2017年06月30日

2017注目チームD

第5回目は黒沢尻工。


黒沢尻工は、今春ベスト8でシード獲得。
春は思わぬ大量失点などで課題が見えましたが、潜在能力の高い好選手が揃い、久しぶりの甲子園を狙います。

投手陣は、ポテンシャル十分の本格派2枚を擁します。
岩崎颯人投手は、ピンと背筋が伸びた美しい佇まいから、上体の倒し込みとともにしなやかかつ力強く腕を振り下ろす右上手。
最速140km台の速球主体にぐいぐい押す正統派の本格派右腕ですね。
8割位の力での完投能力向上を目指して試行錯誤中で、春は打ちこまれる場面がありましたが、本来の躍動感を生かしながらの力の加減方法を身につけられれば、もう1段階進化できる逸材です。
菅原大夢投手は、ゆったりとした始動から、コンパクトに腕を振ってテンポ良く投げる右上手。
最速130km台中盤の速球と落差のある変化球とのコンビネーションが持ち味です。
本職は野手ですが、スナップがかなり強そうで、今後の成長が楽しみな2年生です。
上記2投手に加え、戸来大輔投手、長山優大投手などの有望な2年生も控え、連戦を乗り切れる投手力は備えています。

打線は、選球眼が良く、際どいコースは見極めて甘いコースを狙い打つ意識が浸透している印象です。
リードされてからも終盤に大量点を奪って逆転するなど、底力は十分と見ます。
菅原大夢選手は、ボールを待つ姿勢が良く、相手投手の動きにシンクロして抜群のタイミングでボールを捕えられる打撃センスの持ち主です。
動体視力が優れている感じで、容易には空振りしない確実性が光ります。
パワーが増せば非常に楽しみな2年生です。
石塚綜一郎選手は、恵まれた体格からの力強いスイングが際立つスラッガータイプ。
1年生とは思えないパワーの持ち主ですし、今後の岩手を代表する選手に成長する予感十分です。
高橋叶夢選手は、俊足巧打のトップバッタータイプで、鋭くコンパクトにボールを捕らえられる瞬発力に優れています。
これまた楽しみな1年生ですね。
古川凌選手は、リストの強さを生かした一発を期待できる2年生です。

守備は、時折ミスで失点する場面はあるものの、全体的に内外野ともに穴がなく、センスの良い選手が揃います。
菅原大夢遊撃手は、無駄のない足さばきと柔らかいグラブタッチで、難しい打球を難なくさばく安定感が光ります。
投げて打って走って守れる素晴らしい野球センスの持ち主ですね。
八重樫祐介二塁手は、瞬発力を生かした守備範囲の広さと球際の強さで、がっちり堅実に守ります。
高橋郁人捕手は、強肩とフットワークの軽快さが魅力で、投手の得意球を生かすリードスタイルです。
高橋叶夢中堅手は、瞬発力を生かした守備範囲の広さが際立つ1年生です。

今春、厳しい接戦をモノにしてシードを獲得した自信が糧となり、選手個々のポテンシャルが大きく開花しつつあります。
じわじわとレベルアップしている黒沢尻工が、夏にはついに頂点を射止める可能性は十分あるとみます。


次回は盛岡四。

posted by ティト at 03:06| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月28日

第99回全国高等学校野球選手権岩手大会 組み合わせ

夏の高校野球県大会の組み合わせが決まりました。
各チームとも、この大会で優勝するために血のにじむような練習を乗り越えていると思います。
岩手球児の集大成の夏を身近で応援できることに感謝しながら、今年も球場へ足を運びたいです。

組み合わせ表は、下記画像をクリックしてご確認くださいませ。

2017夏 県大会.pngクリックで拡大

posted by ティト at 02:16| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017注目チームC

第4回目は花巻東。


花巻東は、昨秋3位で今春4位。
昨年の新チーム結成から今春まで、いまひとつ圧倒的な力強さを見せていないのが気になるところですが、毎年のように優勝争いに絡み、上位大会でも常に勝ち進む印象の強い、岩手を代表する強豪チームと言えるでしょう。

投手陣は、様々なタイプの投手を揃え、多士済々の陣容です。
継投試合が多い印象で、相手打線の傾向を見ながら早め早めに投手をつぎ込みます。
佐藤眞生投手は、上体をやや捻ってタメを作った後に、力強く腕を振って最速140kmの速球と緩急2種類の変化球を駆使して三振を取れる右スリークォーター。
一冬越えて体の厚みが増してパワーアップがうかがえ、8割位の力で力のあるボールを投げられるようになっています。
もう1段階躍動感をアップできれば、球威がさらに増すでしょう。
田中大樹投手は、体の開きを抑えるように上体を後方に捻ってからしなやかに腕を振る左スリークォーター。
糸を引くような最速130km台の速球と横滑りする変化球が武器の2年生です。
昨年と比べて制球力が大幅に増し、四隅にボールを散らしてバットの芯を外す投球術が身に着いてきました。
本来の機敏性を生かす投球を取り入れられれば非常に有望な投手だと思います。
川村勇司投手は、常時セットポジションから、上体を捻ってタメを作った後に鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
最速130km台後半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球を四隅に投げ分けます。
今春の登板はありませんでしたが、夏の連戦を勝ち抜くために必要な投手だと思います。
さらに、立花涼馬投手、浦島春樹投手、平山涼太投手、伊藤翼投手など、好投手が複数控える布陣で、ベンチ入りへの競争は激しそうですね。

打線は、例年の機動力偏重スタイルから、打ち勝つスタイルへとモデルチェンジしようとしている感じですが、安定して大量点を取れる迫力を醸し出すまでには至っていないという印象です。
相手のミスを逃さずに貪欲に先の塁を狙う走塁は全国屈指のレベルですが、長打で一挙大量点を狙える打線に成長できるかどうか、その真価を問われる夏になると管理人は思います。
中塚悠樹選手は、腰のすわった重厚なスイングからの長打力が光ります。
スラッガーとしての素質が開花しつつあり、ポイントゲッターとしての期待大ですね。
瀬川竜平選手は、俊足強打のリードオフマンで、チームの得点の起点となる選手です。
コースに逆らわずに広角に強い打球を打てる順応性があり、外野の間を抜く鋭い打球が際立ちます。
山口澪也選手は、腕力が相当強く、巻き込むタイミングでボールを捕らえれば、軽々とホームランを放てる強打者タイプです。
紺野留斗選手は、伸び盛りの2年生で、瞬発力を生かしたスイングスピードの速さが魅力ですね。
白根大輔選手は、大柄な体格からの重厚なスイングで、芯を少々外してもヒットゾーンへ運ぶ押しの強さが特長。
好不調の波があるのが課題ながら、ここぞの場面で一発長打が期待できます。
全体的に、今年はじっくりとボールを見極めるというよりは、積極的に打っていく選手が多いようです。

守備は、全体的に軽快さ抜群で、県内トップレベルの実力はあると思います。
多くの選手が複数のポジションを守れるようですので、様々な不測の事態にも備えられるのが強みですし、各選手がそれぞれ順応性の高さも見せています。
山口澪也捕手は、ずば抜けた強肩と力強いキャッチングが際立ち、正統派・本格派の捕手と呼べるような素晴らしい選手でしょう。
もう少し動作の機敏性を意識できれば、プロを狙える潜在能力があるのではないかなあと管理人は期待しています。
谷直哉遊撃手は、打球への反応の速さと機敏なフットワークで、広範囲に難なく打球をさばきます。
すばしっこい牛若丸タイプの2年生ですね。
瀬川竜平中堅手は、俊足を生かした抜群の守備範囲の広さを誇り、強肩を生かした鋭い送球も光るセンス抜群の外野手です。
佐藤眞生三塁手は、本職は投手ながら、鋭い出足と力強い送球の安定感を発揮し、野手としての才能も煌めきます。

近年、隔年で甲子園に出場し、そのたびに上位進出する花巻東ですが、目標は上位ではなく、あくまで全国制覇とのこと。
そのための試行錯誤は感じさせますが、まだまだ成長途上です。
全国制覇の匂いを感じさせるほどの実力を身につけ、戦国岩手を制することができるのか注目です。


次回は黒沢尻工。

posted by ティト at 02:05| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

2017注目チームB

第3回目は大船渡東。


大船渡東は、今春ベスト3位でシード獲得。
昨秋の県大会で、センバツに出場した盛大附属を追い詰めながら逆転負けした悔しさから這い上がり、今春は甲子園常連の花巻東を3位決定戦で破るなど、大きくレベルアップを続ける注目チームです。

投手陣は、本格派と技巧派の2枚で相手打線を封じます。
岩崎大夢投手は、重心をグッと落として担ぐように振りかぶってからコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
最速130km台の速球と緩急2種類の変化球を低めにテンポよく投げ込みます。
ストンと落ちる変化球が非常に有効で、これがコーナーに決まると打者はなかなかフルスイングできませんし、変化球を待っていると速球がズバッと決まるので、なかなか的を絞りづらいでしょう。
佐藤飛勇投手は、重心を落として体の回転を利用しながら投げる右下手。
球威で押すタイプではないものの、下手投げ特有の伸びる速球と横滑りする変化球で、打者の体勢を崩すクレバーな投球を展開します。
投手層は厚くはないものの、失点を計算できる2枚看板がいるのは心強いでしょう。

打線は、各打者とも中途半端なスイングではなく、しっかりと振り切るスタイルが浸透しています。
今春は、点を取られた後にすぐに取り返すメンタルの強さが光りました。
佐藤啓太選手は、思い切りが非常に良く、ヤマを張る勘の良さも発揮してここぞの長打を期待できます。
野々村和樹選手は、俊足でミートセンス抜群のトップバッターで、チームの得点の起点を担うキーマンです。
岩城大夢選手は、投手が本職なので9番打者の配置ですが、スイングに力感があって打球が速く、相手投手から見て怖いバッターでしょう。
尾崎龍選手は、リストが強く、芯を外しても内野の頭を越す打球を放てる押しの強さが魅力です。

守備は、春は非常に安定していたと思いますし、それが接戦を制する勝負強さにつながっていました。
尾崎龍捕手は、フットワークが機敏でかつ動作が軽快で、素早くビシッと送球して盗塁を封じます。
変化球を意識させながら要所でズバッと速球を要求する大胆なリードも素晴らしいと思います。
野々村和樹三塁手は、出足が鋭く、弱いゴロを俊敏にさばくスピーディなプレーが長所です。
佐藤啓太遊撃手は、深めの守備位置からの素早いダッシュ、打球に飛びつく瞬発力に優れていますね。

昨秋は盛大附属とがっぷり四つの試合を展開し、今年は花巻東に逆転勝利をおさめるなど、いわゆる強豪私立相手でも臆せず実力を発揮できるメンタルの強さがこのチームの最大の強みだと管理人は思っています。
野球は、パワーと技術が7割・メンタルが2割・球運が1割で勝敗が出るものだと管理人は思っています。
1試合を通してどれだけ集中力を発揮できるか、そしてどれだけ勝利への執着心を持っているのか、これが僅差の戦いを制する究極のポイントです。
甲子園の夢を叶えるため、勝利への執念を剥き出しにした選手達が、今夏を駆け抜けていくことは間違いないでしょう。


次回は花巻東。

posted by ティト at 01:51| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

2017注目チームA

第2回目は久慈。


久慈は、今春準優勝で第2シード獲得。
地区予選での敗者復活から短期間で大きく進化し、優勝を狙える位置へチーム力を高めています。

投手陣は、左右2枚看板で勝負することとなりそうです。
宇部堅人投手は、全身をいっぱいに使うフォームから、鋭くコンパクトに腕を振る左上手。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くように伸びのある速球と落差のある変化球で打者に的を絞らせない投球が持ち味です。
制球が良く、失点を計算できるのが強みでしょう。
高柳涼投手は、大きく振りかぶり、重心を落としつつスムーズに体重移動しながら勢いよく腕を振る右スリークォーター。
最速130km台中盤の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
ボールの勢いで打者を抑え込む投球が持ち味ですが、春は制球が甘く打ちこまれる場面がありました。

打線は、大物打ちはいない感じですが、どういうタイプの投手にも対応して安打を積み重ねられる適応能力の高さが持ち味です。
上向譲司選手は、俊足巧打で出塁率の高さが光ります。
瞬発力があって野球センスの高さを発揮する2年生です。
高柳涼選手は、筋力の強さを生かした力強いスイングが持ち味で、好機でのポイントゲッターとしての期待を担います。
中野友歌選手は、力強く体を回転させてのフルスイングが小気味よい2年生です。
北村知輝選手は、ミートセンスが良く、内野の間を鋭く抜く確実性の高さが魅力で、塁に出れば俊足で相手にプレッシャーをかけられます。
上位打線の信頼性が高い感じですので、下位打線がつながると、大量点の必勝パターンに持ち込める打線ですね。

守備は、時折のイージーミスが気になりますが、春は全体的に堅実さを見せました。
宇名澤裕真捕手は、機敏なフットワークが持ち味の動ける捕手で、相手打線の反応に合わせて最適な球種を選択できる柔軟性のあるリードでも投手陣を引っ張ります。
北村知輝遊撃手は、すばっしこい牛若丸タイプで、広範囲の打球をさばいて投手を助けます。
高柳涼中堅手は、強肩を生かした送球の力強さが目を引きます。
基本的に、アウトにできる打球を確実にアウトにするシンプルな守備意識がうかがえ、ミスを連発しての一挙大量失点は考えづらいのが強みだと言えるでしょう。

久慈は、大差で勝つ試合は少ないものの、勝機を確実につかむ勝負強さで第2シードをつかみ取りました。
春を上回る成績は優勝だけ。
夏に究極の勝負強さを発揮できるか注目です。


次回は大船渡東。

posted by ティト at 23:53| 岩手 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

2017注目チーム@

夏の県大会までまだ間がありますので、例年同様、注目チームの紹介などをやってみたいと思います。
情報不足もあり、完成度に自信はありませんが、ご了承のうえでご覧いただければ幸いです。


第1回目は盛大附属。


盛大附属は、昨夏、昨秋及び今春優勝で3季連続県大会制覇。
大量失点してしまう試合があるのが気になるものの、投打ともに潜在能力は非常に高く、文句なしの優勝候補本命として夏を迎えます。

投手陣は、経験豊富かつ成長著しい逸材が揃います。
三浦瑞樹投手は、上体の倒し込みを生かすバランスの良いフォームから、最速140km台の速球と多彩な変化球で三振を取れる本格派左腕です。
昨年から甲子園で活躍している実績十分の投手ですし、球威及び変化球の精度も向上しており、着実に進化もしています。
ストライク先行でリズム良く投げられれば、容易には攻略できない投手でしょう。
平松投手は、全身を使うダイナミックな体動から、最速140km台後半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派右腕。
変化球投球時にも思い切り腕を振れるのが長所で、要所で三振を量産できるのが強みですね。
怪我により今春の登板はありませんでしたが、夏はこの投手の活躍がチームにとって不可欠でしょう。
臼井春貴投手は、筋力の強さを生かして爆発的に腕を振る右上手。
最速140km台後半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球でグイグイ押す本格派です。
今春は不調で打ちこまれる試合がありましたが、潜在能力は非常に高く、躍進が大いに見込める逸材です。
吉田颯投手は、大きく振りかぶって力強く腕を振る右上手。
最速140kmの速球と鋭く落ちる変化球で押す本格派右腕です。
松本跳馬投手は、上体を後方に捻ってからスムーズに腕を振り下ろす柔軟性のあるフォームが特長の左上手。
球威で押すタイプではないものの、今後のパワーアップが楽しみな2年生です。
また、甲子園で登板した左スリークォーターの鈴木麻生投手、左上手の森坂裕太投手などの好投手もおり、連戦を乗り切れる投手力は備えている印象です。
ベンチ入りへの競争も激しそうですね。

打線は、全国でも通用するであろう破壊力を持つ強力打線を作り上げてきました。
外野の間や頭を越す長打が頻繁に飛び出しますし、2アウトからでも1本2本で点を取れるのが強みですね。
なおかつ俊足の選手が揃い、各選手の先の塁を狙う意識の高さが目立っています。
また、選球眼の良さも際立ち、粘った後の四球から得点につなげるいやらしさも備えています。
植田拓選手は、ずば抜けた瞬発力を生かしたスイングスピードの速さが際立つ強打者。
甲子園でのホームランも印象深く、他チームから徹底マークされる存在かと思います。
打ちたい気持ちを抑えて四球を選びつつ好球必打に徹せられれば、投手としてはお手上げでしょう。
比嘉賢伸選手は、昨年と比べて筋力を大幅に増し、ホームランを量産できる強打者に成長しています。
林一樹選手は、ミートセンスに優れ、しっかりと踏み込んで長打も放てる攻撃型2番打者として、ポイントゲッターとチャンスメーカーの役割を担います。
松田夏生選手は、腕力の強さを生かしてパワフルに振り切って長打を放つ強打者です。
大里昂生選手は、広角に打ち分けるミートセンスに加え、甘いコースはスタンドに持っていくパワーも備えています。
須藤颯選手は、一冬越えて筋力が大きく増し、長打を連発できる主砲として成長しています。
今年の盛大附属は、上位下位にかかわらず長打が飛び出す打線で、一挙大量得点を狙えるのが特長です。

守備は、全体的に軽快で、欠点がないように見えますが、試合になるとミスを連発してしまうなど、メンタルにやや課題を残します。
比嘉賢伸遊撃手は、無駄のない足さばきで打球に体を寄せ、鋭く体を回転させてビシッと送球します。
松田夏生捕手は、キャッチングが安定し、要所で変化球を振らせて三振を狙う強気のリードが持ち味です。
送球精度が向上しているのも好印象。
植田拓中堅手は、瞬発力があり、最短距離で打球へ到達する守備センスが光ります。
機敏な送球も魅力ですね。

今春のセンバツでは、大量点で勝ちきる力強さを発揮し、全国レベルの迫力を十分に見せつけました。
さらに安定して勝ち進むための課題は、失点をいかに抑えるかでしょう。
全国制覇を公言して進化を続けるチームであり、それを狙う資格も十分とみます。


次回は久慈。

posted by ティト at 00:54| 岩手 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

5月22日 高校野球観戦記 その2

5月22日

春の高校野球県大会準々決勝 大平球場第2試合
盛大附属 13−11 宮古

終盤までもつれる壮絶な打撃戦。
盛大附属が先制した後に宮古が逆転し、さらにリードを広げて主導権を握りましたが、終盤に盛大附属の強力打線が炸裂。
ホームラン攻勢で一挙に逆転してさらに点差を広げ、9回の宮古の追い上げをどうにか凌いで逃げ切りました。
なかなか見られないようなシーソーゲームで、大興奮の管理人でした。

<盛大附属>
・投手
吉田颯 1回〜4回途中、7回
ゆったりとした始動から、大きく振りかぶって力強く腕をる右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
スナップスローのような感じでも力のあるボールを投げていますし、リストの強さは光りましたが、肘のしなりが不十分で、手投げ気味になってしまうのが気になりましたし、左足を踏み出した時に体動の勢いが滞ってしまうのも気になりました。
もっと胸を張ってから肘を先に前に出す感覚を会得することと、右足の蹴りをもっと生かすことができれば、大幅に進化できる逸材だと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

松本跳馬 4回途中〜6回
ゆったりとした始動から、上体を後方にひねって弓を解き放つようなイメージで腕を振り下ろす左上手。
球威で圧倒する感じではありませんが、糸を引くような伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。
昨年よりも上体の倒し込みを生かせるようになり、ボールにウエートを乗せる意識がうかがえました。
あとは単純に投球動作をもっとスピードアップさせ、体動の勢いで球威アップを目指してもらいたいと思います。
資質の高さは一見してわかる2年生です。

三浦瑞樹 8回
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みを生かしながら力強く腕を振り下ろす左上手。
威力のある速球と多彩な変化球で三振を取れる本格派タイプです。
球場で生で見るのは久しぶりですが、本当に素晴らしい投手に成長しましたね。
昨年と比べて速球がグンと伸びていますので、打者目線でその速球を待っていると変化球に手が出ませんし、変化球を警戒すると速球がズバッと決まってこれまた手が出なくなる感じなので、連打を浴びせるのが困難な投手だと思います。
順調に仕上がっているようで嬉しくなりました。
速球の球速は、目測で最速140km台前半。

臼井春貴 9回
ゆったりとした始動から、重心を低く落としつつ、担ぐように振りかぶって力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球主体に押す投球を見せました。
管理人か特に期待している本格派ですが、昨秋と比べ、躍動感が目減りしていますし、期待通りに球威がアップしていないことに不満を感じてしまいました。
スナップは効いているのですが、下半身の体重移動が生きておらず、ボールにウエートが乗っていないのが非常に気になりました。
持ち前の筋力を生かして力のあるボールは投げられますが、さらなる球威アップを求めるには、体動の勢いをボールに乗せる意識が必要でしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

・打線
中盤まで変化球を当てに行ってしまい、盛大附属の代名詞である豪快なフルスイングがなかなか見られませんでした。
合わせた打球でも外野深くまで持っていく場面はありましたが、火の出るような強烈な打球は少なかったように思います。
しかし、7回に反撃の狼煙となるソロホームランが出た後はそれまでのもやもやした展開が一変。
次々とホームランが飛び出し、あっという間に逆転して大量得点となりました。
変化球を大振りしてはいけないとはよく言われることですが、やはり当てるだけの打撃では得点につながりません。
終盤はフルスイングからのホームラン連発でしたし、迫力満点の攻撃力を見せつけましたね。
打ち損じることがあるとしても、振り切ることが現代野球では大事なのかなあと実感した管理人です。

吉田颯 右投右打
低めの変化球を思いっきり引っ張って弾丸ライナーでレフトスタンドへ運びました。
このホームランから流れが変わって一挙逆転となりましたので、本当に起死回生のホームランでしたね。

比嘉賢伸 右投左打
2ストライクに追い込まれながら、速球を自然に巻き込んでライトスタンドポール際場外へ逆転3ランホームランを放ちました。
また、次の打席では高めの速球を振り切ってライトスタンドへ2ランホームランも放ちました。

植田拓 右投右打
打った瞬間にホームランとわかるレフトスタンド場外へ消える超特大のホームランを放ちました。
あまりに強烈な打球でしたので、管理人は打球を一瞬見失ってしまいました。
この選手は、スイングスピードがずば抜けて速く、ホームランの打ち損じが安打になるような感じですので、投手目線で手のつけられない強打者だろうと思います。
打ち損じでアウトになることを祈るしかないとさえ思えるレベルに達しつつありますね。

林一樹 右投左打
低めの速球をうまく拾ってライトスタンドへのホームラン。
細身ですが、ミートセンスに加えて長打力を併せ持っていますね。

・守備
シートノックでは全国レベルの強豪の雰囲気を醸し出す軽快さを見せていましたが、肝心の試合では、比較的イージーな捕球ミスや焦る必要のない場面での悪送球など、もったいないミスを連発して一挙大量失点を喫してしまいました。
ホームでアウトにできるタイミングでもファーストに送球するなど、1点を大事にする意識が欠けていたこともその後の大量失点につながったのかなあと思います。
バント後のカバーに入らずにアウトにできなかったりと、センバツベスト8チームらしからぬイージーミスでピンチの連続となったのは今後の大きな反省材料でしょう。
選手の動きの軽快さ自体は問題ないので、次に起こりうるプレーをしっかりとイメージしながら的確に取捨選択できるよう、視野を広く持つ意識をこれからの練習で養っていただきたいと思います。


<宮古>
・投手
三浦悠人 1回〜7回途中
常時セットポジションから、重心をしっかりと落としてスムーズに体重移動しながらコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球を低目に集める丹念な投球を見せました。
キレの良い変化球の精度が良く、打者にフルスイングを容易には許しませんでした。
それでも点を取られたのは、全国レベルの相手打線の底力だろうと思います。
変化球をコーナーに散らしてストライクを取れるのが好投手の条件の1つですし、安定感抜群の楽しみな2年生ですね。

芳賀優太 7回
機敏に投球動作に入り、素早く振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす左上手。
あまりじっくりとは見られませんでしたが、糸を引くような伸びのある速球と落差のある変化球を投げていました。

箱石瑛已 8回
ゆったりとした始動から、スムーズに担ぐように振りかぶってしなやかに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
胸をしっかりと張って反発力を生かせていますし、欠点の少ないバランスの良いフォームだと思います。
さらにフォームの機敏性を追求していけば、球威の上積みはまだまだあるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
打ち損じても空振りしてもしっかりと振り切る意識が得点につながりました。
相手のミスで得た走者を着実にホームに返す効率の良さも発揮していましたね。
9回の粘りも見事で、全国トップレベルの強豪チームを相手に決して引けをとらない戦いぶりでした。
非常に悔しい逆転負けだと思いますが、夏へ向けて収穫はたっぷり得た試合でしょう。

・守備
序盤に緩慢なプレーで走者を先に進めてしまう場面はありましたが、要所では集中してズルズルとミスを連鎖させることは防ぎました。
勝ちパターンで試合を進めましたが、終盤のピンチで強い打球をさばけずに許してしまった失点が痛恨の逆転負けにつながってしまいました。

posted by ティト at 21:15| 岩手 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月22日 高校野球観戦記 その1

5月22日

春の高校野球県大会準々決勝 大平球場第1試合
大船渡東 8−4 盛岡四

3回途中からの観戦です。
効率良くじわじわと加点した大船渡東が、食い下がる盛岡四の反撃を凌いで逃げ切りました。

<大船渡東>
・投手
岩城大夢 〜9回
常時セットポジションから、重心をグッと落として担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で的を絞らせない投球を見せました。
ストンと落ちる変化球が非常に有効で、これがコーナーに決まると打者はなかなかフルスイングできないでしょう。
ピンチで素晴らしいコースにズバッと決めてあと1本を許さない集中力が光りました。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
緩い変化球を打ち損じる場面はありましたが、しっかりと振り切っているのは好印象です。
取られたらすぐに取り返して相手に主導権を渡しませんでしたし、相手のミスをうまく得点に結びつけていました。

佐藤啓太 右投右打
速球をドンピシャで捕らえ、センターバックスクリーン直撃の特大の一発を放ちました。
まさに完璧に捕らえたという感じの素晴らしいスイングでした。

・守備
問題なし。


<盛岡四>
・投手
須川皓輝 〜8回
ゆったりとした始動から、上体をひねりつつ腕のしなりを生かして投げる右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような投球と落差のある変化球との緩急で打たせて取る投球が持ち味のようです。
ドロンとした緩い変化球をうまく使って打者のタイミングを外す投球を見せていました。
腕が遅れて出てくる変則的なフォームが特長ですが、機敏性をもっと意識して体動の勢いを生かせるようになれば、ボールにウエートが乗って球威がグンと増してくると思います。
あとは、走者をほとんど牽制せずに大きくリードを取られてしまうのは今後の課題でしょう。

佐藤頼人 9回
ゆったりとした始動から、背筋をピンと伸ばして担ぐように振りかぶった後にしなやかに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球が持ち味のようです。
癖のないフォームでバランスは良いですが、下半身の体重移動をもっと意識して勢い良く投げ込む躍動感が出てくれば、大きく進化できると思います。

・打線
再三の好機にたたみかけることができず、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。

・守備
好プレーはありましたが、アウトにできそうな打球をもう一歩出足が遅れて安打にしてしまう場面がありました。
夏までに瞬発力を養っていただきたいと思います。

小田中佳文 遊撃手
無駄のない足さばきでスッと打球に体を寄せてピシッと送球する守備センスが光りました。

posted by ティト at 20:52| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

5月20日 高校野球観戦記 その2

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第2試合
高田 6−2 盛岡中央

中盤までに好機を着実にモノにしてリードした高田が、盛岡中央の終盤の反撃を凌いでビッグイニングを作らせずに逃げ切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
変化球を多めにし、要所でズバッとストレートを決め、相手に的を絞らせませんでしたね。
前にも書きましたが、左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
中盤までに相手のミスを逃さず安打を効率良くまとめ、主導権を握りました。
終盤に勢いが止まってしまったのが次戦への課題でしょう。

・守備
問題なし。


<盛岡中央>
・投手
高橋宜也 1回〜4回途中
常時セットポジションから、軸足で充分にタメを作りつつ勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
制球重視で、昨年と比べて躍動感が目減りしていますが、変化球で容易にストライクを取れるようになり、安定感が増しています。
速球は要所で力を込める感じで、スタミナ配分にも成長が見られますね。
もっと下半身の体重移動を生かして体動の勢いをボールに乗せられれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

広田子龍 4回
機敏に始動して体の回転とともに勢い良く腕を振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような伸びのある速球主体に打たせて取る投球を見せました。
あまりじっくり見られませんでしたが、なかなか打ちづらい投手だと思います。

武田北斗 5回
ゆったりとした始動から、機敏に体重移動しつつコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球主体に押す投球を見せました。
本職が野手のようで、スナップスローのように投げているのが気になりますが、ストライク先行でテンポ良く打たせて取るのが持ち味ですね。
もっと胸の張りを意識して反発力を生かせるようになれば、球速はまだまだ増してくるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

高橋昇大 6回〜9回
ゆったりとした始動から、やや上体をひねってタメを作った後に鋭くコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球を低めに集めて打たせて取る投球を見せました。
曲がりの大きい変化球も非常に有効です。
ストライク先行でテンポが良く、押せ押せムードの相手打線の勢いを止めるナイスピッチングでした。
もっと躍動感が出てくれば楽しみな2年生です。

・打線
両チームに力の差は感じませんでしたが、好機に連打が出なかった分、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。
スクイズ失敗や牽制死も非常に痛かったです。

・守備
飛球の目測を誤ったり、捕れそうな打球を安打にしたりで、いまひとつリズムに乗れないままに失点を重ねてしまいました。
ミスが致命傷となる試合を経験し、夏への教訓となったはずです。

posted by ティト at 22:47| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月20日 高校野球観戦記 その1

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第1試合
一関一 1−0 盛岡工

両チームエースの力投による見応えのある投手戦。
相手守備のミスから奪った貴重な1点を一関一が守り切りました。
※左打者への外角のストライクゾーンが広すぎる感じで、それも投手戦に拍車をかけた印象も持ちました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
全身をバランス良く使う体動から、鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
何度も見ている投手ですが、速球と変化球を狙ったところへ投げられる指先感覚を身に着けてきましたし、失点を計算できる勝てる投手に成長していると思います。
ペース配分も巧みで、要所で力を込める投球術も素晴らしいですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
縦の変化球にタイミングが合わず、なかなかフルスイングできずにイニングが進んでしまいました。
相手守備のミスを唯一の得点につなげられましたが、クリーンヒットはほとんど出なかったように思います。

・守備
問題なし。

五十嵐健人 遊撃手
球際でボールから目を切らず、グラブを柔軟に動かして打球の勢いを吸い取る捕球センスは見事です。
再三の好捕を見せましたし、送球の安定感も光る2年生です。


<盛岡工>
・投手
田屋裕人 先発完投
常時セットポジションから、担ぐようにゆったりと振りかぶりつつ鋭く腕を振る右右スリークォーター。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をバランス良くミックスして打者に的を絞らせない投球を見せました。
やや手先で押し出してしまう傾向があるのは要改善ですが、リストがかなり強そうで、体の回転もうまく利用できていました。
下半身の体重移動と胸の張りをもっと意識できれば、大きく進化できる資質の高い2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好機であと1本が出ませんでしたし、バント失敗のダブルプレーも非常に痛かったですね。

・守備
厳しい目で見させていただくと、全体的にややスタートが緩慢で、安打性の捕れそうな打球への対処に課題があるように思います。
待って捕球してギリギリのプレーになってしまうのも気になりました。
待って捕球すると、捕球ミスに加えて悪送球も誘発しますし、普段から動いて流れるように送球する意識を持つことがもっと必要だと感じました。

posted by ティト at 21:57| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

第64回春季東北地区高等学校野球岩手県大会 組み合わせ

明日から春の高校野球県大会が始まります。
夏のシード権がかかる重要な大会です。
短期間で大きく進化する球児達のプレーを見るのが楽しみですね。

組み合わせ表は、下記画像をクリックしてご確認ください。

2017春 県大会.pngクリックで拡大

posted by ティト at 23:50| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

5月8日 高校野球観戦記 その3

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第3試合
花巻東 12−2 花巻南 (6回コールド)

好機をしっかりとモノにして点を奪っていく花巻東が、じりじりとリードを広げていく展開でした。

<花巻東>
・投手
田中大樹 1回〜5回
常時セットポジションから、体の開きを抑えるようにを上体を後方へひねってからしなやかに腕を振る日だってスリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と横滑りする変化球でバットの芯を外す投球を見せました。
昨年と比べ、制球が安定してきましたし、牽制技術も進歩しています。
管理人期待の2年生ですが、ひと冬越えてのパワーアップが感じられない点では不満です。
下半身の体重移動があまり効いておらず、上体の回転に頼って投げていますので、今のままの考え方での球威アップには限界があると思います。
身のこなしはしなやかでセンスの高さは一目瞭然ですので、体動の勢いを利用する意識を持てれば、グンと進化できる好素材です。

佐藤眞生 6回
常時セットポジションから、体の開きを抑えるようにやや上体をひねってから力強く腕を振る右スリークォーター。
威力のある速球と緩急二種類の変化球を駆使して三振を取れる本格派です。
昨年と比べ、体の厚みが増して筋力アップがうかがえます。
管理人が特に期待している投手の1人ですが、もうひとつ期待通りに球威が増してこないもどかしさを感じました。
チームの指導方針なのか、先発の田中投手同様、下半身の体重移動をあまり使わず、上体の回転に頼って投げているのが非常に気になりました。
それでもかなり力のあるボールを投げていますので、ポテンシャルの高さは素晴らしいです。
体重移動を乗せられたらさらに素晴らしい本格派になれそうだなあと思いながら見ていました。
速球の球速は、目測で最速140km前後。

・打線
ガンガン強烈な当たりの安打をまとめて打ち崩した感じではないのですが、盗塁で好機を作り出し、その好機に安打が出る効率の良さで得点を積み重ねました。
例年のチームカラーとなっている機動力野球は今年も健在ですね。

中塚悠樹 右投右打
速球を完璧に捕らえ、レフト場外へ消える打った瞬間にわかる特大のホームランを放ちました。
ひと冬越えてスイングの重厚感が増し、スラッガーとしての雰囲気が出てきましたね。

・守備
バウンドを合わせ損ねての捕球ミスはありましたが、強風の中でも軽快に動けていました。


<花巻南>
・投手
長根駿太 1回〜2回途中
常時セットポジションから、右腕でバランス良くリードを取って綺麗に上体を倒し込みながらしなやかに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球主体にテンポ良く打たせて取る投球が持ち味のようです。
まだ2年生で瞬発力に進化の余地があるようですが、上体の倒し込みが生きていますので、ボールにウエートが乗っているのが長所です。
打者に的を絞らせないようにするために変化球の精度を高められれば非常に楽しみですね。

川村京輔 2回途中〜5回
常時セットポジションからゆったりと始動し、担ぐように振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
キレの良い変化球の精度が高く、しっかりと低めに決まっていましたので、そうそう連打はもらいそうにない安定感がある2年生ですね。

藤原桐真 6回
常時セットポジションから、機敏に振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で空振りを取れる本格派タイプです。
かなり地肩が強そうで、やや手投げのような違和感がありながらも力のあるボールが決まっていました。
もっと胸の張りを意識できれば、スムーズに腕を振れるようになってさらに球威が増してくるでしょう。
身体能力の高さがうかがえる2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
三振を多く取られてしまいましたが、好機で安打が飛び出しての得点は、今後の進化に必ずつながっていくと思います。

・守備
キャッチミスが目立ち、余計な点を与えてしまいました。
相手の機動力にやや焦ってしまった感はありますが、好返球のタッチアウトなどもあり、見せ場は作りましたね。

posted by ティト at 21:46| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月8日 高校野球観戦記 その2

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第2試合
花北青雲 9−8 花巻北 (延長10回サヨナラ)

強風吹き荒れる悪コンディションの中、取っては取られる打撃戦。
どちらが勝っても不思議ではない延長戦をを制したのは、花北青雲でした。

<花北青雲>
・投手
武藤聖弥 1回〜5回途中
常時セットポジションから、8割位の力でリラックスしてスムーズに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
制球が良いのが長所ですが、球威アップを目指すために、もっと下半身の体重移動を意識して体動の勢いを投球へ乗せられるようになれば、大きく進化できると思います。

瀬川悠維 5回途中〜10回
ゆったりとした始動から、スムーズに前へ体重移動しながらしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者に的を絞らせない投球を見せました。
柔軟性があって球持ちが良く、身体のバランスが非常に良いですね。
制球も良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。
躍動感がもっと出てくれば、球威が増して相当打ちづらい投手に成長できるはずです。

・打線
バスターがうまく決まっていました。
失点した後にすぐに取り返したのも、相手に主導権を握らせなかった要因でしょう。
代打策がバッチリとハマり、采配の成功も光りました。

齊藤駿助 右投右打
速球を完璧に捕え、レフトポール上部直撃の特大ホームランを放ちました。
9回にリードされた場面での一発は値千金でしたね。

・守備
フライを捕れなかったり、もったいない悪送球などもあってピンチを招く場面がありました。
終盤の勝負どころでのイージーな捕球ミスもあり、致命傷になりかねない失策でした。
強風の影響もあったと思いますが、ミスが多発したのは反省材料でしょう。


<花巻北>
・投手
佐々木健 1回〜10回途中
常時セットポジションから、勢い良く体を回転させて力強くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派です。
機敏性と躍動感のある管理人好みの力投型ですね。
フォームに癖もなく、筋力アップが球威アップに直結するタイプだと思います。
管理人の要チェックリストに入る楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
甘いコースを絞って捕らえることはできていたと思います。
好機は多く作りましたが、あと1本を封じられ、あと1歩及ばなかった感じです。

菊池駿亮 右投右打
速球を思いっきり引っ張ってレフトポール上を越える特大のホームランを放ちました。

・守備
バウンドを合わせ損なって打球を後ろにそらしてしまう場面が目立ちました。
砂埃が舞う強風の悪コンディションで気の毒な面はありましたが、この悔しさを夏へのモチベーションとしていただきたいです。

posted by ティト at 21:31| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月8日 高校野球観戦記 その1

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第1試合
花巻農 13−0 遠野 (5回コールド)

球場への到着が遅れ、4回途中からの観戦です。
序盤から大量得点の花巻農の快勝です。

<花巻農>
・投手
小原匠太郎 〜4回
少ししかみられなかったので、詳細特長は記載できませんが、右上手から、伸びのある速球とドロンと落差のある変化球との緩急を生かした投球でした。

牛崎心温 5回
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みを充分に効かせて勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球をテンポ良く投げ込みます。
1イニングしか見られませんでしたが、体動の勢いを投球に乗せられているのは好印象です。

・打線
少ししか見られなかったので、詳細記載は省略します。9安打で13得点ですので、好機で効率良く安打をまとめたのだろうと思います。

・守備
問題なし。


<遠野>
・投手
菅田輝樹 〜5回
ゆったりとした始動から、担ぐように振りかぶった後に爆発的に腕を振る右上手。
1イニングしか見られませんでしたが、伸びのある速球と落差のある変化球を投げていました。
地肩がかなり強そうですが、胸の張りをもっと意識して肘のしなりを生かせるようになれば、球威が群と増すと思います。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
少ししか見られなかったので詳細記載は省略します。
2安打で無得点でした。

・守備
上記のとおりで詳細は省略します。
2失策があったので、それも失点につながったのかなあと予想します。

posted by ティト at 21:19| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月06日

5月6日 高校野球観戦記 その2

5月6日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第1試合
一関一 2−0 千厩

雨天の中、好投手同士の息詰まる投手戦。
千厩の守備のミスで奪った2点を、一関一が固い守備で守り切りました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
特長は先日記載のとおり。
昨年より制球力が増し、ボール1つ分のゾーンの出し入れで勝負できる投手に成長しています。
キレの良い変化球の精度も良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。
コーナーワークで相手にフルスイングを許さないナイスピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
相手好投手を相手に、なかなか連打が出ない展開。
重苦しい雰囲気でしたが、5回にヒットエンドラン成功後の相手守備のミスで挙げた貴重な1点と、9回にも相手のミスによる1点を加えて勝利をつかみ取りました。

・守備
ミスはありましたが、その後のカバーがしっかりしていたのは好印象。
見事なバックホームもあり、要所での集中力はバッチリでした。


<千厩>
・投手
千葉英太 先発完投
特長は先日記載のとおり。
序盤は躍動感を抑え気味にし、徐々に機を見てペースアップしていく投球を見せました。
スタミナ配分がしっかりとできていますので、攻撃側がスタミナ切れを狙ったとしても、おそらく崩れない投手だと思います。
試合には敗れましたが、投球内容は素晴らしいものがありました。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

・打線
相手を上回る安打を放ち、好機は何度かありましたが、ここぞで畳みかけることができませんでした。
ホームを狙ってのタッチアウトもあり、球運にも恵まれなかった印象です。

金野大成 右投左打
見るからにパワーのありそうな大柄な体格から、力強い打球を連発していました。
場面に応じてコンパクトに捕えるミートセンスも光ります。

・守備
もったいない悪送球で2失点したのは非常に痛かったですね。
ライナーの目測を誤って頭を越されたり、イージーなフライ落球もありました。
好投を続けるエースを守り立てる展開にならず、課題を残しました。

posted by ティト at 18:13| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月6日 高校野球観戦記 その1

5月6日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第1試合
一関学院 8−1 一関工 (7回コールド)

4回からの観戦です。
好球必打の強打のチーム同士のテンポの早い打ち合い。
まとめ打ちで安打を浴びせ、力で点をもぎ取った一関学院が、固い守備で一関工の反撃を最小限に封じました。

<一関学院>
・投手
千葉光 〜7回
ゆったりとした始動から、一球一球バランスを確かめながらスムーズに体重移動する右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球を制球良く投げ込みます。
球威で圧倒する感じではありませんが、
スッと落ちる変化球が有効で要所で空振りをよく取れていました。
8割位の力でリラックスする投球を基本としつつ、要所で全力投球するメリハリのある投球術を見せました。
力を抜くと手投げ気味になる傾向がありましたので、体重移動を緩めないことと、胸の張りをもっと意識できれば、まだまだ成長できる好素材です。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
今年も振れるボールには初球からどんどん打って出る積極スタイル。
頻繁に安打は出ましたが、仕掛けが早すぎる感じで、相手にじわじわとプレッシャーを与えるようなしたたかさは感じませんでした。
それはそれとして、7回で15安打は見事です。

千葉愛斗 右投左打
高めの速球をドンピシャで捕えてライトスタンドへのホームラン。
ひと冬越えて筋力が増し、スイングの力感がアップしていますね。

・守備
問題なし。
非常に安定していました。
機敏な中継プレーでの封殺は見事でした。

夷塚郁斗 遊撃手
出足の瞬発力があってグラブタッチが柔らかく、球際にも強いです。
不利な体勢からも一塁にビシッと送球できる体の芯の強さもありますね。


<一関工>
・投手
天笠蓮 〜5回
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えるようにやや上体をひねった後に勢い良く腕を振る右上手。
伸びのある重そうな速球と落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
かなり筋力が強そうですし、フォームに癖がなく、機敏性が増せば大きく伸びそうな2年生です。

新田凜 6回〜7回
ゆったりとした始動から、左腕を体の後ろに隠すように振りかぶって勢い良く腕を振る左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
腕を強くしなやかに振れますので、速球は打者の手元でグンと伸びてくる球質ですね。
下半身の体重移動も意識できていますし、今後の飛躍が期待できる2年生です。

・打線
好球必打のストロングスタイル。
中途半端なくフルスイングするのがチーム方針のようですね。
強い当たりが多く、打線の底力の高さは感じましたが、相手の再三の好守備などもあり、大量点にはなかなか結びつけられませんでした。

・守備
問題なし。
ホームへのフィルダースチョイスがもったいなかったです。

posted by ティト at 18:01| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

5月3日 高校野球観戦記 その3

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第3試合
高田 6−0 大船渡

中盤以降に押せ押せの展開を作った高田が、じわじわとリードを広げてガッチリと守り切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
昨年と比べてパワーが増していますし、変化球の精度も上がっていますね。
今日は、ストライク先行でテンポの良いナイスピッチングでした。
左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
ファーストストライクを安易に振らず、じっくりとボールを見極めながら失投を待つスタイル。
鋭くコンパクトに野手の間を抜く打撃ができていたように思います。

守備
強い打球を捕れない場面はありましたが、全体的には軽快で概ね問題なし。

佐々木倭 三塁手
捕球ミスはありましたが、打球への反応が良く、守備範囲が広いです。
送球も安定していますね。


<大船渡>
・投手
前川瞳眞 1回〜6回
常時セットポジションから、やや担ぐように振りかぶった鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
機敏で野球センスの高さがうかがえました。

金子正宗 7回
常時セットポジションから、やや上体をひねった後に機敏に体を回転させて勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を制球良く投げ込んでいました。

佐藤健一郎 8回
常時セットポジションから、全身をバランス良く使ってしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球で三振を取れる本格派タイプです。
球持ちが良く、リリースタイミングに優れていますので、球速以上に打者の手元に食い込む球質だと思います。
下半身の体重移動をもっと大胆に意識して体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威もグンと増してくるでしょう。
ポテンシャルの高さがひと目でわかる楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
相手投手の威力のあるボールになかなかタイミングが合わず、三振を多く取られてしまいました。

・守備
野手の動き自体は悪くありませんが、難しい打球を捕球できない場面が何度もあり、それが失点につながりました。
トスがやや雑になって悪送球になってしまったのも非常にもったいなかったですね。

posted by ティト at 19:36| 岩手 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月3日 高校野球観戦記 その2

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第2試合
釜石商工 3−0 釜石

引き締まった投手戦。
ともにピンチを凌ぎながら、終盤に突き放した釜石商工が勝利をつかみました。

<釜石商工>
・投手
小林陽哉 先発完投
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えつつ軸足にタメを作ってから勢い良く腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ2年生で線が細い感じはしますが、機敏性があって動きがしなやかですし、センスの高さは十分に見て取れました。

・打線
好機をなかなかモノにできず、焦れるような展開でしたが、終盤の連打で勝機をつかみました。

守備
問題なし。
見事な中継プレーでピンチの芽を摘むなど、集中力の高さを発揮しました。

鎌田尚人 遊撃手
瞬発力があり、広範囲に難しい打球をさばいていました。
実は投手としても期待しているセンス抜群の2年生です。


<釜石>
・投手
畑山洸一郎 1回〜8回途中
ゆったりとした始動から、担ぐように大きく振りかぶった後に上体の倒し込みとともに勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球とブレーキの効いた落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
前チームのエース岩間大投手に非常によく似たフォームですね。
岩間投手同様、ウエートをしっかりとボールに乗せ、体動の勢いを生かす投球スタイルです。
ウイニングショットとなる鋭い変化球を習得できれば、相当打ちづらい投手に成長できると思います。

大尻悠矢 8回
スナップを生かし、軽々と力強いボールを投げる右上手。
伸びのある速球とストンと落ちる変化球を投げ込みます。
本職が捕手で、下半身の体重移動が不足しているのが課題ですが、スナップスローで力のあるボールを投げられるリストの強さが際立ちます。

・打線
好機はつかむものの、あと1本が出ず、ホームが遠かった印象です。

・守備
大きな問題なし。
盗塁悪送球での失点はもったいなかったです。

posted by ティト at 19:19| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月3日 高校野球観戦記 その1

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第1試合
大槌 6−4 住田

両チームともミスで失点しましたが、中盤以降に落ち着きを取り戻した大槌が、逆転で勝利をつかみました。

<大槌>
・投手
臺聖哉 1回〜2回
ゆったりとした始動から、重心を低く落として体の回転とともにしなやかに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。
機敏性がやや不足している感じですが、腕の振りは柔らかいですので、もっと体重移動を意識できれば、ボールにウエートが乗ってくると思います。

藤原勇気 3回〜9回
常時セットポジションから、素早く上体を倒し込みながら爆発的に腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
変化球を投げる時に力が抜けてしまうのが課題ですが、瞬発力がありますし、地肩がかなり強そうですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
相手のミスはありましたが、盗塁を絡めてしぶとく点をもぎ取りました。

・守備
前半はイージーな捕球ミスや悪送球が目立ちました。
中盤以降はファインプレーも飛び出して逆転勝利につなげましたね。


<住田>
・投手
菊池飛我 先発完投
常時セットポジションから、機敏にカラダを回転させて勢い良く腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球をテンポ良く低めに集めます。
躍動感を投球に乗せているのが好印象です。

・打線
序盤にリードしましたが、その後に好機をモノにできないでいる間に逆転されてしまいました。

・守備
待って捕る傾向があり、アウトにできる打球を安打にしてしまうのが気になりました。
イージーな落球や悪送球でピンチを招いたのも反省材料でしょう。

posted by ティト at 19:05| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

5月2日 高校野球観戦記 その2

5月2日

春の高校野球北奥地区予選 森山球場第2試合
黒沢尻工 5−3 水沢工

投打にレベルの高いせめぎ合い。
中盤までにリードを広げた黒沢尻工が、水沢工の終盤の反撃を凌いて逃げ切りました。

<黒沢尻工>
・投手
岩崎颯人 1回〜7回途中
ピンと背筋の伸びた常時セットポジションから、上体の倒し込みとともにしなやかかつ力強く腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球主体にグイグイ押す本格派タイプです。
昨日見た千厩の千葉英太投手と同じく、管理人が特に注目している投手の1人で、ひと冬越えてどのように成長したのか楽しみにしていました。
昨年と比べると、躍動感を抑え気味に、先発完投を意識して8割位の力で投げている感じですね。
球威アップを楽しみにしていた部分では不満はありますが、クイックや牽制などの技術が格段に向上していますし、より勝てる投手に進化している印象です。
ポテンシャルは十分の投手ですので、もう少し躍動感を意識するだけで球威は増してくると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

菅原大夢 7回途中〜9回
ゆったりとした始動から、コンパクトに腕を振ってテンポ良く投げる右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球のコンビネーションが持ち味のようです。
本職が野手なので、スナップスローのような感じで投げていますが、それでもなかなか力のあるボールが決まっていました。
昨年の時点で走攻守で抜群のセンスを発揮していましたが、投手もできることに驚きですね。
胸の張りをもっと意識できれば、投手としても成長できる楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
選球眼が良く、際どいコースは見極めて甘いコースをしっかりと狙い打てていました。

古川凌 右投右打
低めの速球を鋭く捕えてライナーでレフトスタンドへ運びました。

・守備
問題なし。
内外野とも穴がなく、非常に安定しています。


<水沢工>
・投手
菊地智己 1回〜5回
常時セットポジションから、力強く振りかぶって思いっきり腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
躍動感と機敏性があり、運動神経が良さそうな投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

千田悠人 6回〜7回
ゆったりとした始動から、素早く上体を捻って鋭く腕を振る変則的な右横手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外します。
スリークォーターで投げたりアンダーから投げたりしますので、打者としてはかなり打ちづらい投手だと思います。

千葉魁人 8回〜9回
ゆったりとした始動から、やや担ぐように振りかぶって軸足でタメを作ってから力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球で押す投球スタイルです。
もう少し前へ大胆に踏み込んて体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威はまだまだ増してきそうな楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好球必打の積極スタイル。
頻繁に安打が出て好機もつかみましたが、しばしば牽制で刺されるなど、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。
相手好投手に対して二桁安打を浴びせていましたし、打線の底力の高さは十分にうかがえました

・守備
バウンドを合わせ損なっての捕球ミスから先制を許したのはもったいなかったですね。
全体的には軽快だったと思います。

posted by ティト at 19:54| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする