2018年06月30日

6月30日 社会人野球観戦記 その2

6月30日

クラブ選手権岩手予選準々決勝 前沢球場第2試合
オール江刺 12−2 高田クラブ (7回コールド)

中盤から安打がつながったオール江刺が、ビッグイニングを作って高田クラブを引き離す展開でした。

<オール江刺>
・投手
菊地智己(水沢工) 1回〜6回
常時セットポジションから、素早く振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
昨年の岩手の高校野球を盛り上げたルーキーですね。
スライダーのキレが抜群で、これがコースにしっかりと決まれば、そう簡単には連打されない投手だと思います。
躍動感のある管理人好みの力投型で、今後のさらなる成長が楽しみな高卒ルーキーです。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

佐藤樹生(花巻東) 7回
ゆったりとした始動から、スムーズな体の回転とともにしなやかに腕を振る左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

・打線
野手の間をうまく抜くようなバッティングで好機をモノにしました。

大久保智幸(大槌) 右投左打
ボールをバットで拾うような巧みなバットコントロールで安打を量産し、全打席出塁で勝利に大きく貢献しました。

・守備
悪送球が1つあった以外は問題なし。


<高田クラブ>
・投手
嶋村拓郎(一関学院) 1回〜5回
ゆったりとした始動から、軸足でしっかりとタメを作った後にスムーズにコンパクトに腕を振る左上手。
伸びのある速球と多彩な変化球で打たせて取る投球を見せました。
右打者の外側に逃げるスクリュー系のボールが有効でしたね。

森拓也(高田) 6回
常時セットポジションから、素早く体を回転サセテコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込んで打たせて取る投球が持ち味のようです。

山田龍(高田) 6回
全身を大きく使い、力強く腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球との緩急で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

・打線
再三の好機がありましたが、ここぞの連打がなく、それが点差に直結してしまった感じです。

・守備
フライの目測を誤ってタイムリー安打になってしまったのが非常にもったいなかったです。



posted by ティト at 23:50| 岩手 ☁| Comment(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6月30日 社会人野球観戦記 その1

6月30日

クラブ選手権岩手予選準々決勝 前沢球場第1試合
赤崎野球クラブ 7−6 矢巾硬式クラブ (9回サヨナラ)

2回からの観戦です。
初回にビッグイニングを作った赤崎野球クラブに対し、矢巾硬式クラブがじわじわと追い上げてがっぷり四つの展開に。
同点に追いつかれても気落ちしなかった赤崎野球クラブが、9回サヨナラで球運をつかみました。

<赤崎野球クラブ>
・投手
花崎尚(大船渡東) 1回〜5回
ゆったりとした始動から、軸足でタメを作りつつしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をテンポ良く投げ込みます。
ピンチを背負っても決定的な連打は許さない粘りの投球を見せました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

金野豪(大船渡) 6回〜7回
常時セットポジションから、程よくリラックスしてコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

岩城大夢(大船渡東) 8回〜9回
ゆったりとした始動から、背中を打者に見せるように上体を捻ってからスムーズに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者に的を絞らせない投球が持ち味です。
昨年の岩手の高校野球を盛り上げたルーキーですね。
速球がやや浮いてしまう傾向がありましたが、キレの良い変化球でストライクを取れるので、大崩れしそうにない安定感がありました。
即戦力の高卒ルーキーと言ってもよいでしょう。

・打線
初回に5点を取った後はなかなか点が入らない展開が続きましたが、終盤に相手に追い上げられてから奮起し、サヨナラ勝ちをつかみ取りました。

・守備
捕れる打球を落としてしまったのが非常に痛かったですね。
そのほかは問題なし。


<矢巾硬式クラブ>
・投手
岩舘圭佑 1回〜6回
常時セットポジションから、スムーズな体の回転とともに鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
体動のバランスが良く、小気味よい投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

南幅大地(盛岡工) 7回〜9回途中
ゆったりとした始動から、あまり大きく踏み込まずに控えめな体動からコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。

・打線
序盤はチャンスであと1本が出ませんでしたが、中盤からじわじわと追い上げ、9回に同点に追いついた粘りは見事でした。

・守備
見た範囲では、打球を弾く捕球ミスが1つあった以外は問題なし。

posted by ティト at 23:34| 岩手 ☁| Comment(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018注目チームC

第4回目は盛岡三。


盛岡三は、今春ベスト4で第4シード獲得。
投打にセンスのある選手を揃え、投手戦にも打撃戦にも対応する総合力の高さが光ります。

投手陣は、タイプの異なる3投手で勝負します。
西舘洸希投手は、常時セットポジションから、軸足でタメを作った後に力強く腕を振り下ろす右上手。
最速140km台中盤の速球と緩急2種類の変化球を駆使してグイグイ押す本格派です。
一冬越えて体の厚みが増してパワーアップがうかがえ、8割位の力でも安定して力のあるボールを投げられるようになっています。
上野正嗣投手は、肩を後方にひねった後にしなやかに遅れて出るように腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、柔軟性を生かした綺麗なフォロースルーから、糸を引くように伸びる速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外します。
岩渕航大投手は、体の回転とともにしなやかに腕を振る振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、横手特有の浮き上がるような速球と横滑りする変化球で丹念に打たせて取ります。
腕が遅れて出てくるような柔軟性が特長の2年生です。

打線は、しっかりとボールを見極め、甘いコースを狙い打つしたたかさを発揮します。
ただし、待球戦法ではなく、ファーストストライクから強振してくるスタイルにモデルチェンジが図られています。
俊足の選手が多く、盗塁も積極的に狙ってきますね。
川原田太一選手は、空振りの少ない確実性の高い4番で、広角に強い打球を打ち分けられます。
場面に応じて強振する時の長打力も魅力ですね。
西舘洸希選手は、筋力の強さを生かし、バットの芯を少々外してもヒットゾーンに持っていく押しの強さが魅力のスラッガータイプです。
斎藤英伴選手は、選球眼が良く、出塁率の高いトップバッターで、チームの得点の起点となる選手です。
佐々木瑠以選手は、リストが強く、しっかりとしたフォロースルーで野手の間を鋭く抜く打球を連発します。
佐々木莉己選手は、巻き込むように振る思い切りの良いスイングが特長で、ここぞの場面で一発長打が期待できます。

守備は、時折イージーミスはあるものの、全体的に軽快で、県内トップレベルの実力はあると思います。
川原田太一二塁手は、打球への反応が速く、弾いた場合も想定した捕球時の体勢まで瞬時に判断できる野球センスの高さが光ります。
佐々木瑠以遊撃手は、瞬発的に動ける選手で、広範囲に打球をさばくとともに、不利な体勢からも強く送球できる体幹の強さを発揮します。
山崎航太中堅手は、俊足で守備範囲が広く、球際でのファインプレーも多いですね。
強肩と送球制度の高さも光ります。

盛岡三は、昨年から主力として活躍している選手が多く、試合経験豊富で勝負強いのが特長のチームです。
チームとしての完成度が高く、どのようなゲーム展開でも慌てることがない感じですね。
その完成度に爆発力を加え、戦国岩手を制することができるのか注目です。


次回は最終回。
一気に多くのチームを紹介します。

※今年は開幕が早く、管理人の更新作業も遅れているため、例年よりも個別チーム紹介が少なくなってしまいました。ご容赦くださいませ。

posted by ティト at 00:16| 岩手 ☔| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする