2018年08月11日

花巻東 甲子園初戦

8月9日

夏の甲子園1回戦 甲子園球場
下関国際 4−2 花巻東 (延長10回)


管理人は1日遅れのビデオ観戦でした。
いやあ、悔しい惜敗でした。
互角の接戦の中で、勝機をモノにできなかった感じでしょう。

先発の伊藤翼投手は、持ち味を発揮して大崩れせずに粘りました。
終盤にやや球威が落ち、相手打線に合わされてしまいましたが、甲子園での9回2失点・10回4失点は好投だと思います。
西舘勇陽投手も、今後に期待できるナイスリリーフでしたね。

打線は、なかなか連打が出ず、ビッグイニングを作れずじまいでした。
甲子園に出てくる好投手相手に大量点を奪うのは容易ではありませんが、2得点で勝利をつかむというのは厳しいものがあります。

守備は、全般的には安定感がありましたが、細かい部分でのミスが出てしまいました。
走者がホームを狙うと思わなかったのか、ホームへの送球が緩んでしまった場面がありましたし、アウトカウントを間違えたのか、ゲッツーを取れるプレーでなぜか送球しない場面がありました。
花巻東は、場面場面での声掛けが他チーム以上にしっかりしているチームですが、これが甲子園の想定外の緊張感なのでしょうか。


高校野球の最高レベルの大会で、他県の強豪と互角の好試合を演じた花巻東をまずもって称賛いたします。
そのうえで、今後のために一言二言。

県大会から見ていて、投手、打者ともに、下半身を使った体重移動が緩慢すぎる印象です。

まず投手ですが、投手陣全体が、蹴り足や踏み足よりも、上体の回転や肘のしなりを重要視していることがうかがえます。
なぜ、筋量の多い下半身をあまり利用せずに投げようとするのか、前々から疑問に思っていました。
理由をお分かりの方がいらっしゃいましたら、メールででも教えていただければ嬉しいです。
管理人的には、筋量の多い部分を利用して投げるのが合理的だと思っています。
下半身で体動の勢いを作り、上体の回転でさらに勢いを作ってから自然な腕の振りにつなげるのが良いと管理人は思っています。
下半身で体動の勢いを作らずに上体で踏ん張って投げるのは、車の運転で言えば、いきなりサード発進するようなもので(オートマ車しか運転したことがない方はイメージが湧かないかもしれませんが)、相当な負荷がかかりますから、スタミナを浪費するのも当然でしょう。
上体のひねりと肘のしなりで、球持ちが良く打ちづらいことは認めますが、相手打者の打ち損じを期待し続けるような投球にはやはり限界が見えてきます。

打者も、あまり踏み込まずに、体の回転で打とうとしていますね。
プロ野球選手の中には、体の回転力を主エネルギーにできる打者もいますが(今の大谷翔平選手はそういうタイプです)、ほとんどの高校生選手は、蹴り足を生かしてしっかりと踏み込んで勢いよく振らなければ、力強い打球を放つことはできません。
体の回転力を主エネルギーとする打撃を志向するのであれば、相当な筋力の裏付けがなければなりませんが、管理人が知る限り、正直言って、花巻東のウエートトレーニングの強度は不十分で、そのような打撃を志向するための下準備ができていないと言わざるをえません。
前記の投手の話と似た感じで、サード発進するようなバッティングですので、どうしても立ち遅れてしまいますし、無理に始動を早めると、当てるだけのバッティングになりがちです。

現代の甲子園で優勝するためには、ロースコアで1点差を制するような試合をし続けるのは難しいと思いますし、相手を圧倒できる底力を備えられるように準備しているチームが実際に優勝しています。
そういうチームを目指す中で、球運をモノにできるのだと管理人は思っています。

管理人がブログを始めてから、相当な年数が経っています。
いつまでもブログを続けることはできないので、管理人の目が黒いうちに県勢に全国制覇を成し遂げてもらいたいという焦りもあり、ちょっと厳しい投稿になってしまいました。
気分を悪くされた方もいらっしゃると思いますが、どうがご容赦くださいませ。

素晴らしい試合と、今後への課題も見えた今年の甲子園です。

花巻東の選手の皆さん、センバツも含め、全国の強豪相手に見事な戦いぶりでした。
ファンを熱狂させてくれたことに感謝いたします。

posted by ティト at 01:58| 岩手 ☁| Comment(3) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

管理人さん、皆さん、こんにちわ!

投打の『体の使い方』に関しては管理人さんの仰る(仰り続ける)通りだと思います。

10年前なら、これはこれで通用したかもしれませんが、特に打撃強化の著しい
昨今の高校野球シーンにおいては非力さが目立つ結果になるのは仕方ないでしょう。

多くの高校がガチムチを指向する中で、葉巻東のような選択肢を持つ強豪校が
1つでもあるのは良いでしょうが、目指すのは『テッペン』ですから
歯がゆい事に変わりはありません。まして、県内の逸材を集め、
体の鍛え方ひとつで“大化け”できる素材が揃う花巻東ですから余計。

この件は一度、佐々木監督と腹を割って話してみたいですネ。
今度、お手紙書いてみます。(笑)

前も書きましたが、三重や、敦賀気比がいい『お手本』だと思います。

あと、これは言ってもせん無き事ですが、今年の岩手のチームの中で
盛三や中央が甲子園に出ていたらどうだったろう、と想像しています。

投打で『力強い活躍』を見せて貰えたかもしれませんネ。

さあ、『秋の新チーム』に期待しましょう!球場へGO!!
Posted by 牧場の投手カトリ at 2018年08月11日 18:59
管理人様いつも詳細なリポートありがとうございます。

今回は色んな意味で残念でしたね。集中力の欠如もそうでしたが、どこか淡々とし過ぎて勝ちたいという気持ちが伝わってこない...そんな試合だったかなぁと思っています。

複数投手をベンチ入りしておいて、アップアップしてた伊藤君と心中というのもちょっと理解に苦しみました。9回裏の戦いについてもそうですが、いずれにせよ済んでしまったことですから、新チーム発足に向けてまた頑張ってほしいと思います。

花巻東の選手の鍛え方については、管理人様仰る通り、ちょっと疑問が残りますね。能力の高い選手が多いと思うので、戦術的な部分はかなり煮詰めているのでしょうが、もうちょっと筋力をつけてそれを活かす体の使い方をする必要があるのかなと思います。

ここまでの勝ち上がりチームの状況を見ても、もはや2.3点勝負で優勝できるような状況ではないですので(それこそ大谷君や菊池くんを2.3枚そろえれば別かもしれませんが...)...。全国制覇をするのに何が必要なのか、花巻東さんにとっては、そろそろ再考する時期に来ているのかなと思います。

せっかく県内各地から良い選手を集めているのですから、なおのことそう思ってしまいます。
Posted by 八潮圏民 at 2018年08月13日 01:07
管理人さん、みなさん、こんにちわ!

県勢が早々に敗退しても甲子園は熱いです。

金足農業、横浜撃破オメデトー!!
吉田投手もいよいよ神がかってきた感じ。
第1回目の『忘れ物』を100回記念大会で取り戻すか秋田県勢!
そのまま『テッペン』まで突っ走れ!全力応援だー!!!

さて現在、大阪桐蔭と浦和学院がやってます。
大阪桐蔭が『テッペン』を目指すのに最大の難敵でしょう。

東北勢を破った『報徳』、『浦和』、『下関』がB8進出してますね。

また、さっきまで聞いてたラジオの解説が秀逸です。

『春とは違う根尾。ニュー根尾、いやネオ根尾!』

『大谷が大好きで大好きで、真似をして真似をした渡辺』

14日のラジオ中継では『女性アナウンサー』による実況は、少々
声色が耳につきましたが、基本に忠実で実に分かり易かったですね。

色々な楽しみ方がある高校野球。

是非『金足農業』VS『下関国際』の決勝を見てみたい!!

Posted by 牧場の投手カトリ at 2018年08月18日 09:38
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