2017年06月26日

2017注目チームB

第3回目は大船渡東。


大船渡東は、今春ベスト3位でシード獲得。
昨秋の県大会で、センバツに出場した盛大附属を追い詰めながら逆転負けした悔しさから這い上がり、今春は甲子園常連の花巻東を3位決定戦で破るなど、大きくレベルアップを続ける注目チームです。

投手陣は、本格派と技巧派の2枚で相手打線を封じます。
岩崎大夢投手は、重心をグッと落として担ぐように振りかぶってからコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
最速130km台の速球と緩急2種類の変化球を低めにテンポよく投げ込みます。
ストンと落ちる変化球が非常に有効で、これがコーナーに決まると打者はなかなかフルスイングできませんし、変化球を待っていると速球がズバッと決まるので、なかなか的を絞りづらいでしょう。
佐藤飛勇投手は、重心を落として体の回転を利用しながら投げる右下手。
球威で押すタイプではないものの、下手投げ特有の伸びる速球と横滑りする変化球で、打者の体勢を崩すクレバーな投球を展開します。
投手層は厚くはないものの、失点を計算できる2枚看板がいるのは心強いでしょう。

打線は、各打者とも中途半端なスイングではなく、しっかりと振り切るスタイルが浸透しています。
今春は、点を取られた後にすぐに取り返すメンタルの強さが光りました。
佐藤啓太選手は、思い切りが非常に良く、ヤマを張る勘の良さも発揮してここぞの長打を期待できます。
野々村和樹選手は、俊足でミートセンス抜群のトップバッターで、チームの得点の起点を担うキーマンです。
岩城大夢選手は、投手が本職なので9番打者の配置ですが、スイングに力感があって打球が速く、相手投手から見て怖いバッターでしょう。
尾崎龍選手は、リストが強く、芯を外しても内野の頭を越す打球を放てる押しの強さが魅力です。

守備は、春は非常に安定していたと思いますし、それが接戦を制する勝負強さにつながっていました。
尾崎龍捕手は、フットワークが機敏でかつ動作が軽快で、素早くビシッと送球して盗塁を封じます。
変化球を意識させながら要所でズバッと速球を要求する大胆なリードも素晴らしいと思います。
野々村和樹三塁手は、出足が鋭く、弱いゴロを俊敏にさばくスピーディなプレーが長所です。
佐藤啓太遊撃手は、深めの守備位置からの素早いダッシュ、打球に飛びつく瞬発力に優れていますね。

昨秋は盛大附属とがっぷり四つの試合を展開し、今年は花巻東に逆転勝利をおさめるなど、いわゆる強豪私立相手でも臆せず実力を発揮できるメンタルの強さがこのチームの最大の強みだと管理人は思っています。
野球は、パワーと技術が7割・メンタルが2割・球運が1割で勝敗が出るものだと管理人は思っています。
1試合を通してどれだけ集中力を発揮できるか、そしてどれだけ勝利への執着心を持っているのか、これが僅差の戦いを制する究極のポイントです。
甲子園の夢を叶えるため、勝利への執念を剥き出しにした選手達が、今夏を駆け抜けていくことは間違いないでしょう。


次回は花巻東。

posted by ティト at 01:51| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする