秋の高校野球一関予選
一関一 8−0 千厩 (7回コールド)
3回途中からの観戦です。
好機で効率良く安打をまとめた一関一が、ガッチリと守って完封しました。
<一関一>
・投手
大村駿平 先発完投
ゆったりとした始動から、バランスを確かめるようにしっかりと振りかぶってから鋭く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
やや機敏性に欠けている感じですが、上体の倒し込みを生かしてボールにウエートをしっかりと乗せられるのが長所ですね。
制球が良く、安定感もありました。
打線
バランスを崩さずに鋭く捕らえる好打者が多かったです。
本格派相手にしっかりと投球にシンクロしてスイングできていたので感心しました。
千田敦 右投左打
変化球を思いっきり引っ張ってライトスタンドへのライナー性のホームランを放ちました。
及川駿斗 右投左打
下半身をしっかりと使えていますし、体の回転もスムーズです。
鋭い当たりを連発していました。
守備
問題なし。
<千厩>
・投手
千葉哲太 先発完投
常時セットポジションから、素早く振りかぶって勢い良く投げ込む右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
お兄さんの英太投手のように全身をバネのように使って反発力をボールに乗せられる投手ですが、前に見た時よりも蹴り足と踏み出しが甘く、躍動感が目減りしているのが気になりました。
体が大きくなっていますし、パワーは増しているはずなので、うまくボールにパワーを伝えられるようになれば、英太投手に負けない本格派に成長できると思っています。
管理人が特に期待している投手の1人なので、今後のさらなる進化を期待します。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。
打線
序盤の好機を逃してしまい、ペースをつかむことができなかった感じです。
終盤の好機もあと1本を封じられました。
芯を外れる打ち損じが非常に多かった印象です。
守備
全体的に出足が遅れてしまう感じで、ギリギリのプレーになりがちなのが気になりました。
送球の緩さも気になりましたので、動いて捕ってビシッと投げる意識付けが必要だと思いました。