも反発力も効いている理想的なフォームだと思います。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

・打線
走者は頻繁に出すものの、なかなか連打が出ませんでした。
勝利は手にしましたが、強い当たりは少なかったように思います。

・守備
問題なし。


<大東>
・投手
鈴木叶 1回
大きく振りかぶり、全身を使って勢いよく腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
立ち上がりに制球を乱し、走者を溜めて大ピンチを迎えましたが、球威で押して1失点に凌ぎました。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

千葉慎也 2回〜7回
常時セットポジションから、担ぐように上体をやや捻ってから勢いよく腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球主体に落差のある変化球を交えて打たせて取る投球が持ち味のようです。
ストライク先行の投球で安定感がありましたね。
力感が増してくれば楽しみな1年生です。

千葉雄太 8回
ゆったりとした始動から、素早く体を回転させて鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
体に力がありそうですし、ポテンシャルの高さは見て取れました。
今後の成長が楽しみな1年生です。

・打線
なかなか走者を出すことができず、三振も多く取られてしまいました。
相手投手にプレッシャーを与えられないままイニングが進んでしまった感じでしょう。

・守備
イージーなトンネルや悪送球はありましたが、野手の動き自体は軽快でした。

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8月31日 高校野球観戦記 その2

8月31日

秋の高校野球一関地区予選 東山球場第2試合
一関学院 4−0 一関一

小刻みに得点を積み重ねた一関学院が、エースの好投と堅い守備で一関一の反撃を封じました。

<一関学院>
・投手
天笠葵 先発完投
ゆったりとした始動から、トルネード気味に上体を捻った後に鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
糸を引くような伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を投げ込みます。
時折サイド気味に腕を振るなど、打者に的を絞らせない投球を意識しているようでした。
常に低めにボールが集まるのは長所ですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
打てるボールはどんどん振っていくストロングスタイル。
これがチームカラーではありますが、やはり難しいボールを追いかけてしまうのが気になりました。
バットに当たりさえすればどうにかなるという結果オーライのようなバッティングでは、安定した得点能力は発揮できないと管理人は思います。

・守備
まさに素晴らしいの一言。
打球へ向かう瞬発力、柔らかいグラブタッチ、安定した送球の全てが備わっています。
秋の時点でこのレベルに仕上げてきていることに感服です。

小椋元太 二塁手
打球への反応の速さが出色。
安打だと思った当たりにも追いついています。
打球を最後まで見るグラブさばきと強肩も文句なし。
全国に出しても誇れる二塁手でしょう。

齋藤優乃 捕手
強肩とフットワークの軽さが光る好捕手です。


<一関一>
・投手
坂本寛太朗 1回〜6回
ゆったりと振りかぶった後、機敏な動作で鋭く腕を振る右上手。
しっかりと抑えの効いた速球とキレの良い変化球をテンポ良くグイグイ投げ込む本格派タイプです。
パワーロスの少ないバランスの良いフォームが特長ですが、前に見た時よりも躍動感が目減りしているのが気になりました。
球威で押すというよりは、変化球主体にバットの芯を外す投球を志向している感じですね。
速球も、フォーシームの綺麗な軌道ではなく、やや変化しているように見えますので、ツーシームをメインに投げているのかもしれません。
制球が良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。

佐藤大起 7回〜8回
常時セットポジションから、機敏に体重移動しながら鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す投球スタイルです。
フォームバランスが良く、制球も安定しています。
動作が機敏ですし、野球センスの高さは見て取れました。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

小岩優介 9回
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
1イニングのみの登板でじっくり見られませんでしたが、どんどんストライクを投げていて安定感がありました。
今後の進化が楽しみな1年生です。

・打線
安打を散発に封じられ、ホームが遠かった感じです。
パワーアップが課題でしょう。

・守備
問題なし。

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8月31日 高校野球観戦記 その1

8月31日

秋の高校野球一関地区予選 東山球場第1試合
一関修紅 3−1 一関高専

終盤までなかなか点が入らない展開から、3点を先制した一関修紅が、一関高専の最終回の反撃を最少失点に凌いで逃げ切りました。

<一関修紅>
・投手
熊谷駿 先発完投
ゆったりとした始動から、手首を体の後ろに隠すようにしてタメを作ってからしなやかに腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球主体にドロンとした緩い変化球を時折交えて打者のタイミングを外します。
走者が出るとクイックを意識してタメが効かなくなり、うまく腕を振れずに制球が乱れる傾向がありました。
体重移動と体動の勢いをもっと生かし、安定して良いボールを投げられるように微修正が必要だと思います。
肩関節が柔らかそうですし、全体的に柔軟性があるのは長所です。

・打線
盆フライが多く、なかなか安打が出ませんでした。
終盤にようやく安打がつながり、一挙に3点をもぎ取った集中力は見事です。

・守備
ミスからの走者は出さなかったものの、瞬発力をもっと意識してもらいたいなあと思いました。
素早く打球に体を寄せてビシッと送球する意識付けを養っていただきたいです。


<一関高専>
・投手
鈴木潤季 先発完投
常時セットポジションから、機敏に振りかぶって鋭く腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではないようですが、伸びのある速球主体に落差のある変化球を交えて打たせて取る投球を見せました。
下半身の体重移動が不足しているのが気になりますが、地肩は相当強いですね。
動作が機敏で野球センスの高さも見て取れました。

・打線
好機は何度もありましたが、もうひと押しができなかった感じです。
ここぞの長打や強い打球がなかったのが今後の課題となるでしょう。

・守備
イージーな捕球ミスがあったり送球がやや乱れる場面がありましたが、終盤まで点は許しませんでした。

posted by ティト at 18:42| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

盛大附属 甲子園3回戦

8月16日

夏の甲子園3回戦
鳴門 11−9 盛大附属


またもや激しい点の取り合いとなりましたが、あと一歩及ばず。
9回の怒涛の反撃は素晴らしかったです。

敗れた主因は、守備の乱れでしょう。
1回戦、2回戦ともに、県大会では考えられないようなミスが続いて大量点を献上していましたが、この試合も守備のミスから相手にビッグイニングを作られてしまった印象です。
特に、速い打球に対する出足の鋭さは他チームに見劣りしていました。
甲子園では、見本となる選手が大勢いたはずです。
そういう選手の動きを参考にし、技術を盗むことが新チームに必ずつながります。

投手陣は、余計な四死球を出してしまったことで、ピンチの連続を作ってしまいました。
あとは、あとアウト1つのところで粘りきれませんでしたね。
ただし、持てる球種を惜しみなく使っていましたし、余力を残さない力投は見せていたように思います。
県大会では、盛大附属投手陣を打ち崩すようなチームはなかなか見当たりませんでしたが、甲子園となると、簡単に打ち取れる打者の方がなかなか見当たりません。
甲子園レベルでは、もっと球威とコントロールを磨く必要があることを再確認しました。

打線は、3試合ともに本当に見事でした。
盛大附属打線は全国に通用すると言い続けてきた管理人ですが、それが証明されたようで嬉しいです。
負けたことは本当に悔しいですが・・・。
強く振ること。
強く振るためには高強度のウエートトレーニングで体をいじめ抜くこと。
盛大附属の現チームは、昨年の新チーム発足からこれらを最重視して練習に取り組んできたと聞いています。
従来の岩手のチームは、甲子園では他チームのスイングの力感に見劣りしてしまうことがほとんどでしたが、今年の盛大附属の迫力は、全国一と言ってもいいレベルだったと管理人は思っています。
細かい技術は、実戦の中で養われますし、短期間で向上可能ですが、フィジカルトレーニングを怠ってしまうと、取り返しのつかない差となって表れます。
盛大附属は、甲子園でここまで活躍するための準備をしっかりと整えてきたということでしょう。

全国制覇の夢は叶いませんでしたが、全国制覇への方向性が見えてきた今年の盛大附属の活躍でした。
盛大附属の選手の皆さん、胸を張って岩手に帰ってきてくださいね。
国体での活躍も期待していますよ。

posted by ティト at 19:14| 岩手 ☀| Comment(15) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

盛大附属 3回戦の相手

ベスト16に進出した盛大附属の3回戦の相手は、周知のとおり鳴門(徳島)と決まりました。

選抜優勝の智辯学園を破って勝ち上がっていますし、当たり前ではありますが、これまた難敵が相手ですね。
そしてまたまた寿命の縮まるような激しい試合展開になるかもしれません。
鳴門の映像を見ての印象は以下のとおりです。

チームのタイプ的には、2回戦で戦った創志学園に似ている感じです。
エースの河野竜生投手の安定感がまず目立ちますね。
河野投手は、重心を低く落として下半身でしっかりと体重移動しつつ鋭くコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
最速140km台中盤の速球と鋭く曲がり落ちる変化球を四隅に散らす投球が持ち味のようです。
映像では、速球とスライダー、スプリットのように落ちるツーシームのみ確認できました。
多彩な変化球を操るというタイプではないようですが、全ての球種の質が非常に高いです。
速球は糸を引くように伸びてくる球質ですし、クロスファイアー気味にベースをかすめてくる感じですね。
スライダーは、鋭く大きく曲がり落ちてきます。
最もやっかいなのは、右打者の外角に逃げるように落ちるスプリット気味のツーシームでしょう。
内角のクロスファイアーを意識して踏み込みが甘くなってしまうと、ツーシームはおそらく打てないと思います。
内角の厳しいコースはファールでいいので、甘く入ったコースをいかに確実に仕留められるかが最大のポイントです。
左打者の場合は、外角に逃げるスライダーの見極めが最も重要になってくるでしょう。

鳴門の打線は、盛大附属の打線と比べれば破壊力でやや見劣りする感じですが、センバツ優勝投手の村上頌樹投手から、ミスは絡めましたが5点を取っています。
少ない好機をしっかりとモノにする印象ですね。
投手陣は、とにかく余計な四死球を与えないこと。
守備では、今度こそ無失策を目指していただきたいです。
毎試合毎試合大量点を奪うのは困難ですし、ロースコアでも勝てるチームに成長できるかが全国制覇への最大の課題だと管理人は思っています。

とは言いつつも、どんな内容でも勝てばオッケーです(笑)。
夏は結局のところ、負ければ後の祭り、勝って反省できるかどうかです。

posted by ティト at 00:53| 岩手 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする