2022年05月07日

5月7日 高校野球観戦記 その2

5月7日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第2試合
花巻南 9−1 花北青雲

小刻みに得点を加える花巻南が、じわじわとリードを広げる展開でした。

<花巻南>
・投手
柿澤佑多 先発完投
左足を大きく上げ、上体の倒し込みとともに勢いよく腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球をテンポよく投げ込む本格派タイプですね。
常に全力投球という感じではなく、ここぞの場面でズバッと投げ込む投球を見せました。
ポテンシャルの高さは今年の岩手の投手の中でもトップクラスではないでしょうか。
下半身の体重移動にややスムーズさを欠いているのを改善できれば、アマチュア超の投手になれる逸材だと思います。
速球の球速は、最速141kmの表示。

打線
上位下位切れ目がない感じで、頻繁に好機を作る展開でした。
底力のある打線だと思います。

守備
送球ミスで余計な点を与えてしまったのはもったいなかったですね。
 

<花北青雲>
・投手
高橋翔瑛 1回〜2回途中
常時セットポジションから、スムーズに体重移動しながらしなやかに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球主体に横滑りする変化球でタイミングを外す投球を見せました。
腕の振りが鞭のようにしなやかで手首が遅れて出てくるのが特長ですね。
捕手の背番号ですが、資質のい投手だと感じました。
速球の球速は、最速133kmの表示。

糠森博斗 2回途中〜7回途中
常時セットポジションから、グラブを持つ手を高く掲げて真上から投げ下ろす右上手。
重そうな速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
変化球でストライクを取れるので、なかなか的を絞らせずにあと一本をなかなか許しませんでした。
速球の球速は、最速133kmの表示。

高橋文康 7回途中〜9回途中
常時セットポジションから力強く振りかぶり、上体の倒し込みとともに思いっきり腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
躍動感をボールに乗せて投げていますので、球速以上に迫力を感じさせるピッチングでした。
私好みの小気味良い投手です。
速球の球速は、最速130kmの表示。

佐藤琉生 9回
コンパクトに体を回転させる右下手。
あまりじっくりとは見られませんでしたが、緩い変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

打線
相手のミスからノーヒットで点を取りましたが、なかなか安打がつながらない展開でした。

守備
焦りからピンチを招く場面はありましたが、随所に好プレーも見られました。



posted by ティト at 23:04| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月7日 高校野球観戦記 その1

5月7日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第1試合
花巻東 15−0 花巻北 (5回コールド)

チャンスで一気に大量点を奪う花巻東のしたたかさが光りました。

<花巻東>
・投手
金澤秀弥 1回〜2回
ゆったりとした始動から、小さめな踏み出しとともにコンパクトに腕を振る左上手。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような速球と落差のある変化球でテンポよく打たせて取る投球が持ち味のようです。
腕の振りがしなやかで資質の高さを感じましたが、蹴り足がやや不十分で、ボールにウエートがいまひとつ乗っていないのが課題でしょう。
体動の勢いを投球に生かす意識を持てば、球威は大きく増すと思います。

菊池興洋 3回
常時セットポジションから、グラブを持つ手を前に伸ばして壁を作りつつ、鋭くコンパクトに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球をストライク先行で投げ込みます。
テンポよく打者を打ち取っていて安定感がありましたが、体の開きを意識しすぎている感じで、そのかわりに体重移動がおろそかになっているのが気になりました。
期待している投手なので、さらに力強い投球を次回に見たいです。

熊谷陸 4回
スムーズに振りかぶり、素早い上体の倒し込みとともにコンパクトに力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球をグイグイ投げ込みます。
本職は野手ですが、投手の資質も非常に高いですね。
課題としては、速球を投げる時は胸をしっかり張って反発力を生かせているものの、変化球を投げる時には腕だけ先に出てしまうところでしょうか。
まだ線は細いですが、今後の筋力アップで素晴らしい本格派に成長する予感大の2年生です。
速球の球速は、最速133kmの表示。

吉田幸永 5回
常時セットポジションから、踏み出しを控えめにして上体の回転力で鋭く腕を振る右上手。
威力十分の速球と緩急2種類の変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
重心がやや腰高なものの、地肩がかなり強そうで、上体の倒し込みだけで投球エネルギーを捻出できる資質の高さが見て取れました。
この資質に加えて下半身の体重移動を上乗せできれば、全国クラスの投手に成長できると思います。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
がんがん打ったという印象はありませんでしたが、相手のミスを確実に得点につなげていつの間にかビックイニングにしていました。
さすがは秋の東北王者です。

小澤修 右投左打
スイングにムラがなく、どの球種でも高い精度で強振できる強打者ですね。
しっかりと芯をとらえる鋭い打球に感心しました。

宮澤圭汰 右投左打
体動のリズムでスイングするタイプの強打者ですね。
もう少しでライトスタンドという打球もありました。

金拓門 左投左打
代打の1打席でしたが、変化球にしっかりと反応して右中間フェンス直撃の見事なバッティングを見せました。

守備
問題なし。
 

<花巻北>
・投手
小原慶人 1回〜3回途中
ゆったりとした始動から、しっかりとタメを作って回転力を生かす左スリークオーター。
球威で押すタイプではありませんが、横滑りする変化球でバットの芯を外す頭脳的な投球を見せました。
左打者の外角に逃げる変化球は効果大なので、今後はシンカー系の変化球で右打者への武器を増やせば、フルスイングを容易には許さない投手に成長できると思います。

根子雄成 3回途中〜4回
ゆったりとした始動から、担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と鋭い変化球をテンポよく投げ込みます。
癖のないバランスの良いフォームが持ち味なので、今後は機敏性と爆発力を意識していけば楽しみな2年生です。

打線
なかなか安打が出ない展開で、得点につなげるチャンスを作り出せなかった感じです。

守備
アウトにできる打球を逃してしまう場面が多く、思わぬ大量失点につながってしまいました。

posted by ティト at 22:56| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする