2019年10月16日

10月15日 高校野球観戦記 その2

10月15日

秋の高校野球東北大会準々決勝 県営球場第2試合
仙台育英 6−1 一関学院

仙台育英が押し気味に試合を進めるも、一関学院が凌いで得点を許さない展開。
均衡を破る1点を仙台育英がラッキーな形で取り、その後は一関学院のミスに乗じてリードを広げる展開でした。

<仙台育英>
・投手
笹倉 1回〜5回途中
常時セットポジションからゆったりと始動し、素早く振りかぶってコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
威力のある速球と緩急2種類の変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
軽々と投げていますが、威力のあるボールが決まっていました。
まだ1年生ですが、体幹と筋力の強さが一見してわかる逸材です。
プロを狙える身体能力の持ち主だと思います。
速球の球速は、最速144kmの表示。

向坂 5回途中〜7回、9回
常時セットポジションからスムーズに振りかぶり、しなやかに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
力感がやや不足していますが、フォームバランスの良さが好印象です。
筋力アップが球威アップに直結するタイプですね。
速球の球速は、最速138kmの表示。

菅原 8回
常時セットポジションから、足を大きく上げて体動の勢いを作りつつ力強く踏み出して鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派ですね。
ややアーム式の投法ですが、体重移動をボールに乗せて投げていますので、球速以上の球威で打者を圧倒できていました。
今の躍動感を維持しつつ、もっと胸を張って反発力を生かす投法を会得できれば、肘の支点を自然に意識できるようになってさらなる球威アップが見込めると思います。
腕の振りの形がどうこうよりも、まずは体動の勢いで投げるというのが投手の基本だと管理人は思っていますので、岩手の投手にもぜひとも参考にしてもらいたい投手です。
速球の球速は、最速140kmの表示。

伊藤 9回
ゆったりと振りかぶり、軸足のタメを意識しつつ力強く蹴り出して爆発的に腕を振る右上手。
威力十分の速球と緩急2種類の変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
まだ1年生ですが、躍動感たっぷりの逸材ですね。
仙台育英には素晴らしい投手目白押しで羨ましい限りです。
まだ線が細い感じで発展途上だと思いますが、今後の進化が楽しみです
速球の球速は、最速144kmの表示。

打線
打球が速く、スイングに重厚感がありました。
岩手ではなかなか体験できない威圧感が溢れ出ていましたね。
中盤までどうにかこうにか一関学院が凌いでいましたが、ずっとヒヤヒヤしながら見ていました。
選手の体つきを見ても、ウエートトレーニングでしっかりと鍛えられているだろうことが見て取れました。
岩手のチームも、このチーム以上の強度でトレーニングしなければ、全国制覇は狙えないと管理人は思った次第です。

守備
問題なし。

入江 遊撃手
すばしっこい感じではないのですが、無駄のない足さばきと柔らかいグラブタッチ、しなやかなスナップスローなど、センスの高さが一目瞭然。
岩手のチームに欲しいと思ってしまう大型遊撃手です。
 

<一関学院>
・投手
佐藤弘平 1回〜3回途中
ゆったりとした始動から、素早く担ぐように振りかぶって勢いよく腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
ピンチの連続でしたが、決定打を許さない粘りのピッチングを見せましたね。
速球の球速は、最速136kmの表示。

小綿大斗 3回途中〜7回途中
素早く体を回転させてコンパクトに腕を振る右横手。
伸びのある速球と横滑りする変化球を四隅に散らして的を絞らせない投球を見せました。
速球の球速は、最速133kmの表示。

菅原諒太 1回〜3回途中
常時セットポジションから力強く振りかぶり、上体の倒し込みを生かしながら思い切り良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
全身を使って投げ込み、勢いづいた相手打線の流れを断ち切るナイスピッチングでした。
速球の球速は、最速132kmの表示。

打線
相手好投手に対し、やや力負けの印象です。
なかなかフルスイングできず、自信のないような早打ち又はコースに決まるボールに手が出ない場面が非常に目立ちました。
また、低めの変化球の見極めができずに何度もバットが空を切りました。
もっと始動を早め、踏み込みながらボール球なら見逃して甘いコースならピンポイントで強振できるような打線を作り上げなければいけないと感じました。
9回に意地でもぎ取った1点を財産として、来季への飛躍につなげていただきたいです。

守備
立ち上がり、相手の打球の速さに面食らったようにフリーズしてしまう場面がありました。
何でもないプレーでの悪送球や、弱い打球を逸してしまったり、焦る必要のない送球の場面でお手玉したりなど、一関学院らしくないミスを連発してしまいました。

ジャッジについて
5回表、三本間に挟まれた相手走者が、大きくファールゾーン側に走路を外れた場面で、なぜかジャッジはそれをスルー。
3フィートを大幅にオーバーしていましたので(コーチャーズボックスよりさらにファール側に足跡を確認)、明らかにミスジャッジです。
一関学院を応援していたからどうこう言うのではなく、これは許容範囲を超えるミスジャッジです。
審判全員を集めて協議するなどして、正しいジャッジを模索しなければいけなかったと思います。
正直、単に引っ込みがつかなかったからゴリ押ししたと思われても仕方がないでしょう。
1点を争う好ゲームだっただけに、後味の悪さが残ってしまいました。

posted by ティト at 00:08| 岩手 ☀| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]