2017年07月01日

2016注目チームE

第6回目は盛岡四。


盛岡四は、今春ベスト8でシード獲得。
夏へ向けて投打ともに潜在能力のある好選手が成長しており、大きなレベルアップを見込める注目チームです。

投手陣は、失点を計算できる投手を複数擁する布陣です。
田中琉右那投手は、ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつしなやかに腕を振る右上手。
最速140kmの速球と落差のある変化球で三振を取れる本格派タイプです。
一冬越えて大幅に筋力を増し、投手としての才能も大きく開花した印象で、今春までは無名ながら、今夏の注目投手の1人となるでしょう。
馬場竣介投手は、全身をバランスよく使い、スムーズに体重移動しつつ担ぐように振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
最速130km台の伸びのある速球と多彩な変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味です。
フォームバランスが良く、ボールにウエートをしっかりと乗せて投げているのが好印象ですね。
佐藤頼人投手は、背筋をピンと伸ばして担ぐように振りかぶった後にしなやかに腕を振り下ろす右上手。
球威で圧倒するタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球をコントロール良く投げ分け、大崩れしない安定感が光ります。
さらに、右横手で緩急自在の投球が持ち味の須川皓輝投手、勢いよく腕を振る左上手の下上拓也投手などもおり、連戦に不安を感じさせないのが強みでしょう。

打線は、難しいボールを追いかけてしまう雑な打撃が見られるのが課題ですが、力のある打者が揃います。
小田中佳文選手は、ボールを捕えるタイミングが抜群に良く、力の入るポイントで綺麗に体が回転します。
田中琉右那選手は、力感十分のスイングからの長打力が持ち味。
好機で力んでしまう部分を改善できれば、ポイントゲッターとして非常に楽しみです。
山崎龍弥選手は、広角に打ち分けるミートセンスに優れ、長打力も併せ持つ攻撃的2番打者。
塁に出れば俊足でかき回すチャンスメーカーの役割も担います。
千田智選手は、瞬発力に優れたトップバッターで、リストの強さを生かして逆方向への強い打球を放てるのが特長ですね。
俊足を生かしての内野安打も多い印象です。
全体的に、甘いコースを踏み込んでしっかりと振り切れれば勝ちパターンで、難しいボールを追いかけて淡泊にイニングが進んでしまうのが負けパターンというわかりやすい試合展開になりがちなので、夏へ向けて選球眼を磨けるかが最優先課題となるでしょう。

守備は、細かいミスが連鎖する傾向があるのが気になりますが、軽快に動ける選手が揃っています。
小田中佳文遊撃手は、打球への反応が速く、素早く打球に体を寄せてビシッと送球する一連の動作が非常にスムーズです。
瞬発力があって野球センスの高さが一見してわかる好選手ですね。
山崎龍弥三塁手は、強い打球にしっかりと対応できますし、緩い打球へのダッシュも素早いです。
千田智中堅手は、守備範囲が抜群に広く、長打性の当たりをアウトにする場面も多い感じです。
全身をいっぱいに使う送球の強さも光っています。

盛岡四は、ベスト4やベスト8に頻繁に進出するチームという印象で、夏にはしっかりと仕上げてくるチームです。
容易には思い通りにならないあと一歩を、今年は突破できる能力が十分にあるとみています。


次回は最終回。
複数のチームをまとめて紹介する形といたします。
※夏の県大会開幕が近づいて時間の猶予がなく、例年より個別チーム紹介が少なくなってしまうことをご容赦ください。

posted by ティト at 22:49| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月1日 社会人野球観戦記

7月1日

社会人野球クラブ選手権岩手予選準々決勝 江刺球場第2試合
盛友クラブ 5−4 前沢野球倶楽部 (9回サヨナラ)

終盤までもつれる接戦。
9回裏、二死無走者からの連打で盛友クラブがサヨナラ勝利をつかみました。

<盛友クラブ>
・投手
酒井翔夢 1回〜5回途中
ゆったりとした始動から、重心がブレないように上手く担ぐように肩を回してコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
余計な四球を出してしまうのが気になりましたが、ピンチであと1本を許さない粘りは発揮できていたように思います。

小山哲朗 5回途中〜9回
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつコンパクトかつしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を低めに集めて打者にフルスイングさせない投球を見せました。
下半身の体重移動が効いていますし、上体もしっかりと回転しているバランスの良いフォームですね。
マウンド経験豊富で研究熱心なベテラン投手です。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
初回に幸先よく3点を先制しましたが、その後は走者を出しても連打が出ない展開が続きました。
最終回の中軸の連打は見事です。

・守備
要所でゲッツーを取れたのが非常に大きかったですね。
ワイルドピッチと悪送球の連鎖で余計な点を与えてしまったのは反省材料でしょう。


<前沢野球俱楽部>
・投手
蔦郁弥 先発完投
常時セットポジションから、担ぐように素早く振りかぶってから鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打たせて取る投球を見せました。
初回に連打で失点しましたが、尻上がりにボールがコーナーに決まり、全体的にはナイスピッチングだったと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好機はありましたが、あと1本を封じられました。
9回に連打で同展に追い付いた後、もうひと押しできなかったことが勝敗の分かれ目だったように思います。

・守備
イージーな捕球ミスはありましたが、概ね問題なし。

posted by ティト at 22:41| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会人野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする