2020年10月14日

10月14日 高校野球観戦記 その3

10月14日

秋の高校野球東北大会2回戦 石巻球場第3試合
仙台育英 7−0 湯沢翔北 (8回コールド)

好投手同士の投手戦で試合が進んでいきましたが、終盤に打力を発揮した仙台育英が、したたかに点を積み重ねました。

<仙台育英>
・投手
松田 1回〜7回
ゆったりとした始動から、タメを十分に作って上体の倒し込みとともに鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
フォームバランスが良く、ボールにウエートをしっかり乗せて投げていますね。
投球センスの高さが一見してわかりました。
相手打線をねじ伏せるピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

中村 8回
ゆったりと始動し、しっかりと踏み込んだ後に鋭くコンパクトに腕を振る見極めてスリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取る投球を見せました。
腕が遅れて出てくる投法で、かなり打ちづらい投手だと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

打線
振る時はしっかりと振りきっていますので、打球が速いです。
走塁も常に先を狙ってきますし、好機では一気にたたみかけるスタイルでしょう。

守備
問題なし。

渡邊 遊撃手
足さばきが軽快で守備範囲が非常に広いですね。
捕ってからすぐ投げる送球も安定しています。
 

<湯沢翔北>
・投手
佐藤創 1回〜8回途中
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、スムーズな体の回転とともにしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
胸の張りを生かせていますし、腕を鞭のようにしなやかに使えているのも好印象。
コースをビシビシ突いて相手打線に連打を許しませんでした。
投球センスが高く、筋力が増せば非常に楽しみな逸材です。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

武藤 8回
ゆったりと振りかぶり、担ぐように体を回転させながら力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球を投げ込みました。
打者一人だけの投球だったので詳細な特長はつかめませんでしたが、なかなかパワフルな投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

打線
相手投手の球威にやや力負け。
得点の糸口がつかめなかった感じです。

守備
立ち上がりに浮足立ちましたが、バックホームの好返球で失点を防いだプレーは大きかったですね。
再三のピンチを凌ぐ場面はありましたが、速い打球にフリーズしてしまう場面も目立ちました。



posted by ティト at 23:29| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10月14日 高校野球観戦記 その2

10月14日

秋の高校野球東北大会2回戦 石巻球場第2試合
日大山形 7−2 聖愛

先制してペースを掴んだ聖愛に対し、じわじわと点を重ねた日大山形が中盤に逆転してそのまま逃げ切りました。

<日大山形>
・投手
小野 1回〜2回途中
ゆったりと振りかぶり、しなやかな体動からスムーズに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球とキレの良い変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ線が細く、力感が不足していますが、フォームバランスが良いので、体力アップが球威アップに直結するタイプだと思います。

大類 2回途中〜4回途中
ゆったりと始動から担ぐように振りかぶり、コンパクトに力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
細かいことは抜きに力いっぱい腕を振ってくるパワフルな投球を見せました。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

齋藤 4回途中〜9回
担ぐように振りかぶり、肩を回すような感じで腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で押す本格派タイプです。
力の加減でギアチェンジできるクレバーさも備えていますね。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

打線
頻繁に安打が出て塁上を賑わせました。
もうひと押し足りなかった印象ですが、長打攻勢で逆転勝利をもぎ取りました。

大類 右投右打
速球に的を絞って思いっきりフルスイングして、打った瞬間にわかるレフトスタンドへの2ランホームランを放ちました。

秋葉 右投右打
ややタイミングを外されながらも、低めの変化球をうまくすくい上げてレフトスタンドへホームランを放ちました。
リストが強そうですね。

守備
問題なし。
 

<聖愛>
・投手
町田 1回〜4回途中
常時セットポジションから、スッと踏み出してコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球が持ち味のようです。
下半身の体重移動が不足しており、胸の張りも不十分なのが気になりましたが、地肩が相当強いですね。
本職は野手のようで、体全体を使うフォームへ改良する必要がありそうですが、なかなかパワフルで今後が楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

木村 4回途中〜5回
体をややひねり、鋭く体を回転させてコンパクトに腕を振る横手気味の左スリークォーター。
伸びのある速球と横滑りする変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
なかなか見ないタイプの変速フォームなので、打者目線で打ちづらい投手だと思います。

葛西 6回〜9回
常時セットポジションから、素早く振りかぶってスムーズに腕を振る右上手。
威力のある速球と落差のある変化球との緩急を生かす投球スタイルです。
体動がスムーズでセンスの高さが一見してわかりました。
鋭い変化球を習得できれば非常に楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

打線
好球必打で積極的に振ってくるスタイルですね。
再三の好機がありましたが、ここぞでの安打が続かずに焦れるような展開でした。

守備
落球で気落ちした後に同点ホームランを打たれるなど、悪い流れで点を取られてしまいました。
前半に主導権を握りましたが、あれよあれよで逆転されてしまった感じです。

posted by ティト at 23:20| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10月14日 高校野球観戦記 その1

10月14日

秋の高校野球東北大会1回戦 石巻球場第1試合
花巻東 7−2 鶴岡東

先行して常に主導権を握った花巻東が、投手陣も踏ん張ってガッチリと守りきりました。

<花巻東>
・投手
菱川一輝 1回〜8回
左足を後ろに引く常時セットポジションから、素早くグラブを抱えつつコンパクトかつスムーズに腕を振る右上手。
威力のある速球と緩急2種類の変化球で三振を取れる本格派です。
フォロースルーを意識しているのは好印象ですが、蹴り足がやや弱く、ボールにウエートが乗り切っていないのが気になりました。
それでも威力のあるボールを投げていますので、地肩の強さは相当なものがあると思います。
腕を意識して投げるのではなく、体全体の瞬発力を生かして投げる意識を持てれば、全国有数の投手に成長できる逸材でしょう。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

平井柊 9回
左足を後ろに引く常時セットポジションから、素早くグラブを抱え込んで鞭のようにコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で打者にフルスイングさせない投球が持ち味のようです。
下半身の体重移動が不足しているのは気になりますが、投球動作が素早いので、なかなかタイミングを合わせづらい投手でしょう。
花巻東にはあまりいないタイプだと思いますし、鶴岡東の打者も全くタイミングが合っていませんでした。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

打線
相手投手のストンと落ちる変化球になかなか対応できず、ワンバウンドになるボールを振ってしまった印象です。
ここを見極めていれば、好機はもっと広がっていたでしょう。
それでも、ここぞで点をもぎ取る勝負強さはさすがですね。

守備
足が止まって待ってしまった捕球ミスはありましたが、全体的には問題なし。

田代旭 捕手
困った時に速球という配球ではないので、相手に的を絞らせませんでしたね。
1年生ながらなかなかクレバーな捕手だと思います。
捕球した時に送球体勢になっているのも素晴らしいです。
こういうきめ細やかな工夫のできる捕手は確実に伸びますよ。
 

<鶴岡東>
・投手
津田 1回〜7回
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、担ぐように体を回転させて思いっきり腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
躍動感があって上体の倒し込みとともにウエートをボールに乗せて投げていますので、球速以上の球威を発揮する投手でしょう。
こういう投手は非常に打ちづらいです。
岩手の投手も参考にすべきだと思いました。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

海藤 8回
常時セットポジションからゆったりと始動し、体の回転とともにしなやかに腕を振る左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球でタイミングを外す投球が持ち味のようです。
いろんなタイミングでの牽制が巧みで、ランナーはなかなか走れないでしょう。
躍動感がやや不足していますので、瞬発力をもっと生かして投げる意識があれば、球威はまだまだ増してくると思います。

打線
じっくりとボールを見極めてきましたが、最後まで的を絞れず、追い込まれてからの中途半端なバッティングが目立ちました。
時折見せる各打者のフルスイングには迫力があり、地力の高さはうかがえましたし、追い込まれてからの空振りも少ないなあと感心しました。

守備
問題なし。

小林 遊撃手
打球への反応の速さ、グラブタッチの柔らかさにセンスの高さを感じました。
安打性の打球に追いついてしっかりと送球できる体の芯の強さもありますね。

posted by ティト at 22:59| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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