2018年06月30日

6月30日 社会人野球観戦記 その2

6月30日

クラブ選手権岩手予選準々決勝 前沢球場第2試合
オール江刺 12−2 高田クラブ (7回コールド)

中盤から安打がつながったオール江刺が、ビッグイニングを作って高田クラブを引き離す展開でした。

<オール江刺>
・投手
菊地智己(水沢工) 1回〜6回
常時セットポジションから、素早く振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
昨年の岩手の高校野球を盛り上げたルーキーですね。
スライダーのキレが抜群で、これがコースにしっかりと決まれば、そう簡単には連打されない投手だと思います。
躍動感のある管理人好みの力投型で、今後のさらなる成長が楽しみな高卒ルーキーです。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

佐藤樹生(花巻東) 7回
ゆったりとした始動から、スムーズな体の回転とともにしなやかに腕を振る左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

・打線
野手の間をうまく抜くようなバッティングで好機をモノにしました。

大久保智幸(大槌) 右投左打
ボールをバットで拾うような巧みなバットコントロールで安打を量産し、全打席出塁で勝利に大きく貢献しました。

・守備
悪送球が1つあった以外は問題なし。


<高田クラブ>
・投手
嶋村拓郎(一関学院) 1回〜5回
ゆったりとした始動から、軸足でしっかりとタメを作った後にスムーズにコンパクトに腕を振る左上手。
伸びのある速球と多彩な変化球で打たせて取る投球を見せました。
右打者の外側に逃げるスクリュー系のボールが有効でしたね。

森拓也(高田) 6回
常時セットポジションから、素早く体を回転サセテコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込んで打たせて取る投球が持ち味のようです。

山田龍(高田) 6回
全身を大きく使い、力強く腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球との緩急で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

・打線
再三の好機がありましたが、ここぞの連打がなく、それが点差に直結してしまった感じです。

・守備
フライの目測を誤ってタイムリー安打になってしまったのが非常にもったいなかったです。

posted by ティト at 23:50| 岩手 ☁| Comment(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6月30日 社会人野球観戦記 その1

6月30日

クラブ選手権岩手予選準々決勝 前沢球場第1試合
赤崎野球クラブ 7−6 矢巾硬式クラブ (9回サヨナラ)

2回からの観戦です。
初回にビッグイニングを作った赤崎野球クラブに対し、矢巾硬式クラブがじわじわと追い上げてがっぷり四つの展開に。
同点に追いつかれても気落ちしなかった赤崎野球クラブが、9回サヨナラで球運をつかみました。

<赤崎野球クラブ>
・投手
花崎尚(大船渡東) 1回〜5回
ゆったりとした始動から、軸足でタメを作りつつしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をテンポ良く投げ込みます。
ピンチを背負っても決定的な連打は許さない粘りの投球を見せました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

金野豪(大船渡) 6回〜7回
常時セットポジションから、程よくリラックスしてコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

岩城大夢(大船渡東) 8回〜9回
ゆったりとした始動から、背中を打者に見せるように上体を捻ってからスムーズに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者に的を絞らせない投球が持ち味です。
昨年の岩手の高校野球を盛り上げたルーキーですね。
速球がやや浮いてしまう傾向がありましたが、キレの良い変化球でストライクを取れるので、大崩れしそうにない安定感がありました。
即戦力の高卒ルーキーと言ってもよいでしょう。

・打線
初回に5点を取った後はなかなか点が入らない展開が続きましたが、終盤に相手に追い上げられてから奮起し、サヨナラ勝ちをつかみ取りました。

・守備
捕れる打球を落としてしまったのが非常に痛かったですね。
そのほかは問題なし。


<矢巾硬式クラブ>
・投手
岩舘圭佑 1回〜6回
常時セットポジションから、スムーズな体の回転とともに鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
体動のバランスが良く、小気味よい投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

南幅大地(盛岡工) 7回〜9回途中
ゆったりとした始動から、あまり大きく踏み込まずに控えめな体動からコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。

・打線
序盤はチャンスであと1本が出ませんでしたが、中盤からじわじわと追い上げ、9回に同点に追いついた粘りは見事でした。

・守備
見た範囲では、打球を弾く捕球ミスが1つあった以外は問題なし。

posted by ティト at 23:34| 岩手 ☁| Comment(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018注目チームC

第4回目は盛岡三。


盛岡三は、今春ベスト4で第4シード獲得。
投打にセンスのある選手を揃え、投手戦にも打撃戦にも対応する総合力の高さが光ります。

投手陣は、タイプの異なる3投手で勝負します。
西舘洸希投手は、常時セットポジションから、軸足でタメを作った後に力強く腕を振り下ろす右上手。
最速140km台中盤の速球と緩急2種類の変化球を駆使してグイグイ押す本格派です。
一冬越えて体の厚みが増してパワーアップがうかがえ、8割位の力でも安定して力のあるボールを投げられるようになっています。
上野正嗣投手は、肩を後方にひねった後にしなやかに遅れて出るように腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、柔軟性を生かした綺麗なフォロースルーから、糸を引くように伸びる速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外します。
岩渕航大投手は、体の回転とともにしなやかに腕を振る振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、横手特有の浮き上がるような速球と横滑りする変化球で丹念に打たせて取ります。
腕が遅れて出てくるような柔軟性が特長の2年生です。

打線は、しっかりとボールを見極め、甘いコースを狙い打つしたたかさを発揮します。
ただし、待球戦法ではなく、ファーストストライクから強振してくるスタイルにモデルチェンジが図られています。
俊足の選手が多く、盗塁も積極的に狙ってきますね。
川原田太一選手は、空振りの少ない確実性の高い4番で、広角に強い打球を打ち分けられます。
場面に応じて強振する時の長打力も魅力ですね。
西舘洸希選手は、筋力の強さを生かし、バットの芯を少々外してもヒットゾーンに持っていく押しの強さが魅力のスラッガータイプです。
斎藤英伴選手は、選球眼が良く、出塁率の高いトップバッターで、チームの得点の起点となる選手です。
佐々木瑠以選手は、リストが強く、しっかりとしたフォロースルーで野手の間を鋭く抜く打球を連発します。
佐々木莉己選手は、巻き込むように振る思い切りの良いスイングが特長で、ここぞの場面で一発長打が期待できます。

守備は、時折イージーミスはあるものの、全体的に軽快で、県内トップレベルの実力はあると思います。
川原田太一二塁手は、打球への反応が速く、弾いた場合も想定した捕球時の体勢まで瞬時に判断できる野球センスの高さが光ります。
佐々木瑠以遊撃手は、瞬発的に動ける選手で、広範囲に打球をさばくとともに、不利な体勢からも強く送球できる体幹の強さを発揮します。
山崎航太中堅手は、俊足で守備範囲が広く、球際でのファインプレーも多いですね。
強肩と送球制度の高さも光ります。

盛岡三は、昨年から主力として活躍している選手が多く、試合経験豊富で勝負強いのが特長のチームです。
チームとしての完成度が高く、どのようなゲーム展開でも慌てることがない感じですね。
その完成度に爆発力を加え、戦国岩手を制することができるのか注目です。


次回は最終回。
一気に多くのチームを紹介します。

※今年は開幕が早く、管理人の更新作業も遅れているため、例年よりも個別チーム紹介が少なくなってしまいました。ご容赦くださいませ。

posted by ティト at 00:16| 岩手 ☔| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月26日

2018注目チームB

第3回目は盛岡中央。


盛岡中央は、今春ベスト3位でシード獲得。
昨秋ベスト8から今春は3位と、着々と好成績を挙げ、大きくレベルアップを続ける注目チームです。

投手陣は、ポテンシャルの高い好素材を複数擁する分厚い布陣です。
石澤優馬投手は、背筋がピンと伸びた美しい始動から、鞭のようにしなやかに腕を振ってフォロースルーもしっかりと取る左上手。
最速130km台の速球と緩急2種類の変化球を低めにテンポよく投げ込みます。
体の軸がぶれないので、安定して狙ったコースにボールを投げ分けられる安定感が際立ちます。
後藤厚樹投手は、ずば抜けた腕力を生かして爆発的に腕を振る右スリークォーター。
最速140km台中盤の速球主体にぐいぐい押す本格派タイプです。
本職は野手ですが、馬力があってバットを弾き飛ばすような球威が素晴らしく、ポテンシャルの高さは一目瞭然でしょう。
高橋昇大投手は、スムーズな体重移動としなやかな腕の振りが光る左スリークォーター。
球威で圧倒するタイプではないものの、糸を引くような伸びのある速球とスッと落ちるキレの良い変化球をコーナーに投げ分け、大崩れしない計算できる投手です。
毛藤陸投手は、軸足の蹴りと上体の倒し込みを利用しながら爆発的に腕を振る右上手。
最速130km台後半の速球と落差のある変化球で三振を取れる本格派タイプです。
まだ2年生で、今後の成長が楽しみな逸材ですね。
古舘快投手は、担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
最速130km台の速球と鋭く曲がり落ちる変化球をぐいぐい投げ込みます。

打線は、各打者とも中途半端なスイングではなく、しっかりと振り切るスタイルが浸透しています。
今春は、一挙に大量点を奪う場面が目立ち、強力打線の印象を他チームに植え付けました。
後藤厚樹選手は、見るからにスイングスピードが速く、迫力十分の強打者です。
昨年の盛大附属の植田拓選手に匹敵するような威圧感を管理人は感じました。
武田北斗選手は、俊足でミートセンス抜群のトップバッターで、チームの得点の起点を担うキーマンです。
長崎瞬人選手は、ライナー性の鋭い打球を連発する確実性の高い打撃で好機に強く、溜まった走者を返します。
狩野龍矩選手は、コースに逆らわない打撃で安打を量産し、容易に凡退しないのが魅力です。
佐藤太陽選手は、センター中心に弾き返すつなぐクリーンナップですね。
打線全体として、フルスイングでもミスショットが少ない感じで、安打がどんどんつながるのが強みでしょう。

守備は、春は大量点で相手を圧倒して目立ちませんでしたが、細かい捕球ミスや悪送球が多かった印象です。
接戦でミスなくしっかりと守りきる集中力を身に付けられれば、欠点のないチームに成長できると思います。
湊彩世捕手は、フットワークが機敏でかつ動作が軽快で、素早くビシッと送球して盗塁を封じます。
多彩な投手陣の持ち球を惜しみなく駆使するリードも素晴らしいと思います。
佐藤太陽二塁手は、出足が鋭く、弱いゴロを俊敏にさばくスピーディなプレーが長所です。
狩野龍矩遊撃手は、体のバランスが良く、送球しやすい体勢で捕球するセンスに優れています。

今年の盛岡中央は、投打に才能のある選手達が順調に成長し、非常に高い総合力を引っさげて夏へ挑みます。
19年ぶりの甲子園が手に届く位置に来ていると多くのファンが見ている中、持ち前の爆発力を発揮しての快進撃に期待が集まります。


次回は盛岡三。

posted by ティト at 01:51| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

第100回全国高等学校野球選手権記念岩手大会 組み合わせ

今年の岩手の高校野球の集大成となる夏の県大会の組み合わせが決まりました。

記念すべき100回目の甲子園大会の切符をつかみ取るのはどこのチームになるのでしょうか。
熱い夏がもうすぐ始まります。

組み合わせ表は、下記リンクにてご確認ください。


2018夏県大会 組み合わせこちらをクリック

posted by ティト at 01:02| 岩手 ☁| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月21日

2018注目チームA

第2回目は専大北上。


専大北上は、今春準優勝で第2シード獲得。
昨秋地区予選ではコールド負けを喫するなど、前途多難のスタートでしたが、どん底から這い上がって大きく進化し、優勝を狙える位置へチーム力を高めています。

投手陣は、好投手を複数擁する分厚い布陣です。
碓井康平投手は、全身をいっぱいに使うフォームから、威力十分の速球主体に押す本格派です。
最速140km台前半の速球は、まだまだ伸びる余地十分。
鋭く曲がり落ちる変化球がコーナーに決まれば、容易には攻略できない投手に成長できると思います。
愛木修平投手は、スムーズに体重移動しながら鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
最速130km台後半の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
脇を絞って投げているので、パワーロスが少なく、ボールにしっかりと力が伝わっているのが特長です。
松田佳一郎投手は、素早い体動から、スムーズに振りかぶってしなやかに腕を振る左上手。
最速130km台中盤の速球と鋭く曲がり落ちる変化球を制球良く投げ込みます。
高橋郁弥投手は、軸足でタメを作った後に担ぐように振りかぶって力強く腕を振る右上手。
最速130km台後半の速球と緩急2種類の変化球で的を絞らせない投球が光ります。

打線は、長打を売り物にする感じではないですが、どういうタイプの投手にも対応して安打を積み重ねられる適応能力の高さが持ち味です。
佐々木龍樹選手は、腕力を生かしたパワフルなスイングで、一発長打を期待できる強打者です。
貴重なポイントゲッターで、この選手の活躍が夏を勝ち抜くためには不可欠でしょう。
角田麗斗選手は、クローズスタンスでバットをボールにぶつけるようなコンパクトなスイングが特長です。
4番バッターですが、しぶとくつなぐ打撃でチャンスメークします。
齋藤大成選手は、俊足巧打で出塁率の高さが光ります。
綺麗に体が回転するスイングで、ツボにはまると長打もある核弾頭ですね。
粟野太地希選手は、優れたミートセンスで広角に安打を打ち分け、走者に出れば俊足を生かす曲者タイプです。
全体的に、相手バッテリーをしっかりと観察できており、盗塁できる時は盗塁を積極的に狙い、バントの場面ではしっかりと決めてくる確率の高い野球を展開します。

守備は、時折のイージーミスが気になりますが、春は全体的に堅実さを見せました。
角田麗斗捕手は、機敏なフットワークが持ち味の動ける捕手で、相手打線の反応に合わせて最適な球種を選択できる柔軟性のあるリードでも投手陣を引っ張ります。
捕ってから素早い送球の精度も高く、盗塁を容易には許しません。
阿部樹遊撃手は、すばっしこさを生かした守備範囲の広さが魅力です。
斎藤大成右翼手は、スタートの速さと俊足で広範囲の打球に追いつきます。
基本的に、アウトにできる打球を確実にアウトにするシンプルな守備意識がうかがえ、ミスを連発しての一挙大量失点は考えづらいのが強みだと言えるでしょう。

専大北上は、春の県大会初採用のタイブレークをモノにするなど、勝機を確実につかむ勝負強さで第2シードをつかみ取りました。
春を上回る成績は優勝だけ。
秋、春、夏と順調に進化の階段を上り、12年ぶりの甲子園切符をつかみとれるか注目です。


次回は盛岡中央。

posted by ティト at 23:08| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月13日

2018注目チーム@

夏の県大会開幕までの間、例年同様、注目チームの紹介などをやってみたいと思います。


第1回目は花巻東。


花巻東は、昨秋及び今春優勝で2季連続県大会制覇。
周知のとおり、今春センバツベスト8の全国クラスの強豪チームです。
打線の調子がいまひとつ上がってこないのが気になるものの、選手の潜在能力は非常に高く、文句なしの優勝候補本命として夏を迎えます。

投手陣は、本格派・技巧派・左・右、いろいろなタイプが揃う陣容です。
伊藤翼投手は、滑らかな上体の回転を生かすフォームから、最速130km台後半の速球と多彩な変化球で三振を取れる右サイドスローです。
制球力が非常に良く、スタミナも十分なので、先発でもリリーフでも大崩れしないのが強みです。
今夏の出番も間違いなく多くなるキーマンの一人でしょう。
田中大樹投手は、軸足でタメと上体のひねりを作ってから投げる左スリークォーター。
最速130km台の速球と多彩な変化球を駆使して打者にフルスイングさせない投球が持ち味です。
バットの芯を外して凡打を山を築きます。
平山涼太投手は、肩肘が柔らかく、鞭のように腕をしならせて投げる左上手。
最速130km台中盤の速球と緩急2種類の変化球をバランス良く交えて丹念に打者を打ち取ります。
体動は非常にしなやかなので、機敏性が増してくれば楽しみです。
西舘勇陽投手は、しなやかな動作からスムーズに腕を振り下ろす右上手。
最速140km台の速球と多彩な変化球で押す本格派右腕です。
春は故障で出番がありませんでしたが、ポテンシャルの高さが光る2年生で、夏には必ず出てきてもらいたい逸材です。
また、大型左腕の新田大智投手、2年生左腕の中森至投手、2年生右腕の佐藤靖友投手なども控え、連戦を十分乗り切れる布陣でしょう。
ベンチ入りへの競争も激しそうですね。

打線は、センバツベスト8チームとはいえ、猛打爆発というような試合が見られないまま夏を迎えるのが不安材料ではあります。
全体的に俊足の選手が揃い、各選手の先の塁を狙う意識の高さも一際光っているため、要所で1点をもぎ取れる集中力は見事です。
例年どおり、選球眼の良さも際立ち、粘った後の四球から得点につなげるいやらしさも備えています。
紺野留斗選手は、瞬発力を生かした力強いスイングで長打を狙える貴重な強打者。
春は他チームからマークされてやや調子を崩してしまった印象ですが、ここぞの一発長打でチームを勝利に導くポイントゲッターでしょう。
谷直哉選手は、俊足巧打のリードオフマンで、スムーズな体の回転で滑らかにスイングします。
走者に出すと盗塁を積極的に狙ってきますので、相手チームにとってはいやらしい選手だと思います。
田中大樹選手は、本職は投手ながらミートセンスに優れ、広角に鋭い打球を放ちます。
川内遥大選手は、今春からクリーンナップを打つ成長株で、長打力を生かしてここぞで走者を返すポイントゲッターです。
機動力を生かして基本的に1点ずつ積み重ねる攻撃スタイルですが、一挙大量得点を狙える迫力が出てくるかどうかが、夏を勝ち抜けるかどうかの最大のポイントでしょう。

守備は、全体的に軽快で、全国でも十分に戦えるレベルの高さを備えています。
谷直哉遊撃手は、無駄のない足さばきで打球に体を寄せ、鋭く体を回転させてコンパクトにビシッと送球します。
攻守に機敏な野球センスの塊ですね。
佐藤千暁捕手は、走者の盗塁意欲を削ぐような力強い送球が持ち味の強肩捕手です。
キャッチングの安定感も増しており、変化球を駆使する投手陣の力を引き出します。
送球精度が向上しているのも好印象。
紺野留斗右翼手は、瞬発力を生かした守備範囲の広さと強肩を生かした力強い送球が光ります。
守備陣が大幅に乱れるような場面は考えづらく、失点を防ぎながら攻撃に集中できる展開を作れると思います。

今春のセンバツでは、接戦をモノにする勝負強さを発揮してベスト8を勝ち取りました。
そして、それ以上の成績を勝ち取るために、夏へ向けて進化中でしょう。
全国制覇を公言するチームが、どこまで上っていくのか注目です。


次回は専大北上。

posted by ティト at 23:32| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月06日

第65回春季東北地区高等学校野球大会 組み合わせ

更新のタイミングがすっかり遅れてしまいましたが、明日から春の高校野球東北大会が始まります。
大会結果が甲子園に直結するわけではありませんが、一つでも多く勝ち進めれば、他県の強豪の良い部分をより多く吸収できるのが最大のメリットです。
岩手代表となる花巻東、専大北上、盛岡中央の3チームには、是非とも優勝を目指していただきたいと思います。

組み合わせ表は、下記リンクにてご確認くださいませ。

2018春の高校野球東北大会 組み合わせこちらをクリック

posted by ティト at 20:35| 岩手 ☁| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月01日

6月1日 社会人野球観戦記 その2

6月1日

都市対抗野球東北予選1回戦 花巻球場第2試合
JR盛岡 8−5 弘前アレッズ

先制を許したものの、粘り強い打撃で相手本格派エースを攻略したJR盛岡の見事な逆転勝利。

<JR盛岡>
・投手
長鈴悠平(盛岡四−東北学院大) 1回〜9回途中
常時セットポジションから、スムーズな体重移動と体の回転を両立させてしなやかに腕を振る右横手。
浮き上がるように伸びる速球と多彩な変化球をコーナーにビシビシと決める投球を見せました。
パワーロスの少ないバランスの良いフォームで、ボールに力がしっかりと伝わっているのが長所です。
投球としては悪い内容ではありませんでしたが、相手打線が立ち上がりをうまく捕らえてきましね。
5年ぶりに長鈴投手を見ましたが、安定感抜群ですし、やはり素晴らしい投手ですね。
即戦力ルーキーで、社会人野球でも十分に活躍できるでしょう。
速球の球速は、最速134kmの表示。

河内山拓樹(岩谷堂−岩手県立大) 9回
全身を使うバランスの良い体動から、爆発的に腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と緩急二種類の速球で押す本格派です。
2球のみの投球で打者一人をきっちりと打ち取りました。

・打線
相手の本格派投手を相手にうまくミートしてきましたね。
ボールの見極めもしっかりとできていましたし、対策は相当練ってきたことがうかがえました。
ただし、リリーフで出てきた二人目の投手には全くタイミングが合わなかったのは反省材料でしょう。

・守備
問題なし。


<弘前アレッズ>
・投手
山口 1回〜6回途中
常時セットポジションから、軸足でタメを作って蹴り足を生かしつつ鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
威力のある速球と緩急二種類の変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
筋力の強さは一目瞭然で、ポテンシャルは素晴らしいものがありますね。
立ち上がりにやや制球を乱して四球で走者を溜め、カウントを苦しくした後のストライクを取りにいく甘いコースを狙い打たれてしまいました。
速球の球速は、最速144kmの表示。

山上 6回途中〜8回
機敏な動作から、鋭く体を回転させてコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と鋭く曲がる変化球でバットの芯を外す投球を見せました。
制球が良く安定感がありますね。

・打線
多柄の体格の打者を揃え、強打者タイプの多い重量打線ですね。
非常に威圧感がありました。

葛西 右投左打
速球を思いっきり引っ張ってライトスタンドへのホームラン。
1、2、3のタイミングでドンピシャで捕えました。

・守備
イージーなフライの落球と、バウンドを合わせ損なっての捕球ミスがありました。

posted by ティト at 22:51| 岩手 ☀| Comment(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6月1日 社会人野球観戦記 その1

6月1日

都市対抗野球東北予選1回戦 花巻球場第1試合
JR秋田 12−2 オールいわきクラブ (7回コールド)

6回からの観戦です。
序盤の大量点で優位に立ったJR秋田が、中盤の加点で引き離す展開でした。

<JR秋田>
・投手
半田 〜6回
ゆったりとした始動から、程よくリラックスしてスムーズにコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球をテンポ良く投げ込みます。
力まずに飄々と投げていますので、スタミナ面の心配はなさそうな投手ですね。
速球の球速は、最速131kmの表示。

浅川 7回
常時セットポジションから、軸足でタメを作りつつ勢いよく体を回転させる左横手。
糸を引くような伸びのある速球と横滑りする変化球を投げ込みます。
胸をしっかりと張って反発力を生かせているのが好印象です。

・打線
簡単には打ち取られる打者が少なく、投手としては苦労しそうな打線です。
変化球にもしっかりと目がついていっていますね。

・守備
問題なし。


<オールいわきクラブ>
・投手
小松 〜6回
常時セットポジションから、担ぐように勢いよく振りかぶってから鋭く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者に的を絞らせない投球が持ち味のようです。
ストンと落ちる変化球がウイニングショットですね。

・打線
パワーヒッターが多い感じで、力強い打球が多かったです。

・守備
見た範囲では問題なし。
失策数は2つでした。

posted by ティト at 22:41| 岩手 ☀| Comment(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする