2017年07月09日

7月9日 高校野球観戦記 その2

7月9日

夏の高校野球県大会2回戦 森山球場第3試合
盛岡中央 14−2 大槌 (6回コールド)

盛岡中央の強打が炸裂。
好機で安打をまとめてビッグイニングを作る展開でした。

<盛岡中央>
・投手
石澤優馬 1回〜3回
ゆったりとした始動から大きく振りかぶり、スムーズに体重移動してしなやかに腕を振る左スリークォーター。
球威で圧倒する感じではありませんが、糸を引くような伸びのある速球主体に打たせて取る投球を見せました。
走者が出ないと、ポンポンとテンポ良く投げ込む小気味良さがありますね。
もっと力感と躍動感が出てくれば楽しみな2年生です。

石澤拓人 4回〜6回
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、軸足でタメを作ってからコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球を見せました。
機敏性はやや不足していますが、上体の倒し込みは生きており、今後の進化が期待できる2年生です。

・打線
相手のミスを逃さす一気にたたみ込む集中力を見せました。
15安打14得点は素晴らしい結果でしょう。
変化球を引っかける打撃が目立ったことだけが反省材料だと思います。

・守備
問題なし。


<大槌>
・投手
藤原勇気 1回〜5回途中、6回
常時セットポジションから、素早く上体を倒し込みながら爆発的に腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
瞬発力がありますし、地肩がかなり強そうですね。
春に見た時よりも変化球の精度が高まっていて進化を確認できました。

谷地功貴 5回途中〜6回途中
ゆったりとした始動から、素早く体を回転させつつコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味です。
本職が野手のようで、スナップスローのようにリストを使って投げていますね。
もっと下半身の体重移動を利用できれば楽しみな2年生です。

・打線
速球には振り負けずに弾き返して2点をもぎ取りましたが、変化球に泳いでしまう場面が目立ちました。

・守備
ライナーの目測を誤って先制を許し、相手に主導権を渡してしまった感じです。
その後もイージーな捕球ミスや悪送球が目立ち、大量失点につながってしまいました。
ミスが致命傷となる夏の怖さが出てしまった試合だと思います。

posted by ティト at 19:19| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月9日 高校野球観戦記 その1

7月9日

夏の高校野球県大会2回戦 森山球場第2試合
水沢工 7−4 久慈工

投打にレベルの高い見応えのある接戦。
久慈工の本格派エースを攻略した水沢工が、逆転で勝利をつかみました。

<水沢工>
・投手
菊地智己 1回〜6回
常時セットポジションから、体全体をいっぱいに使って思いっきり腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で三振を取れる本格派タイプです。
速球も変化球も腕を強く振れるので、球速以上に打者の手元に食い込んでくる球質ですね。
ボールが見極めづらいようで、ワンバウンドの変化球で面白いように空振りを取れていました。
動作が機敏ですし、運動神経の良さが見て取れました。
後のことは考えずに常に全力投球している感じで、管理人好みの高校球児らしい力投派です。
速球の球速は、最速133kmの表示。

千田悠人 7回〜9回
ゆったりとした始動から、素早く上体を捻って鋭く腕を振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外します。
上体を一度アンダースローのようにかがめてから再び上体を起こして投げる変則的なフォームか特長で、打者としてはタイミングを合わせづらく、かなり打ちづらい投手だと思います。

・打線
相手エースの速球対策に力を入れていたようで、140km級の速球に力負けしていませんでしたね。
変化球にタイミングが合わない場面はありましたが、速球に絞ってフルスイングしていたのが印象的でした。
たとえば、20年前であれば、高校生が140kmの速球を完璧に弾き返すなど、そうそう考えられませんでした。
時代が大きく変わったんだなあと改めて実感した管理人です。

・守備
イージーな場面での悪送球で逆転を許してしまったのが非常に痛かったですね。
9回にトンネルで失点して追い上げられたのも反省材料でしょう。
要所でゲッツーをしっかりと取れたのが勝利につながりました。


<久慈工>
・投手
中村彪 1回〜9回途中
ゆったりとした始動から、大きく振りかぶって勢い良く腕を振る右上手。
威力のある速球と多彩な変化球で三振を取れる本格派です。
完投や連投を意識して8割位の力で投げるのを基本としつつ、要所で全力を使う投球術を見せました。
昨年からの課題として、胸の張りが不十分で反発力をいまひとつ生かしきれていないのが気になりました。
球速がばらつくのは、自然の反発力を使わずに自分の筋力に頼っているからでしょう。
それでも球威のあるボールを投げられるわけですから、抜群の地肩の強さを持っているのだと思います。
管理人はこういうタイプの素材を育成してみたいです。
フォームを微修正するだけで劇的に進化できる逸材であることは間違いありません。
卒業後も是非とも野球を続けていただきたいと思います。
速球の球速は、最速142kmの表示。

大澤泰輝 9回
1球のみの登板だったので、詳細な特長は記載できません。
担ぐように振りかぶって腕を振り下ろす左上手です。

・打線
相手エースが好投手なのて、なかなか的を絞れずに苦しみましたが、当てに行かずにフルスイングを貫き、要所での長打が得点に結びつく場面もありました。
ただし、難しいボールを追いかけてしまい、ワンバウンドになるボールを相当数空振りしてしまったのがもったいなかったですね。

・守備
好プレーは多かったですが、9回の悪送球で許した失点が決定的な失点となり、気落ちしてさらなる失点につながってしまいました。

中村廉 中堅手
前に出てくる瞬発力が鋭く、安打性の当たりを好捕してピンチの芽を積んでいました。

posted by ティト at 19:09| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする