2017年07月06日

2017注目チームF

注目チーム紹介もいよいよ最終回です。
今回は複数のチームをまとめて紹介する形となります。


まず、今春ベスト8の宮古は、レベルの高い投手陣と、上位下位切れ目のない打線がしぶとく得点を積み重ねる勝負強いチームです。
箱石瑛己投手は、スムーズに担ぐように振りかぶってしなやかに腕を振り下ろす右上手。
最速130km台後半の伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
胸をしっかりと張って反発力を生かせるバランスの良いフォームが特長で、これからさらに進化が見込める逸材でしょう。
三浦悠太投手は、重心をしっかりと落としてスムーズに体重移動しながらコンパクトに腕を振る右上手。
球威で圧倒する感じではありませんが、キレの良い変化球の精度が良く、低めにしっかりと集められるのが強みです。
今春は、優勝チームの盛大附属打線にフルスイングをなかなか許しませんでしたし、非常に楽しみな2年生ですね。
打線は、しっかりと振り切る意識が各打者に浸透しています。
打ち損じや空振りを恐れない打線なので、連打がつながって大量点を奪う展開を狙えます。
箱石瑛己選手は、筋力を生かしたパワフルなスイングでからの長打力が魅力です。
走者を溜めた後のポイントゲッターとして期待大でしょう。
昆諒貴選手は、瞬発力があり、野手の間を抜く打球の速さが光ります。
やや目立つ守備のミスでの失点をどれだけ減らせるか、それが甲子園を狙ううえでのカギとなりそうです

同じく今春ベスト8の花巻南は、安定感のある投手陣が失点を最小限に抑えながらしぶとく接戦をモノにするチームスタイルです。
長根駿太投手は、右腕でバランス良くリードを取って綺麗に上体を倒し込みながらしなやかに腕を振り下ろす左上手。
速球主体にテンポよく打たせて取る投球が持ち味で、ボールにウエートをしっかりと乗せて投げるのが好印象の2年生です。
川村京輔投手は、担ぐように振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で圧倒する感じではありませんが、伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を投げ分けて打者に的を絞らせない投球を見せる2年生です。
藤原桐真投手は、常時セットポジションから、機敏に振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
手投げ傾向があるのは気になりますが、地肩が強く、最速130km台前半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
打線は、大物打ちがいない感じで長打力にはやや欠けますが、センター中心に弾き返す打撃で好機をモノにします。
守備は、春はキャッチミスが目立ち、余計な点を与えてしまったのが課題となりました。
小原快成遊撃手は、しなやかな足さばきで、打球への体の寄せが俊敏ですね。

一関学院は、投攻守でセンス抜群の選手を揃え、ポテンシャルの高さはピカイチでしょう。
千葉光投手は、ゆったりとした始動から、一球一球バランスを確かめながらスムーズに体重移動する右上手。
最速130km台後半の速球と緩急2種類の変化球を制球良く投げ込みます。
8割位の力でリラックスする投球を基本としつつ、要所で全力投球するメリハリのある投球術が持ち味ですね。
天笠葵投手は、トルネード気味に上体を捻った後に鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で圧倒するタイプではありませんが、糸を引くような伸びのある速球と緩急2種類の変化球をバランスよくミックスさせて打たせて取る安定感のある投球が光ります。
滝田丞投手は、上体をトルネード気味に捻った後に勢いよく腕を振り下ろす右上手。
最速130km台後半の速球主体にグイグイ押す投球を見せる本格派2年生です。
打線は、上位下位切れ目がなく、強い打球も多いですが、難しいボールを追いかけてしまう悪癖が解消されていないのが気になります。
小椋元太選手は、フォロースルーを効かせる振り抜くようなスイングで、長打を連発できる強打者です。
1年時から活躍している選手で、まさにチームの大黒柱でしょう。
千葉愛斗選手は、一冬越えて筋力が増し、スラッガーとしての才能が開花した感じですね。
センター中心に弾き返していた昨年と比べ、巻き込むように引っ張る強烈な打球が目立つようになっています。
夷塚郁斗選手は、リストの強さを生かして広角に強い打球を放つ確実性の高さを発揮しています。
斎藤優乃選手は、内野の頭を越す安打が多く、ミートセンスに優れています。
守備は、内外野ともに穴がなく、県内屈指の抜群の安定感を誇ります。
斎藤優乃捕手は、フットワークが軽快な動ける捕手で、走者の盗塁意欲を削ぐ素早い送球も際立ちます。
昨年から正捕手で経験豊富ですし、広い視野で指示も的確ですね。
夷塚郁斗遊撃手は、瞬発力があって打球への反応が速く、抜群の守備範囲の広さを誇ります。
グラブタッチが柔らかく、球際に強いのも特長です。
不利な体勢からでもビシッと送球できる体の芯の強さもありますね。
小椋元太二塁手は、素早いフットワーク、球際の強さ、送球の鋭さの全てを兼ね備えています。
春は出番が少なかった印象ですが、県内屈指の野手といっても過言ではないでしょう。
千葉愛斗三塁手は、素早くダッシュして素早く送球できる瞬発力に優れています。


他にも楽しみなチームはたくさんあり、ポテンシャル十分の大型投手が失点を抑えて待球戦法で得点をもぎ取る盛岡三、多彩な投手陣と強力打線で総合力の高い専大北上、厚い選手層で投打ともに戦力急上昇中の盛岡中央、今大会屈指の本格派右腕を擁する千厩、タイプの異なる投手陣と軽快な野手陣の花巻農、絶対的エースと機動力野球の高田、好投手を複数擁して打線も活発な一関一、管理人注目の本格派投手を擁して打線も力強い久慈工、失点を計算できる投手陣と力強く振り切る打線の宮古商、投打にポテンシャルの高い選手を揃える釜石商工、機敏でセンスの良い選手を揃えて層の厚い盛岡市立、フルスイングの強力打線が特長の一関工、本格派左腕と活発な打線の金ケ崎など、シード校を脅かす力は十分持っています。
また、多彩な投手陣と思いきり良く振ってくる打線を持つ水沢工、絶対的なエースとフルスイングの打線が光る今春センバツ出場チームの不来方、好投手2枚看板が注目の伊保内、経験豊富なバッテリーに期待大の大野、安定感のある投手陣と取られたら取り返す打線の花北青雲、投打に潜在能力の高い2年生が揃う水沢、投攻守に総合力の高い黒沢尻北、昨春センバツを経験して勝負強い釜石、安定感のある投手陣と粘り強い打線の福岡、好打者揃いの黒沢尻北、投打にポテンシャルが高く伸び盛りの大船渡、上位下位切れ目のない打線で得点能力の高い水沢一、本格派2年生エースを擁する盛岡工、安定感のあるエースと手堅く点を積み重ねる打線の平舘、多彩な投手陣で連戦や継投に強さを発揮する盛岡一など、要チェックのチーム目白押しです。

まだまだ取り上げるべき好チームはあるかと思われますが、管理人の情報不足もあり、ここで打ち止めとさせていただきます。
皆さんおすすめのチームがありましたら、是非教えてください。


前々から少しずつ準備はしているのですが、注目チーム紹介と注目選手のリストアップは、毎年大会前ギリギリセーフの状態です。
注目チームシリーズは、単体で10チーム以上取り上げる予定はあったものの、今年は6チームの紹介となりました。
もっと多くのチームを取り上げたい気持ちはありますが、なにぶん、時間的にいっぱいいっぱいなもので・・・。
ここ数年、夏の県大会開幕日が早まっていますので、この時期のブログ更新は大忙しです。
諸々の管理人の事情を斟酌していただき、何卒ご了承願います。

なにはともあれ、あとは注目選手情報を仕上げるのみ。
夏の大会開幕前になんとか間に合わせるように頑張ります。

posted by ティト at 17:34| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

2016注目チームE

第6回目は盛岡四。


盛岡四は、今春ベスト8でシード獲得。
夏へ向けて投打ともに潜在能力のある好選手が成長しており、大きなレベルアップを見込める注目チームです。

投手陣は、失点を計算できる投手を複数擁する布陣です。
田中琉右那投手は、ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつしなやかに腕を振る右上手。
最速140kmの速球と落差のある変化球で三振を取れる本格派タイプです。
一冬越えて大幅に筋力を増し、投手としての才能も大きく開花した印象で、今春までは無名ながら、今夏の注目投手の1人となるでしょう。
馬場竣介投手は、全身をバランスよく使い、スムーズに体重移動しつつ担ぐように振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
最速130km台の伸びのある速球と多彩な変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味です。
フォームバランスが良く、ボールにウエートをしっかりと乗せて投げているのが好印象ですね。
佐藤頼人投手は、背筋をピンと伸ばして担ぐように振りかぶった後にしなやかに腕を振り下ろす右上手。
球威で圧倒するタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球をコントロール良く投げ分け、大崩れしない安定感が光ります。
さらに、右横手で緩急自在の投球が持ち味の須川皓輝投手、勢いよく腕を振る左上手の下上拓也投手などもおり、連戦に不安を感じさせないのが強みでしょう。

打線は、難しいボールを追いかけてしまう雑な打撃が見られるのが課題ですが、力のある打者が揃います。
小田中佳文選手は、ボールを捕えるタイミングが抜群に良く、力の入るポイントで綺麗に体が回転します。
田中琉右那選手は、力感十分のスイングからの長打力が持ち味。
好機で力んでしまう部分を改善できれば、ポイントゲッターとして非常に楽しみです。
山崎龍弥選手は、広角に打ち分けるミートセンスに優れ、長打力も併せ持つ攻撃的2番打者。
塁に出れば俊足でかき回すチャンスメーカーの役割も担います。
千田智選手は、瞬発力に優れたトップバッターで、リストの強さを生かして逆方向への強い打球を放てるのが特長ですね。
俊足を生かしての内野安打も多い印象です。
全体的に、甘いコースを踏み込んでしっかりと振り切れれば勝ちパターンで、難しいボールを追いかけて淡泊にイニングが進んでしまうのが負けパターンというわかりやすい試合展開になりがちなので、夏へ向けて選球眼を磨けるかが最優先課題となるでしょう。

守備は、細かいミスが連鎖する傾向があるのが気になりますが、軽快に動ける選手が揃っています。
小田中佳文遊撃手は、打球への反応が速く、素早く打球に体を寄せてビシッと送球する一連の動作が非常にスムーズです。
瞬発力があって野球センスの高さが一見してわかる好選手ですね。
山崎龍弥三塁手は、強い打球にしっかりと対応できますし、緩い打球へのダッシュも素早いです。
千田智中堅手は、守備範囲が抜群に広く、長打性の当たりをアウトにする場面も多い感じです。
全身をいっぱいに使う送球の強さも光っています。

盛岡四は、ベスト4やベスト8に頻繁に進出するチームという印象で、夏にはしっかりと仕上げてくるチームです。
容易には思い通りにならないあと一歩を、今年は突破できる能力が十分にあるとみています。


次回は最終回。
複数のチームをまとめて紹介する形といたします。
※夏の県大会開幕が近づいて時間の猶予がなく、例年より個別チーム紹介が少なくなってしまうことをご容赦ください。

posted by ティト at 22:49| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月1日 社会人野球観戦記

7月1日

社会人野球クラブ選手権岩手予選準々決勝 江刺球場第2試合
盛友クラブ 5−4 前沢野球倶楽部 (9回サヨナラ)

終盤までもつれる接戦。
9回裏、二死無走者からの連打で盛友クラブがサヨナラ勝利をつかみました。

<盛友クラブ>
・投手
酒井翔夢 1回〜5回途中
ゆったりとした始動から、重心がブレないように上手く担ぐように肩を回してコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
余計な四球を出してしまうのが気になりましたが、ピンチであと1本を許さない粘りは発揮できていたように思います。

小山哲朗 5回途中〜9回
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつコンパクトかつしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を低めに集めて打者にフルスイングさせない投球を見せました。
下半身の体重移動が効いていますし、上体もしっかりと回転しているバランスの良いフォームですね。
マウンド経験豊富で研究熱心なベテラン投手です。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
初回に幸先よく3点を先制しましたが、その後は走者を出しても連打が出ない展開が続きました。
最終回の中軸の連打は見事です。

・守備
要所でゲッツーを取れたのが非常に大きかったですね。
ワイルドピッチと悪送球の連鎖で余計な点を与えてしまったのは反省材料でしょう。


<前沢野球俱楽部>
・投手
蔦郁弥 先発完投
常時セットポジションから、担ぐように素早く振りかぶってから鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打たせて取る投球を見せました。
初回に連打で失点しましたが、尻上がりにボールがコーナーに決まり、全体的にはナイスピッチングだったと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好機はありましたが、あと1本を封じられました。
9回に連打で同展に追い付いた後、もうひと押しできなかったことが勝敗の分かれ目だったように思います。

・守備
イージーな捕球ミスはありましたが、概ね問題なし。

posted by ティト at 22:41| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月30日

2017注目チームD

第5回目は黒沢尻工。


黒沢尻工は、今春ベスト8でシード獲得。
春は思わぬ大量失点などで課題が見えましたが、潜在能力の高い好選手が揃い、久しぶりの甲子園を狙います。

投手陣は、ポテンシャル十分の本格派2枚を擁します。
岩崎颯人投手は、ピンと背筋が伸びた美しい佇まいから、上体の倒し込みとともにしなやかかつ力強く腕を振り下ろす右上手。
最速140km台の速球主体にぐいぐい押す正統派の本格派右腕ですね。
8割位の力での完投能力向上を目指して試行錯誤中で、春は打ちこまれる場面がありましたが、本来の躍動感を生かしながらの力の加減方法を身につけられれば、もう1段階進化できる逸材です。
菅原大夢投手は、ゆったりとした始動から、コンパクトに腕を振ってテンポ良く投げる右上手。
最速130km台中盤の速球と落差のある変化球とのコンビネーションが持ち味です。
本職は野手ですが、スナップがかなり強そうで、今後の成長が楽しみな2年生です。
上記2投手に加え、戸来大輔投手、長山優大投手などの有望な2年生も控え、連戦を乗り切れる投手力は備えています。

打線は、選球眼が良く、際どいコースは見極めて甘いコースを狙い打つ意識が浸透している印象です。
リードされてからも終盤に大量点を奪って逆転するなど、底力は十分と見ます。
菅原大夢選手は、ボールを待つ姿勢が良く、相手投手の動きにシンクロして抜群のタイミングでボールを捕えられる打撃センスの持ち主です。
動体視力が優れている感じで、容易には空振りしない確実性が光ります。
パワーが増せば非常に楽しみな2年生です。
石塚綜一郎選手は、恵まれた体格からの力強いスイングが際立つスラッガータイプ。
1年生とは思えないパワーの持ち主ですし、今後の岩手を代表する選手に成長する予感十分です。
高橋叶夢選手は、俊足巧打のトップバッタータイプで、鋭くコンパクトにボールを捕らえられる瞬発力に優れています。
これまた楽しみな1年生ですね。
古川凌選手は、リストの強さを生かした一発を期待できる2年生です。

守備は、時折ミスで失点する場面はあるものの、全体的に内外野ともに穴がなく、センスの良い選手が揃います。
菅原大夢遊撃手は、無駄のない足さばきと柔らかいグラブタッチで、難しい打球を難なくさばく安定感が光ります。
投げて打って走って守れる素晴らしい野球センスの持ち主ですね。
八重樫祐介二塁手は、瞬発力を生かした守備範囲の広さと球際の強さで、がっちり堅実に守ります。
高橋郁人捕手は、強肩とフットワークの軽快さが魅力で、投手の得意球を生かすリードスタイルです。
高橋叶夢中堅手は、瞬発力を生かした守備範囲の広さが際立つ1年生です。

今春、厳しい接戦をモノにしてシードを獲得した自信が糧となり、選手個々のポテンシャルが大きく開花しつつあります。
じわじわとレベルアップしている黒沢尻工が、夏にはついに頂点を射止める可能性は十分あるとみます。


次回は盛岡四。

posted by ティト at 03:06| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月28日

第99回全国高等学校野球選手権岩手大会 組み合わせ

夏の高校野球県大会の組み合わせが決まりました。
各チームとも、この大会で優勝するために血のにじむような練習を乗り越えていると思います。
岩手球児の集大成の夏を身近で応援できることに感謝しながら、今年も球場へ足を運びたいです。

組み合わせ表は、下記画像をクリックしてご確認くださいませ。

2017夏 県大会.pngクリックで拡大

posted by ティト at 02:16| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017注目チームC

第4回目は花巻東。


花巻東は、昨秋3位で今春4位。
昨年の新チーム結成から今春まで、いまひとつ圧倒的な力強さを見せていないのが気になるところですが、毎年のように優勝争いに絡み、上位大会でも常に勝ち進む印象の強い、岩手を代表する強豪チームと言えるでしょう。

投手陣は、様々なタイプの投手を揃え、多士済々の陣容です。
継投試合が多い印象で、相手打線の傾向を見ながら早め早めに投手をつぎ込みます。
佐藤眞生投手は、上体をやや捻ってタメを作った後に、力強く腕を振って最速140kmの速球と緩急2種類の変化球を駆使して三振を取れる右スリークォーター。
一冬越えて体の厚みが増してパワーアップがうかがえ、8割位の力で力のあるボールを投げられるようになっています。
もう1段階躍動感をアップできれば、球威がさらに増すでしょう。
田中大樹投手は、体の開きを抑えるように上体を後方に捻ってからしなやかに腕を振る左スリークォーター。
糸を引くような最速130km台の速球と横滑りする変化球が武器の2年生です。
昨年と比べて制球力が大幅に増し、四隅にボールを散らしてバットの芯を外す投球術が身に着いてきました。
本来の機敏性を生かす投球を取り入れられれば非常に有望な投手だと思います。
川村勇司投手は、常時セットポジションから、上体を捻ってタメを作った後に鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
最速130km台後半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球を四隅に投げ分けます。
今春の登板はありませんでしたが、夏の連戦を勝ち抜くために必要な投手だと思います。
さらに、立花涼馬投手、浦島春樹投手、平山涼太投手、伊藤翼投手など、好投手が複数控える布陣で、ベンチ入りへの競争は激しそうですね。

打線は、例年の機動力偏重スタイルから、打ち勝つスタイルへとモデルチェンジしようとしている感じですが、安定して大量点を取れる迫力を醸し出すまでには至っていないという印象です。
相手のミスを逃さずに貪欲に先の塁を狙う走塁は全国屈指のレベルですが、長打で一挙大量点を狙える打線に成長できるかどうか、その真価を問われる夏になると管理人は思います。
中塚悠樹選手は、腰のすわった重厚なスイングからの長打力が光ります。
スラッガーとしての素質が開花しつつあり、ポイントゲッターとしての期待大ですね。
瀬川竜平選手は、俊足強打のリードオフマンで、チームの得点の起点となる選手です。
コースに逆らわずに広角に強い打球を打てる順応性があり、外野の間を抜く鋭い打球が際立ちます。
山口澪也選手は、腕力が相当強く、巻き込むタイミングでボールを捕らえれば、軽々とホームランを放てる強打者タイプです。
紺野留斗選手は、伸び盛りの2年生で、瞬発力を生かしたスイングスピードの速さが魅力ですね。
白根大輔選手は、大柄な体格からの重厚なスイングで、芯を少々外してもヒットゾーンへ運ぶ押しの強さが特長。
好不調の波があるのが課題ながら、ここぞの場面で一発長打が期待できます。
全体的に、今年はじっくりとボールを見極めるというよりは、積極的に打っていく選手が多いようです。

守備は、全体的に軽快さ抜群で、県内トップレベルの実力はあると思います。
多くの選手が複数のポジションを守れるようですので、様々な不測の事態にも備えられるのが強みですし、各選手がそれぞれ順応性の高さも見せています。
山口澪也捕手は、ずば抜けた強肩と力強いキャッチングが際立ち、正統派・本格派の捕手と呼べるような素晴らしい選手でしょう。
もう少し動作の機敏性を意識できれば、プロを狙える潜在能力があるのではないかなあと管理人は期待しています。
谷直哉遊撃手は、打球への反応の速さと機敏なフットワークで、広範囲に難なく打球をさばきます。
すばしっこい牛若丸タイプの2年生ですね。
瀬川竜平中堅手は、俊足を生かした抜群の守備範囲の広さを誇り、強肩を生かした鋭い送球も光るセンス抜群の外野手です。
佐藤眞生三塁手は、本職は投手ながら、鋭い出足と力強い送球の安定感を発揮し、野手としての才能も煌めきます。

近年、隔年で甲子園に出場し、そのたびに上位進出する花巻東ですが、目標は上位ではなく、あくまで全国制覇とのこと。
そのための試行錯誤は感じさせますが、まだまだ成長途上です。
全国制覇の匂いを感じさせるほどの実力を身につけ、戦国岩手を制することができるのか注目です。


次回は黒沢尻工。

posted by ティト at 02:05| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

2017注目チームB

第3回目は大船渡東。


大船渡東は、今春ベスト3位でシード獲得。
昨秋の県大会で、センバツに出場した盛大附属を追い詰めながら逆転負けした悔しさから這い上がり、今春は甲子園常連の花巻東を3位決定戦で破るなど、大きくレベルアップを続ける注目チームです。

投手陣は、本格派と技巧派の2枚で相手打線を封じます。
岩崎大夢投手は、重心をグッと落として担ぐように振りかぶってからコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
最速130km台の速球と緩急2種類の変化球を低めにテンポよく投げ込みます。
ストンと落ちる変化球が非常に有効で、これがコーナーに決まると打者はなかなかフルスイングできませんし、変化球を待っていると速球がズバッと決まるので、なかなか的を絞りづらいでしょう。
佐藤飛勇投手は、重心を落として体の回転を利用しながら投げる右下手。
球威で押すタイプではないものの、下手投げ特有の伸びる速球と横滑りする変化球で、打者の体勢を崩すクレバーな投球を展開します。
投手層は厚くはないものの、失点を計算できる2枚看板がいるのは心強いでしょう。

打線は、各打者とも中途半端なスイングではなく、しっかりと振り切るスタイルが浸透しています。
今春は、点を取られた後にすぐに取り返すメンタルの強さが光りました。
佐藤啓太選手は、思い切りが非常に良く、ヤマを張る勘の良さも発揮してここぞの長打を期待できます。
野々村和樹選手は、俊足でミートセンス抜群のトップバッターで、チームの得点の起点を担うキーマンです。
岩城大夢選手は、投手が本職なので9番打者の配置ですが、スイングに力感があって打球が速く、相手投手から見て怖いバッターでしょう。
尾崎龍選手は、リストが強く、芯を外しても内野の頭を越す打球を放てる押しの強さが魅力です。

守備は、春は非常に安定していたと思いますし、それが接戦を制する勝負強さにつながっていました。
尾崎龍捕手は、フットワークが機敏でかつ動作が軽快で、素早くビシッと送球して盗塁を封じます。
変化球を意識させながら要所でズバッと速球を要求する大胆なリードも素晴らしいと思います。
野々村和樹三塁手は、出足が鋭く、弱いゴロを俊敏にさばくスピーディなプレーが長所です。
佐藤啓太遊撃手は、深めの守備位置からの素早いダッシュ、打球に飛びつく瞬発力に優れていますね。

昨秋は盛大附属とがっぷり四つの試合を展開し、今年は花巻東に逆転勝利をおさめるなど、いわゆる強豪私立相手でも臆せず実力を発揮できるメンタルの強さがこのチームの最大の強みだと管理人は思っています。
野球は、パワーと技術が7割・メンタルが2割・球運が1割で勝敗が出るものだと管理人は思っています。
1試合を通してどれだけ集中力を発揮できるか、そしてどれだけ勝利への執着心を持っているのか、これが僅差の戦いを制する究極のポイントです。
甲子園の夢を叶えるため、勝利への執念を剥き出しにした選手達が、今夏を駆け抜けていくことは間違いないでしょう。


次回は花巻東。

posted by ティト at 01:51| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

2017注目チームA

第2回目は久慈。


久慈は、今春準優勝で第2シード獲得。
地区予選での敗者復活から短期間で大きく進化し、優勝を狙える位置へチーム力を高めています。

投手陣は、左右2枚看板で勝負することとなりそうです。
宇部堅人投手は、全身をいっぱいに使うフォームから、鋭くコンパクトに腕を振る左上手。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くように伸びのある速球と落差のある変化球で打者に的を絞らせない投球が持ち味です。
制球が良く、失点を計算できるのが強みでしょう。
高柳涼投手は、大きく振りかぶり、重心を落としつつスムーズに体重移動しながら勢いよく腕を振る右スリークォーター。
最速130km台中盤の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
ボールの勢いで打者を抑え込む投球が持ち味ですが、春は制球が甘く打ちこまれる場面がありました。

打線は、大物打ちはいない感じですが、どういうタイプの投手にも対応して安打を積み重ねられる適応能力の高さが持ち味です。
上向譲司選手は、俊足巧打で出塁率の高さが光ります。
瞬発力があって野球センスの高さを発揮する2年生です。
高柳涼選手は、筋力の強さを生かした力強いスイングが持ち味で、好機でのポイントゲッターとしての期待を担います。
中野友歌選手は、力強く体を回転させてのフルスイングが小気味よい2年生です。
北村知輝選手は、ミートセンスが良く、内野の間を鋭く抜く確実性の高さが魅力で、塁に出れば俊足で相手にプレッシャーをかけられます。
上位打線の信頼性が高い感じですので、下位打線がつながると、大量点の必勝パターンに持ち込める打線ですね。

守備は、時折のイージーミスが気になりますが、春は全体的に堅実さを見せました。
宇名澤裕真捕手は、機敏なフットワークが持ち味の動ける捕手で、相手打線の反応に合わせて最適な球種を選択できる柔軟性のあるリードでも投手陣を引っ張ります。
北村知輝遊撃手は、すばっしこい牛若丸タイプで、広範囲の打球をさばいて投手を助けます。
高柳涼中堅手は、強肩を生かした送球の力強さが目を引きます。
基本的に、アウトにできる打球を確実にアウトにするシンプルな守備意識がうかがえ、ミスを連発しての一挙大量失点は考えづらいのが強みだと言えるでしょう。

久慈は、大差で勝つ試合は少ないものの、勝機を確実につかむ勝負強さで第2シードをつかみ取りました。
春を上回る成績は優勝だけ。
夏に究極の勝負強さを発揮できるか注目です。


次回は大船渡東。

posted by ティト at 23:53| 岩手 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

2017注目チーム@

夏の県大会までまだ間がありますので、例年同様、注目チームの紹介などをやってみたいと思います。
情報不足もあり、完成度に自信はありませんが、ご了承のうえでご覧いただければ幸いです。


第1回目は盛大附属。


盛大附属は、昨夏、昨秋及び今春優勝で3季連続県大会制覇。
大量失点してしまう試合があるのが気になるものの、投打ともに潜在能力は非常に高く、文句なしの優勝候補本命として夏を迎えます。

投手陣は、経験豊富かつ成長著しい逸材が揃います。
三浦瑞樹投手は、上体の倒し込みを生かすバランスの良いフォームから、最速140km台の速球と多彩な変化球で三振を取れる本格派左腕です。
昨年から甲子園で活躍している実績十分の投手ですし、球威及び変化球の精度も向上しており、着実に進化もしています。
ストライク先行でリズム良く投げられれば、容易には攻略できない投手でしょう。
平松投手は、全身を使うダイナミックな体動から、最速140km台後半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派右腕。
変化球投球時にも思い切り腕を振れるのが長所で、要所で三振を量産できるのが強みですね。
怪我により今春の登板はありませんでしたが、夏はこの投手の活躍がチームにとって不可欠でしょう。
臼井春貴投手は、筋力の強さを生かして爆発的に腕を振る右上手。
最速140km台後半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球でグイグイ押す本格派です。
今春は不調で打ちこまれる試合がありましたが、潜在能力は非常に高く、躍進が大いに見込める逸材です。
吉田颯投手は、大きく振りかぶって力強く腕を振る右上手。
最速140kmの速球と鋭く落ちる変化球で押す本格派右腕です。
松本跳馬投手は、上体を後方に捻ってからスムーズに腕を振り下ろす柔軟性のあるフォームが特長の左上手。
球威で押すタイプではないものの、今後のパワーアップが楽しみな2年生です。
また、甲子園で登板した左スリークォーターの鈴木麻生投手、左上手の森坂裕太投手などの好投手もおり、連戦を乗り切れる投手力は備えている印象です。
ベンチ入りへの競争も激しそうですね。

打線は、全国でも通用するであろう破壊力を持つ強力打線を作り上げてきました。
外野の間や頭を越す長打が頻繁に飛び出しますし、2アウトからでも1本2本で点を取れるのが強みですね。
なおかつ俊足の選手が揃い、各選手の先の塁を狙う意識の高さが目立っています。
また、選球眼の良さも際立ち、粘った後の四球から得点につなげるいやらしさも備えています。
植田拓選手は、ずば抜けた瞬発力を生かしたスイングスピードの速さが際立つ強打者。
甲子園でのホームランも印象深く、他チームから徹底マークされる存在かと思います。
打ちたい気持ちを抑えて四球を選びつつ好球必打に徹せられれば、投手としてはお手上げでしょう。
比嘉賢伸選手は、昨年と比べて筋力を大幅に増し、ホームランを量産できる強打者に成長しています。
林一樹選手は、ミートセンスに優れ、しっかりと踏み込んで長打も放てる攻撃型2番打者として、ポイントゲッターとチャンスメーカーの役割を担います。
松田夏生選手は、腕力の強さを生かしてパワフルに振り切って長打を放つ強打者です。
大里昂生選手は、広角に打ち分けるミートセンスに加え、甘いコースはスタンドに持っていくパワーも備えています。
須藤颯選手は、一冬越えて筋力が大きく増し、長打を連発できる主砲として成長しています。
今年の盛大附属は、上位下位にかかわらず長打が飛び出す打線で、一挙大量得点を狙えるのが特長です。

守備は、全体的に軽快で、欠点がないように見えますが、試合になるとミスを連発してしまうなど、メンタルにやや課題を残します。
比嘉賢伸遊撃手は、無駄のない足さばきで打球に体を寄せ、鋭く体を回転させてビシッと送球します。
松田夏生捕手は、キャッチングが安定し、要所で変化球を振らせて三振を狙う強気のリードが持ち味です。
送球精度が向上しているのも好印象。
植田拓中堅手は、瞬発力があり、最短距離で打球へ到達する守備センスが光ります。
機敏な送球も魅力ですね。

今春のセンバツでは、大量点で勝ちきる力強さを発揮し、全国レベルの迫力を十分に見せつけました。
さらに安定して勝ち進むための課題は、失点をいかに抑えるかでしょう。
全国制覇を公言して進化を続けるチームであり、それを狙う資格も十分とみます。


次回は久慈。

posted by ティト at 00:54| 岩手 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

5月22日 高校野球観戦記 その2

5月22日

春の高校野球県大会準々決勝 大平球場第2試合
盛大附属 13−11 宮古

終盤までもつれる壮絶な打撃戦。
盛大附属が先制した後に宮古が逆転し、さらにリードを広げて主導権を握りましたが、終盤に盛大附属の強力打線が炸裂。
ホームラン攻勢で一挙に逆転してさらに点差を広げ、9回の宮古の追い上げをどうにか凌いで逃げ切りました。
なかなか見られないようなシーソーゲームで、大興奮の管理人でした。

<盛大附属>
・投手
吉田颯 1回〜4回途中、7回
ゆったりとした始動から、大きく振りかぶって力強く腕をる右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
スナップスローのような感じでも力のあるボールを投げていますし、リストの強さは光りましたが、肘のしなりが不十分で、手投げ気味になってしまうのが気になりましたし、左足を踏み出した時に体動の勢いが滞ってしまうのも気になりました。
もっと胸を張ってから肘を先に前に出す感覚を会得することと、右足の蹴りをもっと生かすことができれば、大幅に進化できる逸材だと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

松本跳馬 4回途中〜6回
ゆったりとした始動から、上体を後方にひねって弓を解き放つようなイメージで腕を振り下ろす左上手。
球威で圧倒する感じではありませんが、糸を引くような伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。
昨年よりも上体の倒し込みを生かせるようになり、ボールにウエートを乗せる意識がうかがえました。
あとは単純に投球動作をもっとスピードアップさせ、体動の勢いで球威アップを目指してもらいたいと思います。
資質の高さは一見してわかる2年生です。

三浦瑞樹 8回
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みを生かしながら力強く腕を振り下ろす左上手。
威力のある速球と多彩な変化球で三振を取れる本格派タイプです。
球場で生で見るのは久しぶりですが、本当に素晴らしい投手に成長しましたね。
昨年と比べて速球がグンと伸びていますので、打者目線でその速球を待っていると変化球に手が出ませんし、変化球を警戒すると速球がズバッと決まってこれまた手が出なくなる感じなので、連打を浴びせるのが困難な投手だと思います。
順調に仕上がっているようで嬉しくなりました。
速球の球速は、目測で最速140km台前半。

臼井春貴 9回
ゆったりとした始動から、重心を低く落としつつ、担ぐように振りかぶって力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球主体に押す投球を見せました。
管理人か特に期待している本格派ですが、昨秋と比べ、躍動感が目減りしていますし、期待通りに球威がアップしていないことに不満を感じてしまいました。
スナップは効いているのですが、下半身の体重移動が生きておらず、ボールにウエートが乗っていないのが非常に気になりました。
持ち前の筋力を生かして力のあるボールは投げられますが、さらなる球威アップを求めるには、体動の勢いをボールに乗せる意識が必要でしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

・打線
中盤まで変化球を当てに行ってしまい、盛大附属の代名詞である豪快なフルスイングがなかなか見られませんでした。
合わせた打球でも外野深くまで持っていく場面はありましたが、火の出るような強烈な打球は少なかったように思います。
しかし、7回に反撃の狼煙となるソロホームランが出た後はそれまでのもやもやした展開が一変。
次々とホームランが飛び出し、あっという間に逆転して大量得点となりました。
変化球を大振りしてはいけないとはよく言われることですが、やはり当てるだけの打撃では得点につながりません。
終盤はフルスイングからのホームラン連発でしたし、迫力満点の攻撃力を見せつけましたね。
打ち損じることがあるとしても、振り切ることが現代野球では大事なのかなあと実感した管理人です。

吉田颯 右投右打
低めの変化球を思いっきり引っ張って弾丸ライナーでレフトスタンドへ運びました。
このホームランから流れが変わって一挙逆転となりましたので、本当に起死回生のホームランでしたね。

比嘉賢伸 右投左打
2ストライクに追い込まれながら、速球を自然に巻き込んでライトスタンドポール際場外へ逆転3ランホームランを放ちました。
また、次の打席では高めの速球を振り切ってライトスタンドへ2ランホームランも放ちました。

植田拓 右投右打
打った瞬間にホームランとわかるレフトスタンド場外へ消える超特大のホームランを放ちました。
あまりに強烈な打球でしたので、管理人は打球を一瞬見失ってしまいました。
この選手は、スイングスピードがずば抜けて速く、ホームランの打ち損じが安打になるような感じですので、投手目線で手のつけられない強打者だろうと思います。
打ち損じでアウトになることを祈るしかないとさえ思えるレベルに達しつつありますね。

林一樹 右投左打
低めの速球をうまく拾ってライトスタンドへのホームラン。
細身ですが、ミートセンスに加えて長打力を併せ持っていますね。

・守備
シートノックでは全国レベルの強豪の雰囲気を醸し出す軽快さを見せていましたが、肝心の試合では、比較的イージーな捕球ミスや焦る必要のない場面での悪送球など、もったいないミスを連発して一挙大量失点を喫してしまいました。
ホームでアウトにできるタイミングでもファーストに送球するなど、1点を大事にする意識が欠けていたこともその後の大量失点につながったのかなあと思います。
バント後のカバーに入らずにアウトにできなかったりと、センバツベスト8チームらしからぬイージーミスでピンチの連続となったのは今後の大きな反省材料でしょう。
選手の動きの軽快さ自体は問題ないので、次に起こりうるプレーをしっかりとイメージしながら的確に取捨選択できるよう、視野を広く持つ意識をこれからの練習で養っていただきたいと思います。


<宮古>
・投手
三浦悠人 1回〜7回途中
常時セットポジションから、重心をしっかりと落としてスムーズに体重移動しながらコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球を低目に集める丹念な投球を見せました。
キレの良い変化球の精度が良く、打者にフルスイングを容易には許しませんでした。
それでも点を取られたのは、全国レベルの相手打線の底力だろうと思います。
変化球をコーナーに散らしてストライクを取れるのが好投手の条件の1つですし、安定感抜群の楽しみな2年生ですね。

芳賀優太 7回
機敏に投球動作に入り、素早く振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす左上手。
あまりじっくりとは見られませんでしたが、糸を引くような伸びのある速球と落差のある変化球を投げていました。

箱石瑛已 8回
ゆったりとした始動から、スムーズに担ぐように振りかぶってしなやかに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
胸をしっかりと張って反発力を生かせていますし、欠点の少ないバランスの良いフォームだと思います。
さらにフォームの機敏性を追求していけば、球威の上積みはまだまだあるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
打ち損じても空振りしてもしっかりと振り切る意識が得点につながりました。
相手のミスで得た走者を着実にホームに返す効率の良さも発揮していましたね。
9回の粘りも見事で、全国トップレベルの強豪チームを相手に決して引けをとらない戦いぶりでした。
非常に悔しい逆転負けだと思いますが、夏へ向けて収穫はたっぷり得た試合でしょう。

・守備
序盤に緩慢なプレーで走者を先に進めてしまう場面はありましたが、要所では集中してズルズルとミスを連鎖させることは防ぎました。
勝ちパターンで試合を進めましたが、終盤のピンチで強い打球をさばけずに許してしまった失点が痛恨の逆転負けにつながってしまいました。

posted by ティト at 21:15| 岩手 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする