2017年07月21日

7月21日 高校野球観戦記 その2

7月21日

夏の高校野球県大会準決勝 県営球場第2試合
久慈 6−4 大船渡東

激しい点の取り合いで、実力伯仲のシーソーゲーム。
ここぞの好機をモノにした久慈が、大船渡東の追撃をかわして逃げ切りました。

<久慈>
・投手
宇部堅人 1回〜4回
ゆったりとした始動から、背筋をピンと伸ばしてバランスを保ちつつしなやかに腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、しっかりと抑えの効いた伸びのある速球と落差のある変化球を四隅に集めて打たせて取る投球を見せました。
持ち味は出せていたように思いましたが、逆転の3ランホームランを喫したのが痛恨の1球となってしまった感じです。

高柳涼 5回〜9回途中
ゆったりとした始動から、上体を捻ってタメを作った後に力強く腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
力むと高めに浮いてしまい、ストライクとボールがはっきりしてしまう傾向はありましたが、スライダーでカウントを稼げたので、打者に的は絞らせませんでした。
結果的にとらえどころのない投球になりましたね。
速球の球速は、最速137kmの表示。

中田夢人 9回
素早く振りかぶり、コンパクトに腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球主体に打たせて取る投球を見せました。
一死満塁の大ピンチでの登板でしたが、腕をしっかりと振って打者を抑えましたね。

・打線
走者が出た後の集中力で安打をつなげたことが勝利に結びつきました。
狙い球を絞ってミート重視の打撃を見せましたね。

高柳涼 右投左打
速球を完璧に振り抜いてライトスタンドへライナー性の2ランホームランを放ちました。
フォロースルーの効いた素晴らしいスイングでしたね。

・守備
問題なし。
ノーミスで抜群の集中力を発揮していたと思います。
接戦を制し、決勝へ向けて上げ潮ムードでしょう。

宇名澤裕真 捕手
盗塁を許さず、相手の攻撃に勢いを与えませんでした。
投手陣が制球に苦しむ中でも、一辺倒の球種にならないようにうまくリードしていましたし、ワンバウンドもうまく止めていたと思います。


<大船渡東>
・投手
岩城大夢 1回〜6回途中
ゆったりとした始動から、重心をグッと落として担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で的を絞らせない投球を見せました。
ストンと落ちる変化球が非常に有効で、これがコーナーに決まると打者はなかなかフルスイングできないでしょう。
今日の内容は悪くなかったと思いますが、ピンチで粘りきれず、要所でタイムリーをうまく打たれてしまった感じです。

佐藤飛勇 6回途中〜8回
ゆったりとした始動から、重心をグッと落としてタメを作りつつコンパクトに腕を振る右下手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と大きく曲がる変化球をバランス良くミックスして打者のタイミングを外す投球を見せました。
制球が良く、大崩れしそうにない安定感のある投球だったと思います。

・打線
頻繁に走者が出て攻め立てましたが、ここぞの連打が出ずに点を取りきれなかった印象です。
盗塁失敗やホームタッチアウトなどがあり、8回と9回の一死満塁をモノにできず、球運をつかみ取ることができなかった感じでしょう。

志田芳樹 右投右打
低めをうまくすくい上げてレフトスタンドへ3ランホームランを放ちました。
強振したというよりは、コンパクトにミートした打球がスタンドまで届いたという感じでした。

・守備
捕球ミスと悪送球の連発で逆転を許してしまったのが非常に痛かったですね。
四球と守備のミスが確実に失点に絡んでしまった感じで、いつの間にか6点も取られてしまったという試合内容でした。

posted by ティト at 17:09| 岩手 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月21日 高校野球観戦記 その1

7月21日

夏の高校野球県大会準決勝 県営球場第1試合
盛大附属 9−1 盛岡四 (8回コールド)

中盤まで同点の息詰まる接戦。
終盤の盛岡四のミスを見逃さなかった盛大附属が、一気にたたみかけて勝機をつかみ取り、大量点で引き離しました。

<盛大附属>
・投手
平松竜也 先発完投
常時セットポジションから、機敏に振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
全身をいっぱいに使うダイナミックな体動から、爆発的に腕を振る力投型の右上手。
威力十分の速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派です。
怪我で春は投げられなかったとのことですが、そういった影響は感じられない素晴らしい投球だったと思います。
思いっきり腕を振っていますので、速球にはバットを弾き飛ばすような勢いがありますし、変化球の切れ味も抜群ですね。
力投型ながら、全身を使って投げている分、負荷が分散してスタミナが落ちないのは長所だと思います。
全国に通用するであろう好投手でしょう。
速球の球速は、最速145kmの表示。

・打線
中盤まで再三の好機にあと1本が出ない焦れる展開。
終盤の相手のミスで得た好機に安打をまとめてビッグイニングを作った底力はさすがです。
2アウトからでも点が取れる全国クラスの迫力を見せていました。

比嘉賢伸 右投左打
変化球をうまく引き付けてライトスタンドへ2ランホームランを放ちました。
速球にも変化球にもバランスが崩れなくなりましたし、四番打者としての風格が出てきましたね。

・守備
全体的には軽快でしたが、内野の捕球ミスから同点に追いつかれてしまったのが非常に痛かったですね。
中盤まで重苦しい展開を強いられましたが、打線の力で守備のミスを帳消しにした感じです。

植田拓 中堅手
2回にセンターからのバックホームで本塁タッチアウト。
弱い当たりでホームはセーフになりそうなタイミングでしたが、矢のようなストライク返球は見事でしたね。
実はこのプレーが勝利につながったのではないかなあと管理人は感服しました。


<盛岡四>
・投手
田中琉右那 1回〜3回
特長は先日記載のとおり。
今日は、相手の強力打線を意識し過ぎたのか、ボール先行の苦しい投球になりましたが、ピンチでのあと1本は許さず、ワイルドピッチの1失点のみに凌ぎました。
ボールの抑えが効かないようでしたので、なかなか全力投球できず、本来の球威を発揮できない感じでした。
速球の球速は、最速135kmの表示。

下上拓也 4回〜6回
特長は先日記載のとおり。
落ち着いてストライク先行で打たせて取る投球を見せました。
強打の相手打線のバットの芯を外すようなとらえどころのなさを発揮するナイスピッチングだったと思います。

須川皓輝 7回
ゆったりとした始動から、上体をひねりつつ腕のしなりを生かして投げる右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような速球と落差のある変化球との緩急で打たせて取る投球が持ち味です。
ドロンとした緩い変化球をうまく使って打者のタイミングを外す投球を見せていました。
腕が遅れて出てくる変則的なフォームが特長で、かなり打ちづらい投手だと思います。

馬場竣介 7回途中〜8回途中
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつ担ぐように振りかぶって鋭く腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
フォームバランスが良く、ボールにウエートを乗せて投げているのが好印象です。
筋力アップが球威アップに直結していく投手だと思います。

佐藤頼人 8回
特長は先日記載のとおり。
抑えの効いたボールがコーナーに決まっていました。
余力十分で投げている感じですし、バランスの良い長身ですので、機敏性と瞬発力をもっと意識できれば、まだまだ進化できる投手だと思います。

・打線
序盤の好機で点を取りきれず、尻上がりに調子を上げてきた相手投手をなかなか捕らえられない展開となりました。
終盤に食い下がったものの、あと1本を封じられました。

・守備
待って捕ろうとしてバウンドを合わせ損なってのミスがあり、余計な失点につながってしまいました。
終盤の勝負どころで、外野飛球の目測を誤って安打にしてしまったり、捕れそうな打球を捕れなかったりで、球運をモノにすることもできなかった感じです。
点差が開いてからはさらにミスを連発し、集中力が切れてしまった感じですね。

posted by ティト at 16:51| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする