2018年09月02日

9月2日 高校野球観戦記 その2

9月2日

秋の高校野球沿岸南地区予選 平田球場第2試合
大船渡 12−0 釜石商工 (5回コールド)

初回に相手ミスを見逃さずに一挙10得点で優位に立った大船渡が、付け入る隙を与えずに完封しました。

<大船渡>
・投手
佐々木朗希 先発完投
常時セットポジションから、勢い良く左足を上げてから軸足を力強く蹴って鋭く腕を振る右上手。
威力抜群の速球と多彩な変化球で三振を取れる右上手。
ずっと生観察したくてしたくてウズウズしていた管理人注目の逸材です。
今日は全球全力投球ではなく、要所で力を込める省エネ投法でしたね。
まだまだ余力はある感じです。
フォームをじっくり観察しましたが、下半身の体重移動を利用できているのが長所ですね。
体動の勢いを利用して投げようとする意識がうかがえました。
この点で言えば、大谷翔平投手よりも理に適ったフォームです。
改善ポイントとしては、胸の張りが不十分で、反発力をいまひとつ生かせていないことです。
弓を引き絞るようにして矢を解き放つイメージで投げることで、投球エネルギーが大きく増しますので、ここを修正できれば、恐るべき投手に成長できると思います。
今日は変化球でストライクを容易に取れていましたし、安定感抜群のピッチングでしたね。
打者としては、ストレートだけに張っていると全く手が出なくなるでしょう。
はっきり言って、現時点でもプロの投手と遜色ないレベルです。
実は昨年、この球場でプロの投手のピッチングを見ましたが、佐々木投手は、高校2年の時点で昨年管理人が見たプロの投手に全く劣っていません。
大谷投手の同時期と比べると、佐々木投手の注文点は前記の胸の張りだけなので、完成度は上と言ってもいいでしょう。
大谷投手には、もっと機敏性を、もっと躍動感を、もっと蹴り足を、もっと上体の倒し込みをと散々注文をつけていたように記憶しています。
いずれにしても、大谷投手を超える投手に成長していただきたいです。
次回またチェックする時には、さらに進化した姿を見させてください。
速球の球速は、最速で150kmは超えているように見えました。

打線
各打者ともボールがよく見えていましたし、しっかりと捕らえるような安打がつながっていました。
釜石商工の投手陣は質の高いボールを投げていましたので、素直に打者のレベルが高いと思いました。
大船渡は、他県の強豪チームとの練習試合を多く組まれていたと聞いていますので、そういう経験値が生きているのかもしれません。

守備
問題なし。


<釜石商工>
・投手
平野壮真 1回
常時セットポジションから、素早く振りかぶってコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者に的を絞らせない投球が持ち味です。
立ち上がりに変化球がかかりすぎてボール先行となり、走者を溜めて苦しい投球になってしまいました。
腕の振りが強くてしなやかですし、機敏性があって管理人好みの力投型ですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

岡崎蓮 1回途中〜4回
機敏に振りかぶり、素早い体の回転とともにコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と横滑りする変化球でバットの芯を外す右スリークォーター。
動作が機敏で小気味良い投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

打線
1安打に封じられ、攻めの糸口がなかなか見つかりませんでした。

守備
ワイルドピッチが多かったです。
フライを捕れなかったり、ゴロを捕れなかったりのミスも非常に痛かったですね。

posted by ティト at 22:34| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月2日 高校野球観戦記 その1

9月2日

秋の高校野球沿岸南地区予選 平田球場第1試合
高田 6−2 釜石

4回途中からの観戦です。
先制して主導権を握った高田が、ピンチでガッチリと守って決定的な反撃を許しませんでした。

<高田>
・投手
佐々木歩希 〜7回途中
ゆったりとした始動から、程よくリラックスしてスムーズに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者に的を絞らせない投球を見せました。
力感はやや物足りないものの、パワーロスのないフォームでバランスが良く、スムーズな体動が好印象です。
筋力アップが球威アップに直結しそうな楽しみな1年生です。

佐藤眞尋 7回途中〜9回
機敏な体動から、力強い体の回転とともに思いっきり腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
まだ荒削りですが、体動の勢いをボールに乗せられる小気味良い1年生で、今後の成長が非常に楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

打線
強烈な当たりというのは見た範囲でありませんでしたが、機動力を使いながら好機で効率良く点を奪いました。

守備
問題なし。
要所での好捕もありましたね。


<釜石>
・投手
新沼康生 4回〜9回
ゆったりとした始動から、機敏に体を回転させてコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で打たせて取る投球を見せました。
リストがかなり強そうで、軽々と力のあるボールを投げていました。
本職が野手のようで、スナップスローのような感じで投げているのが気になりましたので、蹴り足をもっと生かすことと、胸を這って反発力を生かすことを意識できれば、大きく進化できる投手だと思います。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

打線
安打は出るものの、ここぞで畳みかけられず、小刻みの得点にとどまりました。
ゲッツーや盗塁失敗などで、好機が潰えてしまったのも痛かったですね。

守備
送球のショートバウンドなどの細かいミスはありましたが、見た範囲では概ね問題なし。

posted by ティト at 22:19| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月1日 高校野球観戦記 その3

9月1日

秋の高校野球北奥地区予選 森山球場第3試合
黒沢尻北 8−7 専大北上

取っては取られる壮絶な打撃戦。
先制してペースを握った専大北上に対し、打線の奮起で追いすがって終盤についに追いついた黒沢尻北が、9回に初めてのリードを奪ってそのまま逃げ切りました。

<黒沢尻北>
・投手
及川大輝 
常時セットポジションからゆったりと始動し、8割位の力で投げる右上手。
球威で押すタイプではありませんが、緩いボールをうまく使って打たせて取る投球を見せました。
脇の絞りが甘く、力が抜けてしまっているのが課題でしょうか。

湯澤瞭平 
素早く振りかぶり、体の回転とともにコンパクトに腕を振る右上手。
あまりじっくりとは見られませんでしたが、伸びのある速球を投げていました。

岡田健太郎 
担ぐように振りかぶって力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
あまりじっくりとは見られませんでしたが、顔が上を向くような感じになるほど胸を張って投げるのが特長ですね。

畠田元晴 
ゆったりとした始動から、体の回転とともにスムーズに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をバランス良くミックスして打者に的を絞らせない投球を見せました。 
フォロースルーがしっかりと意識できているのが好印象で、鞭のように腕を使うことができますね。
もっと機敏性と躍動感を投球に乗せられるようになれば、球威はグンと増すと思います。

打線
頻繁に安打が出て小刻みに点を奪っていきました。
鋭い当たりが多く、打線の底力は十分に感じさせました。
見事な逆転勝利ですね。

守備
もったいない悪送球などで、余計な点を失ったのが痛かったですね。
打線の奮起で負けパターンをひっくり返しましたが、次戦へ向けての反省材料は多いでしょう。


<専大北上>
・投手
柴田樹生 
常時セットポジションから、素早く体を回転させてコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
スナップを効かせて投げていますが、もっと脇を絞って肘の支点を生かせるようになれば、もっとスムーズにボールに力が伝わって球威が上がってくると思います。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

菊池巧磨 
ゆったりとした始動から、肩をしっかりと後方に引いてから勢い良くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を投げ込みます。
あまりじっくりとは見られませんでしたが、フォームバランスは良かったです。

齋藤翔輝 
常時セットポジションから、スムーズに振りかぶって体の回転とともに鋭く腕を振る右上手。
重そうな伸びのある速球と落差のある変化球をグイグイ投げ込みます。
フォームに癖がなく、スムーズにボールに力が乗っていますね。
機敏性が増せばさらに球威が増すと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

打線
頻繁に安打が出て小刻みに点を奪いました。
好機で一気に突き放せなかったことで、相手の逆転を許してしまった感じです。

守備
問題なし。

posted by ティト at 04:08| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月1日 高校野球観戦記 その2

9月1日

秋の高校野球北奥地区予選 森山球場第2試合
水沢 9−2 水沢商 (7回コールド)

相手のミスを見逃さずに好機で畳みかけた水沢が、ピンチを凌ぎつつリードを広げる展開でした。

<水沢>
・投手
佐藤稜馬 先発完投
常時セットポジションからゆったりと始動し、バランスを確かめるように丁寧に投げる左上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
フォームバランスは良いので、もっと機敏性を意識できれば楽しみな1年生です。

打線
全体的にガッチリとした選手が多く、スイングに力感もありました。
ウエートトレーニングに力を入れているだろうことがうかがえました。

守備
問題なし。


<水沢商>
・投手
小澤優斗 1〜2回
常時セットポジションから、開きを抑えるように上体をひねった後にコンパクトに腕を振る右打スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と横滑りする変化球で打たせて取る投球を見せました。
まだ線が細く機敏性も不足している感じですが、マウンドさばきは落ち着いており、今後のパワーアップが楽しみな1年生です。

千田大輔 3回〜7回途中
ゆったりとした始動から素早く振りかぶり、力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
力を入れた時は勢いのあるボールを投げられますが、肩と腕に頼って投げている感じですので、もっと蹴り足と上体の倒し込みを利用して投げられるようになれば、劇的に進化できる投手だと思います。
地肩の強さが十分にうかがえる今後楽しみな1年生です。

打線
全員1年生のチームのようで、まだ線の細さは否めませんが、うまくミートする安打が多く、今後の躍進に期待を抱かせました。

守備
前に出るのか、待つのか、下がるのか、全体的に自信のなさが見受けられ、打球勘はまだ養われていないのかなあと感じました。
動いて捕る練習を積み重ねていく過程で、必ず上達していくと思います。

posted by ティト at 03:55| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月1日 高校野球観戦記 その1

9月1日

秋の高校野球北奥地区予選 森山球場第1試合
水沢一 6−5 水沢工

6回からの観戦です。
初回にビッグイニングを作った水沢一が、水沢工の追い上げをかわして接戦を制しました。

<水沢一>
・投手
高橋海音 〜9回
常時セットポジションから、やや上体をひねるように左足を体に引き寄せてから力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
機敏性がやや不足していますが、上体の倒し込みを生かしてボールにウエイトを乗せられているのは長所ですね。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

打線
見た範囲では安打がありませんでした。
5安打6得点の効率の良い攻撃だったようです。

千田敦 右投左打
変化球を思いっきり引っ張ってライトスタンドへのライナー性のホームランを放ちました。

及川駿斗 右投左打
下半身をしっかりと使えていますし、体の回転もスムーズです。
鋭い当たりを連発していました。

守備
見た範囲では問題なし。


<水沢工>
・投手
高橋晴 〜8回途中
ゆったりとした始動から、全身を使って勢い良く投げ込む左上手。
威力のある速球と緩急二種類の変化球で三振を取れる投球が持ち味です。
今日は変化球が多めで、打者のタイミングを外すことを重視する投球を見せましたね。
躍動感を投球に乗せられる管理人が特に期待している投手の1人なので、さらなる筋力アップを目指していただきたいです。

菅原凪 8回
素早く振りかぶり、体の回転とともに勢い良くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がる変化球をテンポ良く投げ込みます。
少ししか見られませんでしたが、機敏性があって小気味良い投手ですね。
またチェックしてみたい投手です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

打線
スコアリングポジションに走者を頻繁に進めるものの、あと1本が出ませんでした。

守備
見た範囲では問題なし。

posted by ティト at 03:47| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする