2018年09月23日

9月23日 高校野球観戦記 その2

9月23日

秋の高校野球県大会準決勝 花巻球場第2試合
盛大附属 7−5 大船渡

終盤までどちらに勝利の女神が微笑むのかわからない見ごたえのある接戦。
両チームとも守備のミスで失点しましたが、要所で好機を逃さずに安打をつないだ盛大附属が、僅少差のせめぎ合いを制しました。
この試合は、花巻球場が超満員で、秋の大会においてここまで多くの人出は、管理人の記憶では初めてなので驚きました。

<盛大附属>
・投手
阿部秀俊 先発完投
常時セットポジションからゆったりと始動し、軸足でしっかりとタメを作ってから上体の倒し込みとともに思いっきり腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と多彩な変化球をコーナーにしっかりと投げ分けてジャストミートを容易には許さない投球を見せました。
コントロール抜群で、速球も変化球も狙ったところに投げられるのが最大の長所でしょう。
今日は、低めの変化球で面白いように空振りを取れましたね。
速球の球速は、最速130kmの表示。

打線
真ん中だけを鋭くコンパクトに振る非常にシンプルな攻撃を見せました。
厳しいコースに来たらしょうがないという感じで、取捨選択の的確さが素晴らしかったですね。
低めの変化球は、見極めているというよりは、振る気が全くないという感じでした。
超高校級の相手本格派の威力抜群のボールを何でもかんでも振りにいっても、とても攻略できそうにないわけですから、やれること、やるべきことをしっかりとやって点を奪いました。
相手のミスもありましたが、要所で鋭い安打が飛び出し、さすが盛大附属だと感心した管理人です。

守備
序盤に捕球ミスや悪送球が重なって逆転を許してしまったのが非常に痛かったですね。
その後は立ち直り、軽快に動けていたように思います。


<大船渡>
・投手
佐々木朗希 先発完投
常時セットポジションから、勢い良く左足を上げてから軸足を力強く蹴って鋭く腕を振る右上手。
威力抜群の速球と多彩な変化球で三振を取れる既にプロ級の本格派です。
立ち上がり、四球を出してしまった後に真ん中にボールを揃えてしまって先制を許してしまったのが反省材料ですが、150km台の速球と130km台の変化球をビシビシと決める惚れ惚れするような投球を見せてくれました。
今日は、県内屈指の強力打線を誇る盛大附属と対戦し、また貴重な経験を積めたことと思います。
まず、いくらプロ投手に劣らない球威があっても、真ん中で勝負する投球では全国で通用しないであろうことが見えました。
内外角のコースでしっかりとストライクを取ること。
これに尽きるでしょう。
逆に言えば、これができれば、高校生ではまず打てない投手だろうと思っています。
佐々木投手の特長として、大きく外れるようなボール球はほとんどないのですが、今日は際どいコースがボールになり、結果的に四球でピンチを招いてしまいました。
速球の球速は、最速154kmの表示。

打線
クリーンヒットは少なかったですが、内野の頭をしぶとく越す安打で好機をモノにしました。
しかし、全体的に低めの変化球に目がついていかず、ワンバウンドになるようなボールにバットが何度も空を切りました。
盛大附属打線が低めの変化球に手を出さなかったのとは対照的でしたね。

木下大洋 右投右打
速球にやや振り遅れながらもフルスイングし、ライトスタンドへの貴重な同点ソロホームランを放ちました。

佐々木朗希 右投右打
瞬発力があり、打球がよく伸びますね。
普通の内野ゴロが間一髪のタイミングとなるなど、ずば抜けた俊足も光りました。
9回裏、逆転サヨナラ3ランかというようなレフトポール際の大ファウルで、球場が歓声で揺れたのが印象的。
野手としてもプロを狙える逸材であることを確信した管理人です。

守備
慌てての悪送球から失点してしまったのがもったいなかったですね。
ワイルドピッチやパスボールの失点も多く、流れがいまひとつ良くありませんでした。
失点のほとんどがミス絡みで、思わぬ大量失点につながってしまいました。

posted by ティト at 23:23| 岩手 ☁| Comment(8) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月23日 高校野球観戦記 その1

9月23日

秋の高校野球県大会準決勝 花巻球場第1試合
花巻東 6−4 専大北上

逆転、再逆転のシーソーゲーム。
相手守備のミスに乗じて先制し、主導権を握った花巻東に対し、中盤にしぶとく安打をつないでビッグイニングを作った専大北上が逆転。
この流れを生かしたかった専大北上ですが、またもミスが重なって花巻東が再逆転し、そのまま花巻東が激戦を制しました。

<花巻東>
・投手
中森至 1回〜6回途中
ゆったりとした始動から、スムーズに振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす左上手。
球威で圧倒する感じではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打者のタイミングを外す投球を見せました。
制球が良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。
速球の球速は、最速130kmの表示。

西舘勇陽 6回途中〜9回
常時セットポジションから、軸足でタメを作りつつスムーズに振りかぶって鋭く腕を振る右スリークォーター。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
踏み出しが機敏になっていますし、胸の張りを生かせるようになって、軽々と安定して力のあるボールが決まるようになっていますね。
体重移動を意識するフォームになっていますので、大きく進化できる土台ができた感じです。
まだまだ余力がありますし、今後のさらなる飛躍に期待大です。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
相手のミスに乗じてそれなりに点を取りましたが、全体的に踏み込まずに打とうとするので、振り遅れの空振りが非常に目立ちました。
踏み込みを最小限にして体の回転を生かす打法にこだわっているのかもしれませんが、そもそもほとんどの選手が立ち遅れてしまって体の回転に至らずに腕だけで力感ないスイングで終わってしまっています。
ボールを見逃すにしても、踏み込んで見逃さなければ、厳しいコースをカットすらできない状態になるでしょう。
甲子園を見ても、しっかりと踏み込んで勢い良くスイングするチームがほとんどですので、そろそろ方針転換の必要性にチーム全体として気付くべきなのかなあと個人的には感じました。
厳しい言い方になりましたが、全国制覇を目指しているチームに対する正直な感想です。

守備
先の塁のアウトを狙ってのミスはありましたが、野手の動きは軽快で問題なし。


<専大北上>
・投手
須藤優輝 1回〜7回途中
常時セットポジションからゆったりと始動し、軸足でタメを作りつつ肩を後方にひねってからコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
伸びのある速球と落差のある変化球で三振を取れる本格派タイプです。
肩肘がかなり柔らかそうで、腰や背中をひねらずに肩だけをひねって反発力を生かせるのが特長ですね。
機敏性が不足している状態でもなかなか力のあるボールを投げられるので、ポテンシャルは相当高いと思います。
機敏性と躍動感をボールに乗せる感覚を会得できれば、確実に140km以上の速球を投げられる逸材ですね。
今後の成長を心待ちにします。
速球の球速は、最速134kmの表示。

斎藤翔輝 7回途中〜8回
ゆったりとした始動から、重心を落として蹴り足を生かしつつ上体の倒し込みとともに鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
威力のある重そうな速球と落差のある変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
フォームに癖がなく、筋力アップが球威アップに直結する投手だと思います。
速球の球速は、最速134kmの表示。

打線
試合序盤は、先頭打者を出しても後続がつながらない展開でしたが、6回に内野の頭をしぶとく越える安打をつないで一挙に逆転したのは見事です。
結果的には序盤の拙攻が勝敗を分けてしまった感じでしょう。

守備
初回にパスボールで失点してしまったのが痛かったです。
パスボールや悪送球など、失点の大半にミスが絡んでしまいました。

posted by ティト at 23:06| 岩手 ☁| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする