2019年05月07日

5月6日 高校野球観戦記 その2

5月6日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第2試合
大船渡 7−0 高田 (8回コールド)

ガッチリと守りつつ、先制、中押し、ダメ押しの展開で大船渡が完封しました。

<大船渡>
・投手
和田吟太 先発完投
常時セットポジションから、軸足でタメを作りつつ担ぐように振りかぶって腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急2種類の変化球をグイグイ投げ込みます。
投球テンポ良く打ち取っていくナイスピッチングでした。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

打線
球種を絞らず、好球必打で振りにいくスタイルですね。
この時期としては、各打者の変化球への対応能力の高さが目を引きました。
昨秋の盛大附属戦で、変化球にタイミングが合わなかった課題を乗り越えつつありますね。

木下大洋 右投右打
速球に振り負けずに右中間へ2ランホームランを放ちました。
腕力が相当強く、右方向にホームランを打てるのが特長ですね。

佐々木朗希 右投右打
投手として全国区となっている佐々木投手ですが、管理人は実は、打者として見て投手と同等の期待値をこの選手に対して持っています。
自然に踏み出して自然に捕らえる打法でミートセンス抜群。
腕力による押し込みも強いので、軽く捕らえた打球の速さも目を引きました。
岩手の二刀流と言えば大谷翔平選手のイメージが強いですが、管理人から見て、佐々木選手は同時期の大谷選手と同等以上の完成度だと思います。(当然ながら、今の大谷選手ではありませんよ。)
体の回転にこだわり過ぎるフォームの大谷選手より、自然に踏み込んで体重移動を利用する佐々木選手のフォームの方が、管理人的には好みだったりします。
全体的に、瞬発力については同時期の大谷選手を上回っていることは間違いありません。
走り始めてから加速する大谷選手に対し、初動から速いのが佐々木投手の特長です。
アスリートとして、抜群に能力の高い選手です。

守備
問題なし。

佐々木朗希 右翼手
投手としての登板を期待していましたが、今日は野手オンリーでした。
目立ったファインプレーなどはありませんでしたが、打球への初動が早く的確なのは一目瞭然です。
190cmを超える体格でここまで身体能力に優れている高校生を見るのは初めてかもしれません。
守備練習から見ていましたが、軽く投げている感じでも遠投能力はずば抜けていました。
あとは、投手としての姿を生観戦するだけです。
選手の皆さん、保護者の皆さん、管理人に練習試合日程を教えてください。🐱

先日の地区予選初戦登板時の映像は見ましたが、明らかに脱力を意識した投球でした。
この中で非常に気になってしまったのは、体動全体の力を抜いていたことです。
夏の連投への備えとして、脱力投法を引き出しの1つとして身につけるのは大変良いことだと思いますが、力を抜いていいのは腕の振りだけです。
下半身の体重移動を利用せずに立ち投げに近い状態で投げてしまう場合、ある程度の球威を求めるために結局は腕を強く振らなければなりません。
例えば、助走とともに投げる場合、体動の勢いをエネルギーとして利用できるので、軽い腕の振りでも結構伸びのあるボールを投げられますよね。
一方、助走をつけずに助走時と同じ球威を求めるのであれば、腕を思いっきり振らなければなりません。
投手にとっての投球とは、いかにして助走を利用するに等しいエネルギーを捻出するかということです。
佐々木投手が何のために脱力投法を身につけるかといえば、腕の故障や消耗を防ぎつつ、夏を勝ち抜くためだと思います。
体動の勢いを削いで腕だけ強く振るのであれば、本末転倒状態です。
体動の勢いを削いでかつ腕の振りも弱めるのであれば、練習にすらなりません。
体の中で、足や背中、胸の筋肉は、大きく、鍛えやすく、超回復しやすい部分です。
これらの力を抜くメリットはありません。
しかし、肩や肘、手首や指先、いわゆる腕は、筋肉量が少なく、鍛えにくく、故障しやすい部分です。
これらの力を抜くメリットはあるでしょう。
腕は長期的に鍛える必要があります。
佐々木投手の場合、下半身の体重移動を緩めなければ、それこそ軽い腕の振りでも150kmを超える速球を投げられるポテンシャルがあります。
本来、体動の勢いをボールに乗せられるのが佐々木投手の最大の魅力なので、これを疎かにする脱力投法では、夏への備えにはならないと管理人には思えてしまったので、長文で余計なことを書いてしまいました。


<高田>
・投手
菅野有斗 1回〜3回
機敏な体動から、スムーズに振りかぶってコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をコンパクトに投げ込みます。
指先感覚に優れているようで、変化球が低めに集まるのが特長ですね。
安定感のある勝てるタイプの投手でしょう。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

横澤斗馬 4回〜5回
大きく振りかぶり、下半身の体重移動を生かして勢い良く腕を振る左上手。
伸びのある速球主体に打たせて取る投球を見せました。
あまり細かいことは気にせず、とにかく勢い良く投げているのが好印象です。

黄川田諒海 6回〜7回
勢い良く振りかぶり、体重移動を利用してしっかりと踏み込んで力強く腕を振る左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
体全体をうまく使えており、躍動感をボールに乗せられるのが長所ですね。
打者の想像以上に球威を感じさせる投手だと思います。

打線
見極めを重視する意図はうかがえましたが、なかなかボールを絞りきれず、打たされてしまった印象です。

守備
送球ミスがやや目立ちました。
野手の動き自体は軽快ですが、細かい捕球ミスもありました。

posted by ティト at 01:25| 岩手 ☔| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人さん、ホントお元気そうで安心しました!

もうすぐ県大会!高いレベルの熱戦に期待です!

佐々木くんだけじゃないよ、岩手の高校野球は!!
Posted by 牧場の投手カトリ at 2019年05月15日 23:16
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