2017年09月04日

9月3日 高校野球観戦記 その2

9月3日

秋の高校野球花巻地区予選決勝 花巻球場第2試合
花巻東 15−7 花巻南

両チーム合わせて30安打の打撃戦。
好機で安打がつながった花巻東が、押せ押せムードで攻めて大量点を奪い、追いすがる花巻南を振り切りました。

<花巻東>
・投手
田中大樹 1回〜7回途中
常時セットポジションから、上体をやや後方に捻ってタメを作ってからコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
管理人が期待している投手のうちの1人ですが、球威がなかなかアップしてこない感じで管理人としては不満です。
花巻東の投手陣全般に言えることですが、上体の回転を利用して投げることに固執するあまり、下半身の体重移動がおろそかになってしまっています。
上体の回転だけで出せるエネルギーには限界があり、下半身の体重移動を利用して勢い良く投げられなければ、球威はなかなかアップしません。
高校時代の雄星投手や大谷投手は、超高校級のずば抜けた身体能力の持ち主だったので、体重移動が控えめながらあれだけの球速を出せたレアケースであり、プロ選手クラスの身体能力がまだ備わっていない高校生であれば、やはり体動の勢いをボールに乗せられなければ、力のあるボールというのはなかなか投げられません。
余計なお世話であることは重々承知ですが、この部分をもっと意識する必要があるとあえて言わせていただきます。

伊藤翼 7回
常時セットポジションから、素早く体を回転させて鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
打者1人のみの登板だったので、詳細観察はできませんでしたが、伸びのある速球を投げていましたし、腕が遅れて出てくるタイプで打ちづらそうな投手ですね。

西舘勇陽 8回〜9回途中
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みとともに力強く腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球主体にグイグイ押す投球を見せました。
下半身の体重移動が不足していますが、しなやかな腕の振りには将来性を感じさせる1年生ですね。
今夏に見て衝撃を受けた大船渡の佐々木郎希投手のライバルになりそうな予感大ですし、今後の岩手の高校野球を盛り上げられる逸材でしょう。
速球の球速は、目測で最速140km前後。

佐藤靖友 9回
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えるように上体を捻り、回転力を利用して勢い良く腕を振る右スリークォーター。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
打者2人の登板で詳細観察はできませんでしたが、体動の勢いを利用して投げる小気味よさがありました。
花巻東投手陣の中では、躍動感が目立つタイプの楽しみな1年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

・打線
低めの変化球をしっかりと見極め、甘いコースを狙い打つしたたかさを発揮していました。
内野の間を鋭く抜く安打が多かったですね。
単打をつなぐマシンガン打線という感じですが、今日は要所での1発も出て大量得点となりました。
好投手相手の20安打は、高評価に値するでしょう。

紺野留斗 右投右打
速球を振り切って左中間最深部への2ランホームラン。
粘った末に甘いコースを逃さずに捕らえた価値のある1発でした。

・守備
打球を後ろに逸して長打にしてしまうなど、集中力に欠ける場面がありました。
全体的には軽快さが光りました。


<花巻南>
・投手
川村京輔 1回〜7回
ゆったりとした始動から、素早く振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と多彩な変化球で的を絞らせない投球が持ち味です。
相手の強力打線を意識し、全ての球種を惜しみなく使って細心の投球を見せましたが、カウントが苦しくなった後のストライクを取りにいくボールを狙われてしまった感じです。
相手打線にうまく打たれて失点はそれなりに許してしまいましたが、大きく外れるようなボールはなく、持ち球を制御できる能力は十分に見て取れました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

藤原桐真 8回〜9回
常時セットポジションから、担ぐように素早く振りかぶって重心をグッと落としながら勢い良く腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と落差のある変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
筋力がかなり強そうで、機敏で瞬発力のあるアスリートタイプですね。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
甘いコースは逃さずに強く振り切る迫力がありました。
打ち損じは多かったものの、威圧感はあり、底力の高さを管理人は感じました。

長根駿太 右投左打
思いっきり引っ張った打球がレフトスタンドへ突き刺さりました。
迷いのない見事なスイングでしたね。

・守備
もったいない悪送球で失点してしまったのが非常に痛かったですね。
捕球ミスの後に失点につながってしまった場面もあり、結果的に思わぬ大量失点となってしまいました。

藤原宗大 捕手
動作が機敏で送球も鋭く、容易には盗塁を許しそうにないレベルの高いパフォーマンスを見せていました。

posted by ティト at 01:26| 岩手 ☀| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人さん、皆さん、こんにわ!

管理人さん、毎度レポート、お疲れ様&有難うございます、デス。

秋季県大会の組み合わせも決まり、気分はすっかり選抜モード。

おっとその前に、国体でのモリフと専北の健闘と、
富士大学の神宮大会出場を祈念いたしましょう!!
Posted by 牧場の投手カトリ at 2017年09月13日 09:55
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