2018年07月19日

7月19日 高校野球観戦記 その2

7月19日

夏の高校野球県大会準々決勝 花巻球場第2試合
盛岡市立 13−11 黒沢尻工 (延長10回)

延長にもつれ込む壮絶なる死闘。
3回までに11点を奪った盛岡市立に対し、じわじわと点を重ねた黒沢尻工が7回についに追いつきます。
今度は黒沢尻工ペースになるかと思いましたが、盛岡市立がピンチを凌ぎ、延長で盛岡市立がついに勝ち越し。
そのまま逃げ切って稀に見る激闘にピリオドを打ちました。

<盛岡市立>
・投手
細川晃太朗 1回〜5回途中
ゆったりと振りかぶり、軸足でタメを作ってからコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がる変化球で打たせて取る投球を見せました。
かなり腕力が強そうで、体動はそれほど大胆ではないものの、強く腕を振れる投手です。
パワーのあるメジャーリーガー型の本格派ですね。
速球の球速は、最速135kmの表示。

本堂凱 5回
機敏に体を回転させ、鋭くコンパクトに腕を振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、横手特有の伸びる速球と横滑りする変化球でバットの芯を外す投球が持ち味です。
ピンチでの登板で、カウントを苦しくした後の抜いた球を捕らえられてしまった感じです。

四月朔日隆徳 5回途中〜10回
特長は先日記載のとおり。
無死満塁の大ピンチからのスクランブル登板でしたが、しっかりと腕を振って投げていました。
度胸満点の2年生です。
先日の花巻北戦の完封勝利で、投手として一段レベルアップしたように思います。
今まで何度か見ている投手ですが、ここまで短期間で進化する投手はそうそう見られないでしょう。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
序盤に面白いように安打がつながり、あれよあれよと大量点を取りました。
しかし、そこで安心してしまったのか、中盤から打線が沈黙し、相手の追い上げを許してしまいました。

守備
バウンドを合わせ損なって弾いた場面以外の捕球ミスはなし。
終盤でベースカバーに入らずに安打にしてしまったプレーがもったいなかったですね。
終盤に相手に傾きかけた流れを好守で断ち切り、延長での勝利を引き寄せました。

遠藤航 遊撃手
抜ければ2点という安打性の当たりを横っ飛びで好捕してアウトにしました。
非常に大きいファインプレーでした。


<黒沢尻工>
・投手
長山優大 1回
特長は先日記載のとおり。
それほど悪い出来ではないように見えましたが、ストライクを取りに行く甘いコースを狙い打たれた印象です。
速球の球速は、最速130kmの表示。

戸来大輔 1回途中〜2回
機敏に振りかぶり、素早く前へ体重移動しながら勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
機敏で小気味よい投手ですが、もっと脇を絞って肘の支点を生かせるようになれば、ウエートがボールにしっかりと乗って球威がまだまだ増してくると思います。
速球の球速は、最速130kmの表示。

田澤潤 3回〜4回
常時セットポジションから、胸をしっかりと張って反発力を生かす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
躍動感を投球に生かせていますが、上体で踏ん張って投げている感じで、スタミナを浪費しやすいフォームに見えましたので、もっと下半身の体重移動を意識して体動の淀みをなくして投げられるようになれば、安定して力のあるボールを投げられるように。なると思います。
今後の成長が楽しみな2年生です。
速球の球速は、最速130kmの表示。

石塚綜一郎 5回
常時セットポジションから、担ぐように振りかぶって真上から投げ下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で押す本格派タイプです。
本職は野手ながら投手もできるとは聞いていましたが、管理人は初めて見ました。
地肩が強く、腕の振りはパワフルですが、脇の絞りが甘く、肘の支点を利用せずに主に腕力だけで投げているのが改善ポイントでしょうか。
それでも球威があって魅力のある逸材ですので、今後投手として本格的に育成すれば、相当な好投手に成長できると思います。
投打で注目の2年生ですね。
速球の球速は、最速136kmの表示。

菅原大夢 6回〜10回
特長は先日記載のとおり。
追い上げムードの中、絶対に点をやれない場面で登板してしっかりと結果を残すところに、この投手の底力と根性を見ました。
連投で確実に疲れているはずですが、速球も変化球もしっかりと腕を振って投げましたね。
投打でセンス抜群の選手ですので、卒業後も野球を是非とも続けていただきたいと思います。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
思わぬ大量失点のビハインドに焦りが見え、序盤は変化球を打ち損じる場面が多かったです。
完全な負けパターンでしたが、ボールをじっくりと見にいくというよりは、好球必打で長打を交えながら点を着実に返していきました。
そしてついに10点差を追いつく驚異の粘りを見せましたが、あと1歩で逆転には届かずに延長で涙を飲みました。

石塚綜一郎 右投右打
速球を思いっきり引っ張り、レフト場外へ滞空時間の長い特大の一発を放ちました。
この選手は、本当に才能のある強打者ですね。
まだ2年生で、さらに進化できる逸材なので、プロを目指す意気込みで練習に取り組んでいただきたいと思います。

古川凌 右投右打
速球を鋭く捕らえ、ライナー性の打球でセンターバックスクリーンにホームランを放ちました。

守備
四球で走者を溜めた後に安打を打たれ、外野が打球を逸らしてしまうなど、リズムに乗れないうちに大量失点してしまいました。
捕れそうな打球をモノにできなかったり、球運が相手に傾いたような展開でした。

posted by ティト at 23:27| 岩手 ☀| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]