2018年08月11日

花巻東 甲子園初戦

8月9日

夏の甲子園1回戦 甲子園球場
下関国際 4−2 花巻東 (延長10回)


管理人は1日遅れのビデオ観戦でした。
いやあ、悔しい惜敗でした。
互角の接戦の中で、勝機をモノにできなかった感じでしょう。

先発の伊藤翼投手は、持ち味を発揮して大崩れせずに粘りました。
終盤にやや球威が落ち、相手打線に合わされてしまいましたが、甲子園での9回2失点・10回4失点は好投だと思います。
西舘勇陽投手も、今後に期待できるナイスリリーフでしたね。

打線は、なかなか連打が出ず、ビッグイニングを作れずじまいでした。
甲子園に出てくる好投手相手に大量点を奪うのは容易ではありませんが、2得点で勝利をつかむというのは厳しいものがあります。

守備は、全般的には安定感がありましたが、細かい部分でのミスが出てしまいました。
走者がホームを狙うと思わなかったのか、ホームへの送球が緩んでしまった場面がありましたし、アウトカウントを間違えたのか、ゲッツーを取れるプレーでなぜか送球しない場面がありました。
花巻東は、場面場面での声掛けが他チーム以上にしっかりしているチームですが、これが甲子園の想定外の緊張感なのでしょうか。


高校野球の最高レベルの大会で、他県の強豪と互角の好試合を演じた花巻東をまずもって称賛いたします。
そのうえで、今後のために一言二言。

県大会から見ていて、投手、打者ともに、下半身を使った体重移動が緩慢すぎる印象です。

まず投手ですが、投手陣全体が、蹴り足や踏み足よりも、上体の回転や肘のしなりを重要視していることがうかがえます。
なぜ、筋量の多い下半身をあまり利用せずに投げようとするのか、前々から疑問に思っていました。
理由をお分かりの方がいらっしゃいましたら、メールででも教えていただければ嬉しいです。
管理人的には、筋量の多い部分を利用して投げるのが合理的だと思っています。
下半身で体動の勢いを作り、上体の回転でさらに勢いを作ってから自然な腕の振りにつなげるのが良いと管理人は思っています。
下半身で体動の勢いを作らずに上体で踏ん張って投げるのは、車の運転で言えば、いきなりサード発進するようなもので(オートマ車しか運転したことがない方はイメージが湧かないかもしれませんが)、相当な負荷がかかりますから、スタミナを浪費するのも当然でしょう。
上体のひねりと肘のしなりで、球持ちが良く打ちづらいことは認めますが、相手打者の打ち損じを期待し続けるような投球にはやはり限界が見えてきます。

打者も、あまり踏み込まずに、体の回転で打とうとしていますね。
プロ野球選手の中には、体の回転力を主エネルギーにできる打者もいますが(今の大谷翔平選手はそういうタイプです)、ほとんどの高校生選手は、蹴り足を生かしてしっかりと踏み込んで勢いよく振らなければ、力強い打球を放つことはできません。
体の回転力を主エネルギーとする打撃を志向するのであれば、相当な筋力の裏付けがなければなりませんが、管理人が知る限り、正直言って、花巻東のウエートトレーニングの強度は不十分で、そのような打撃を志向するための下準備ができていないと言わざるをえません。
前記の投手の話と似た感じで、サード発進するようなバッティングですので、どうしても立ち遅れてしまいますし、無理に始動を早めると、当てるだけのバッティングになりがちです。

現代の甲子園で優勝するためには、ロースコアで1点差を制するような試合をし続けるのは難しいと思いますし、相手を圧倒できる底力を備えられるように準備しているチームが実際に優勝しています。
そういうチームを目指す中で、球運をモノにできるのだと管理人は思っています。

管理人がブログを始めてから、相当な年数が経っています。
いつまでもブログを続けることはできないので、管理人の目が黒いうちに県勢に全国制覇を成し遂げてもらいたいという焦りもあり、ちょっと厳しい投稿になってしまいました。
気分を悪くされた方もいらっしゃると思いますが、どうがご容赦くださいませ。

素晴らしい試合と、今後への課題も見えた今年の甲子園です。

花巻東の選手の皆さん、センバツも含め、全国の強豪相手に見事な戦いぶりでした。
ファンを熱狂させてくれたことに感謝いたします。

posted by ティト at 01:58| 岩手 ☁| Comment(16) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月04日

第100回全国高等学校野球選手権記念大会 組み合わせ

タイミング遅れの更新となりますが、今年の夏の甲子園の組み合わせが決まりました。

花巻東の初戦の相手は、下関国際(山口)です。
センバツでの下関国際の印象は、エース右腕のボールには力がありましたし、打線では各打者の打球が速くて、相当な底力のあるチームだと思いました。
また、反骨精神溢れる坂原秀尚監督のキャラクターは管理人好みです。
個人的にも興味深い対戦ですが、やはり願うのは花巻東の勝利。
100回記念大会での花巻東の躍進を期待しています。

組み合わせ表は、下記リンクにてご確認くださいませ。

2018夏甲子園 組み合わせこちらをクリック

posted by ティト at 23:30| 岩手 ☁| Comment(4) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月22日

7月22日 高校野球観戦記(決勝)

7月22日

夏の高校野球県大会決勝 県営球場
花巻東 4−3 盛大附属

今年の岩手の頂点を決めるに相応しい、1点を争う緊迫した試合展開。
盛大附属1点リードの9回表、ミスが続いて花巻東が逆転。
その裏を守りきった花巻東が、春夏連続の甲子園切符を手にしました。
実力は両チームとも全くの互角だったので、どちらも甲子園に出してあげたいと強く感じた管理人です。

<花巻東>
・投手
伊藤翼 1回〜5回、9回
ゆったりとした始動から、スムーズな体の回転とともにしなやかに腕を振る右横手。
伸びのある速球と多彩な変化球でバットの芯を外す投球を見せました。
先発でもリリーフでも、常に自分の力を発揮できるメンタルの強さを大会を通じて証明しましたね。
チームのMVPと言ってもいいと思います。
速球の球速は、最速132kmの表示。

西舘勇陽 6回〜8回
常時セットポジションから、背筋をピンと伸ばして綺麗に振りかぶってしなやかに腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と緩急二種類の変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
今大会初登板で、大事な決勝で満を持してマウンドに上がりましたね。
昨秋に見た時よりも筋力が増しており、腕の振りも力強さが増していますね。
上体の動きは綺麗ですが、下半身の体重移動をあまり使わずに踏ん張って投げているのが気になりました。
もっと全身を使う意識で、体動の勢いをボールに乗せる投球ができれば、劇的に進化できると思います。
今後の成長を楽しみにしたい2年生の逸材です。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
好球必打で早いカウントからも積極的に振りにいきました。
頻繁に安打が出て再三の好機をつかむものの、あと1本がなかなか出ず、焦れるような展開が続きました。

守備
出足が少し遅れての捕球ミスが目立ちました。


<盛大附属>
・投手
阿部秀俊 1回〜6回
特長は先日記載のとおり。
抑えの効いた速球と落差のある変化球をコーナーに散らせて打たせて取る投球を見せました。
ピンチを迎えても、球種をフルに駆使してあと1本をなかなか許さない粘りのピッチングでしたね。
完成度が高く、大崩れしそうにない安定感抜群の2年生です。

松本跳馬 7回〜9回
特長は先日記載のとおり。
連投で疲れが確実にあるはずですが、ボールにはしっかりと抑えが効いており、内外角の厳しいコースに投球が決まっていました。
躍動感をもっとボールに乗せられれば、本格派として間違いなく開花できる投手なので、卒業後も是非とも野球を続けていただきたいと思います。
速球の球速は、最速133kmの表示。

打線
際どいボール球をしっかりと見極めてしぶとく四球と安打を積み重ねました。
好機は再三ありましたが、もうひと押しが欲しい場面であと1本がなかなか出ず、接戦を制することができませんでした。

守備
もったいない悪送球から同点を許してしまったのが痛かったですね。
1点リードの9回にもミスが続いてしまいました。

posted by ティト at 23:43| 岩手 ☁| Comment(4) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月19日

7月19日 高校野球観戦記 その2

7月19日

夏の高校野球県大会準々決勝 花巻球場第2試合
盛岡市立 13−11 黒沢尻工 (延長10回)

延長にもつれ込む壮絶なる死闘。
3回までに11点を奪った盛岡市立に対し、じわじわと点を重ねた黒沢尻工が7回についに追いつきます。
今度は黒沢尻工ペースになるかと思いましたが、盛岡市立がピンチを凌ぎ、延長で盛岡市立がついに勝ち越し。
そのまま逃げ切って稀に見る激闘にピリオドを打ちました。

<盛岡市立>
・投手
細川晃太朗 1回〜5回途中
ゆったりと振りかぶり、軸足でタメを作ってからコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がる変化球で打たせて取る投球を見せました。
かなり腕力が強そうで、体動はそれほど大胆ではないものの、強く腕を振れる投手です。
パワーのあるメジャーリーガー型の本格派ですね。
速球の球速は、最速135kmの表示。

本堂凱 5回
機敏に体を回転させ、鋭くコンパクトに腕を振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、横手特有の伸びる速球と横滑りする変化球でバットの芯を外す投球が持ち味です。
ピンチでの登板で、カウントを苦しくした後の抜いた球を捕らえられてしまった感じです。

四月朔日隆徳 5回途中〜10回
特長は先日記載のとおり。
無死満塁の大ピンチからのスクランブル登板でしたが、しっかりと腕を振って投げていました。
度胸満点の2年生です。
先日の花巻北戦の完封勝利で、投手として一段レベルアップしたように思います。
今まで何度か見ている投手ですが、ここまで短期間で進化する投手はそうそう見られないでしょう。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
序盤に面白いように安打がつながり、あれよあれよと大量点を取りました。
しかし、そこで安心してしまったのか、中盤から打線が沈黙し、相手の追い上げを許してしまいました。

守備
バウンドを合わせ損なって弾いた場面以外の捕球ミスはなし。
終盤でベースカバーに入らずに安打にしてしまったプレーがもったいなかったですね。
終盤に相手に傾きかけた流れを好守で断ち切り、延長での勝利を引き寄せました。

遠藤航 遊撃手
抜ければ2点という安打性の当たりを横っ飛びで好捕してアウトにしました。
非常に大きいファインプレーでした。


<黒沢尻工>
・投手
長山優大 1回
特長は先日記載のとおり。
それほど悪い出来ではないように見えましたが、ストライクを取りに行く甘いコースを狙い打たれた印象です。
速球の球速は、最速130kmの表示。

戸来大輔 1回途中〜2回
機敏に振りかぶり、素早く前へ体重移動しながら勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
機敏で小気味よい投手ですが、もっと脇を絞って肘の支点を生かせるようになれば、ウエートがボールにしっかりと乗って球威がまだまだ増してくると思います。
速球の球速は、最速130kmの表示。

田澤潤 3回〜4回
常時セットポジションから、胸をしっかりと張って反発力を生かす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
躍動感を投球に生かせていますが、上体で踏ん張って投げている感じで、スタミナを浪費しやすいフォームに見えましたので、もっと下半身の体重移動を意識して体動の淀みをなくして投げられるようになれば、安定して力のあるボールを投げられるように。なると思います。
今後の成長が楽しみな2年生です。
速球の球速は、最速130kmの表示。

石塚綜一郎 5回
常時セットポジションから、担ぐように振りかぶって真上から投げ下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で押す本格派タイプです。
本職は野手ながら投手もできるとは聞いていましたが、管理人は初めて見ました。
地肩が強く、腕の振りはパワフルですが、脇の絞りが甘く、肘の支点を利用せずに主に腕力だけで投げているのが改善ポイントでしょうか。
それでも球威があって魅力のある逸材ですので、今後投手として本格的に育成すれば、相当な好投手に成長できると思います。
投打で注目の2年生ですね。
速球の球速は、最速136kmの表示。

菅原大夢 6回〜10回
特長は先日記載のとおり。
追い上げムードの中、絶対に点をやれない場面で登板してしっかりと結果を残すところに、この投手の底力と根性を見ました。
連投で確実に疲れているはずですが、速球も変化球もしっかりと腕を振って投げましたね。
投打でセンス抜群の選手ですので、卒業後も野球を是非とも続けていただきたいと思います。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
思わぬ大量失点のビハインドに焦りが見え、序盤は変化球を打ち損じる場面が多かったです。
完全な負けパターンでしたが、ボールをじっくりと見にいくというよりは、好球必打で長打を交えながら点を着実に返していきました。
そしてついに10点差を追いつく驚異の粘りを見せましたが、あと1歩で逆転には届かずに延長で涙を飲みました。

石塚綜一郎 右投右打
速球を思いっきり引っ張り、レフト場外へ滞空時間の長い特大の一発を放ちました。
この選手は、本当に才能のある強打者ですね。
まだ2年生で、さらに進化できる逸材なので、プロを目指す意気込みで練習に取り組んでいただきたいと思います。

古川凌 右投右打
速球を鋭く捕らえ、ライナー性の打球でセンターバックスクリーンにホームランを放ちました。

守備
四球で走者を溜めた後に安打を打たれ、外野が打球を逸らしてしまうなど、リズムに乗れないうちに大量失点してしまいました。
捕れそうな打球をモノにできなかったり、球運が相手に傾いたような展開でした。

posted by ティト at 23:27| 岩手 ☀| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月19日 高校野球観戦記 その1

7月19日

夏の高校野球県大会準々決勝 花巻球場第1試合
一関学院 10−0 岩谷堂 (6回コールド)

2回途中からの観戦です。
毎回走者を賑わせて押せ押せムードを作った一関学院が、ガッチリと守って岩谷堂打線を1安打に封じました。

<一関学院>
・投手
小笠原悠月 1回〜4回
常時セットポジションから、担ぐように素早く振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がる変化球をテンポ良く投げ込みます。
上体の倒し込みが効いていますし、脇を絞って肘の支点を生かして投げていますので、軽々と安定して勢いのあるボールを投げられるのが特長ですね。
速球の球速は、最速134kmの表示。

滝川恵介 5回〜6回
常時セットポジションから、軸足でタメを作りつつ担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
春に見た時よりも全身を使ってバランス良く投げられていますが、もっと脇を絞って肘の支点を生かせるようになれば、ボールにウエートが乗って球威が増してくると思います。
今後の成長が楽しみな2年生です。

打線
緩いボールを目を切らずにしっかりと引きつけて鋭く捕らえていました。
打ち損じはあるものの、難しいボールを追いかけて体勢を崩す場面がまずまず少なかったですし、今日のようなバッティングを続けられれば、投手目線としては一人ひとりの打者を打ち取るのに苦労すると思います。

守備
問題なし。


<岩谷堂>
・投手
千葉優斗 1回〜6回途中
特長は先日記載のとおり。
緩い変化球をうまく使って打者のタイミングを外そうとする意図はうかがえましたが、相手打線がじっくりと見極めてきました。
強打者相手に甘いボールは投げられないので、カウントが苦しくなる場面が多くなってしまいました。
初回にビッグイニングを作られてしまいましたが、2回以降は粘りの投球で決定的な連打を許しませんでしたし、持ち味を発揮できていたように思います。

打線
なかなか安打が出ず、得点につなげることができませんでした。
好機でのダブルプレーもあり、ホームが遠かった印象です。

守備
捕れる打球を捕れない場面が何度かありました。
悪送球から許した失点ももったいなかったです。

posted by ティト at 23:08| 岩手 ☀| Comment(4) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月17日

7月17日 高校野球観戦記 その2

7月17日

夏の高校野球県大会3回戦 花巻球場第2試合
盛岡商 11−4 大船渡東

盛岡商のエース新谷天馬投手の快投。
守備のミスがあって4点は失いましたが、粘り強い大船渡東打線を4安打に抑えました。

<盛岡商>
・投手
新谷天馬 先発完投
大きく振りかぶり、しっかりと踏み出して上体の倒し込みとともに力強く腕を振り下ろす左上手。
威力のある速球と落差のある変化球で三振を取れる本格派タイプです。
管理人が特に期待している投手の1人ですが、順調に成長していて嬉しくなりました。
躍動感をボールに乗せようという意識がうかがえるのは好印象。
もっと身体が大きくなりそうですし、現時点で成長過程の素材型の投手ですが、フォームに目立った欠点がなく、筋力アップでまだまだ進化できる余地が十分にあります。
真っ向から投げ下ろす正統派の本格派サウスポーとして期待大の逸材です。
速球の球速は、最速134kmの表示。

打線
少ない好機をしぶとくモノにして小刻みに点を取っていきました。
9回は連打でダメ押しのビッグイニングを作りましたね。

守備
捕れそうな打球を弾いたり、悪送球もありました。
悪送球から許した最終回のあっという間の4失点は、次戦への大きな反省材料でしょう。


<大船渡東>
・投手
千葉陸弥 1回〜7回
ゆったりとした始動から機敏に動作に入り、素早く体を回転させてコンパクトに腕を振る右横手。
伸びのある速球と横滑りする変化球をテンポ良く投げ込みます。
大きく外れるようなボールが少なく、コーナーにビシビシと狙い通りに投球が決まりますね。
大崩れしそうにない安定感が光りました。

菅野洸 8回〜9回途中
ゆったりとした始動から、担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
腕を力強く振れますが、もっと胸を張って反発力を生かせるようになれば、まだまだ球威は増すと思います。

村上暸人 9回
素早く体を回転させ、鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。
腕を思いっきり振れる1年生ですので、今後の成長を楽しみにします。

菊地広翔 9回
下半身でスムーズに体重移動し、鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がる変化球を投げ込みます。
少ししか見られませんでしたが、動作が機敏でセンスの良さそうな2年生です。

打線
相手エースの角度のあるボールにタイミングが合わず、三振を多く取られてしまいました。
9回に意地で4点を奪いましたが、反撃が遅かった感じです。

熊谷翼 右投右打
ストライクを取りにきたボールを思いっきり引っ張ってレフトスタンドへホームランを放ちました。
最終回に見せた意地の一発で、3年間の思いが伝わってくるフルスイングでした。

守備
全体的には軽快でしたが、細かい捕球ミスで余計な失点がありました。
捕れそうな打球を安打にしてしまったのももったいなかったです。

posted by ティト at 21:57| 岩手 ☔| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月17日 高校野球観戦記 その1

7月17日

夏の高校野球県大会3回戦 花巻球場第1試合
盛岡市立 1−0 花巻北

両チームの投手の好投で、テンポの早い投手戦。
初回にゲッツーの間に挙げた貴重な1点を守りきった盛岡市立が、見事な完封勝利をつかみました。

<盛岡市立>
・投手
四月朔日隆徳 先発完投
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動してコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者のタイミングを外します。
上下動が少なく、スナップスローのように軽々と投げている感じですが、なかなか力のあるボールが決まっていました。
主にリストの強さだけで力のあるボールを投げているわけですから、もっと胸を張って反発力を生かせるようになれば、相当大きく進化できる投手だと思います。
今後が楽しみな2年生ですね。
速球の球速は、最速136kmの表示。

打線
初回に走者を三塁まで進めた好機をモノにして、ゲッツーの間に泥臭く1点をもぎ取りました。
この1点が虎の子になりましたね。

守備
問題なし。


<花巻北>
・投手
佐々木健 先発完投
ゆったりとした始動から、勢い良く振りかぶって躍動感をボールに乗せる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
フォームに欠点がなく、手直ししなければならない部分がありませんので、自ら進化できる学習能力の高い投手だと見ています。
完成度が高く、上のレベルでも通用する投手ですから、卒業後も野球を是非とも続けていただきたいと思います。
速球の球速は、最速139kmの表示。

打線
なかなか連打が出ず、淡々とイニングが進んでしまいました。
2回にホームタッチアウトもあり、球運にも恵まれませんでした。

守備
軽快にゲッツーを何度も取るなど、野手の動きに問題はありませんでした。
悔やまれるのは、初回のノーアウト1・3塁の場面で、ゲッツーを狙うのではなく、1点もやらない意思で守る選択肢もあったのかなあと感じました。
管理人は前から思っていてブログにも書いていたことがあるのですが、ホームでアウトにできるタイミングで、1点はOKということでホームに送球しない場面を何度も見て疑問を持っています。
大量リードしている場面であれば、1点はOKでいいのでしょうが、私の場合は、結果的に1点を惜しんだためにビッグイニングを作られるリスクがあったとしても、基本的に目の前の1点を安易に与えたくありません。
人それぞれ考えは違うことはわかったうえで、このことについてまた書いてみました。

posted by ティト at 21:45| 岩手 ☔| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月16日

7月16日 高校野球観戦記 その2

7月16日

夏の高校野球県大会3回戦 花巻球場第2試合
一関学院 5−2 高田

先制して優位に立った一関学院が、エースの好投で高田の反撃を2点に抑えて逃げ切りました。

<一関学院>
・投手
滝田丞 先発完投
ゆったりとした始動から、軸足でタメを作ってから爆発的に腕を振り下ろす右上手。
威力十分の速球と緩急二種類の変化球で三振を取れる本格派です。
腕の振りが非常に力強く、ホップするように速球が伸びてきますね。
体動の爆発力を生む筋力の強さと、その爆発力を制御できる体幹の強さを併せ持つアスリートタイプでしょう。
1年生の時から期待していた投手ですが、3年の夏に大きく進化してきましたね。
なおかつまだまだ余力がある感じで、今後の魅力にも溢れています。
紛れもなく甲子園レベルの投手と言えるでしょう。
速球の球速は、最速144kmの表示。

打線
例年どおり、好球必打のストロングスタイル。
全体的に強い打球が多かったです。
このチームの課題は、難しいボールを追いかけてしまうことに尽きるので、その悪癖が顔を出すか出さないかが今後の試金石だと思います。

守備
バウンドを合わせ損なって弾いてしまったプレーと悪送球、パスボールが1つずつありました。
全体的には各野手とも軽快に動けています。

吉田凌 捕手
矢のような二塁への送球が目を引きます。


<高田>
・投手
村上敏希 1回〜2回
素早く振りかぶり、スムーズな体重移動に乗ってしなやかに鋭く腕を振る左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をコーナーに投げ分けます。
ストライク先行で制球が良いですが、積極的にファーストストライクを振ってくる相手打線にタイミングを合わされてしまった感じです。

菅野友翔 3回〜8回
上下動の少ない体動から、肩を回すようなイメージで腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球を四隅に投げ分けます。
キャッチボールのように軽々と投げている感じですが、地肩の強さは一見してわかりますね。
制球が良く、ストライク先行で安定感がありました。
躍動感をもっと意識し、ボールにウエートを乗せる感覚を会得できれば、球威はグンと増すと思います。
ポテンシャルは非常に高いですね。
速球の球速は、最速133kmの表示。

打線
際どいコースを見極めながらしぶとく食らいつき、2点をもぎ取りましたが、要所で三振を取られ、ビッグイニングは作れませんでした。

守備
問題なし。

posted by ティト at 21:52| 岩手 ☁| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月16日 高校野球観戦記 その1

7月16日

夏の高校野球県大会3回戦 花巻球場第1試合
福岡 11−4 水沢工 (7回コールド)

5回までがっぷり四つの展開で、どちらに流れが傾くかわからない展開でしたが、6回に四球で得た好機に安打を一気にまとめてビッグイニングを作った福岡が、したたかに勝機を掴み取りました。

<福岡>
・投手
菅原悠 1回〜4回
全身を機敏に使い、しなやかに腕を振る左スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、しっかりと抑えの効いた速球と落差のある変化球を四隅に丹念に投げ分けます。
パワーロスの少ないバランスの良いフォームですし、身体全体の柔軟性をうかがえます。
2年生ながら完成度は非常に高いです。
現時点で物足りないのは筋力だけでしょう。
この投手は、筋力が増せば、球速が10km、20kmとぐんぐんアップしていくタイプだと思います。
今後の成長が非常に楽しみです。

石井鼓太朗 5回〜6回
常時セットポジションから、担ぐように振りかぶってからコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、角度のある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味です。

前田李幸 7回
機敏に振りかぶり、蹴り足を生かしながら鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
胸の張りが不十分で反発力が生きていない感じがしますが、全身の筋力で力強い腕の振りにつなげていますね。
まだ荒削りですが、素晴らしいポテンシャルを持つ驚異の1年生です。
微修正ですぐに140kmオーバーの速球を投げられると思います。
管理人の要チェックリストに入りました。
岩手を代表する投手に成長できる逸材ですし、是非大事に育てていただきたいと思います。
速球の球速は、最速135kmの表示。

打線
選球眼が良く、追い込まれても際どいボールを見送れることに感心しました。
四球で得た走者をヒット1本で返すなど、効率の良い攻撃が際立ちました。

守備
問題なし。


<水沢工>
・投手
高橋晴 1回〜4回途中
特長は先日記載のとおり。
細身ながら瞬発力があって球威がありますが、ボールが荒れ気味で、四球を多く出してしまったのがもったいなかったですね。
資質の高さは素晴らしいです。
速球の球速は、最速131kmの表示。

千葉魁斗 4回途中〜6回途中
ゆったりとした始動から、軸足でタメを作り手首を体の後ろに隠すようにひねった後にコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球を投げ込みます。
リストがかなり強そうで、スナップスローのように軽々と投げたボールでもなかなかの球威がありますね。
もっと胸を張るイメージで投げることができれば、ボールにウエートが乗ってさらに球威が増すと思います。
際どいコースがストライクにならずに四球を多く出してしまいましたが、ポテンシャルの高さは一見してわかりました。
速球の球速は、最速132kmの表示。

菅原凪 6回
躍動感のある体動から、上体の倒し込みを生かして力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
少ししか見られませんでしたが、管理人好みの力投型ですね。
今後の成長を楽しみにしたい2年生です。
速球の球速は、最速130kmの表示。

打線
好球必打の積極的な攻撃スタイルを見せました。

小野寺裕大 右投右打
速球を完璧に捕らえ、打った瞬間にわかるレフトスタンド場外への特大のホームランを放ちました。
まだ2年生ですし、捕手としての能力も高くて今後が楽しみな強打者です。

守備
バックホーム送球のカバーに入らずに悪送球になってしまったのがもったいなかったです。
外野の前進守備が裏目に出て頭を越されてしまうなど、球運にも恵まれなかった印象です。

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2018年07月12日

7月11日 高校野球観戦記 その3

7月11日

夏の高校野球県大会2回戦 花巻球場第3試合
軽米 20−12 一関修紅

好機で次々と安打がつながった軽米が、あれよあれよと点を積み重ね、一気に勝負を決めるかという展開でしたが、中盤から一関修紅が猛烈に反撃し、勝敗の行方が全くわからない激戦に推移。
終盤にさらにひと押しした軽米が、壮絶な打撃戦を制しました。

<軽米>
・投手
上澤祥太 1回〜6回途中
常時セットポジションから、素早く振りかぶってコンパクトに腕を振る左上手。
球威で押すタイプではありませんが、速球主体に打たせて取る投球を見せました。

小笠原李熈 6回途中〜9回
素早く振りかぶり、スナップを効かせながら真上から投げ下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。

打線
好機で一気に畳みかけて効率良く点を重ねました。
ツーアウトから安打がよくつながりましたね。
24安打は見事の一言です。

守備
大量リードの後に捕球ミスが続いて余計な点を与えてしまいました。
中盤以降は足が止まってしまい、ヒットゾーンが広くなってしまいました。


<一関修紅>
・投手
菅原大和 1回〜3回、6回〜9回
常時セットポジションから、伸び上がるように振りかぶってから腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。

熊谷晃太 4回
ゆったりとした始動から、あまり前に踏み出さずに担ぐように振りかぶって真上から投げ下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、角度のついた速球主体に打たせて取る投球が持ち味です。
立ち上がりにやや制球を乱し、四球で走者を溜めてしまったのがもったいなかったです。

佐藤李音 4回途中〜5回
素早く振りかぶり、鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。

打線
フルスイングを心がける打者が多かった印象です。
中盤に安打がつながって大量点を取りましたが、失点が大き過ぎて追いつくには至りませんでした。

守備
イージーな捕球ミスともったいない悪送球がありました。
ピンチをことごとく点に結び付けられてしまった感じです。

posted by ティト at 00:31| 岩手 ☁| Comment(3) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする