2017年05月20日

5月20日 高校野球観戦記 その2

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第2試合
高田 6−2 盛岡中央

中盤までに好機を着実にモノにしてリードした高田が、盛岡中央の終盤の反撃を凌いでビッグイニングを作らせずに逃げ切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
変化球を多めにし、要所でズバッとストレートを決め、相手に的を絞らせませんでしたね。
前にも書きましたが、左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
中盤までに相手のミスを逃さず安打を効率良くまとめ、主導権を握りました。
終盤に勢いが止まってしまったのが次戦への課題でしょう。

・守備
問題なし。


<盛岡中央>
・投手
高橋宜也 1回〜4回途中
常時セットポジションから、軸足で充分にタメを作りつつ勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
制球重視で、昨年と比べて躍動感が目減りしていますが、変化球で容易にストライクを取れるようになり、安定感が増しています。
速球は要所で力を込める感じで、スタミナ配分にも成長が見られますね。
もっと下半身の体重移動を生かして体動の勢いをボールに乗せられれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

広田子龍 4回
機敏に始動して体の回転とともに勢い良く腕を振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような伸びのある速球主体に打たせて取る投球を見せました。
あまりじっくり見られませんでしたが、なかなか打ちづらい投手だと思います。

武田北斗 5回
ゆったりとした始動から、機敏に体重移動しつつコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球主体に押す投球を見せました。
本職が野手のようで、スナップスローのように投げているのが気になりますが、ストライク先行でテンポ良く打たせて取るのが持ち味ですね。
もっと胸の張りを意識して反発力を生かせるようになれば、球速はまだまだ増してくるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

高橋昇大 6回〜9回
ゆったりとした始動から、やや上体をひねってタメを作った後に鋭くコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球を低めに集めて打たせて取る投球を見せました。
曲がりの大きい変化球も非常に有効です。
ストライク先行でテンポが良く、押せ押せムードの相手打線の勢いを止めるナイスピッチングでした。
もっと躍動感が出てくれば楽しみな2年生です。

・打線
両チームに力の差は感じませんでしたが、好機に連打が出なかった分、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。
スクイズ失敗や牽制死も非常に痛かったです。

・守備
飛球の目測を誤ったり、捕れそうな打球を安打にしたりで、いまひとつリズムに乗れないままに失点を重ねてしまいました。
ミスが致命傷となる試合を経験し、夏への教訓となったはずです。

posted by ティト at 22:47| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月20日 高校野球観戦記 その1

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第1試合
一関一 1−0 盛岡工

両チームエースの力投による見応えのある投手戦。
相手守備のミスから奪った貴重な1点を一関一が守り切りました。
※左打者への外角のストライクゾーンが広すぎる感じで、それも投手戦に拍車をかけた印象も持ちました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
全身をバランス良く使う体動から、鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
何度も見ている投手ですが、速球と変化球を狙ったところへ投げられる指先感覚を身に着けてきましたし、失点を計算できる勝てる投手に成長していると思います。
ペース配分も巧みで、要所で力を込める投球術も素晴らしいですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
縦の変化球にタイミングが合わず、なかなかフルスイングできずにイニングが進んでしまいました。
相手守備のミスを唯一の得点につなげられましたが、クリーンヒットはほとんど出なかったように思います。

・守備
問題なし。

五十嵐健人 遊撃手
球際でボールから目を切らず、グラブを柔軟に動かして打球の勢いを吸い取る捕球センスは見事です。
再三の好捕を見せましたし、送球の安定感も光る2年生です。


<盛岡工>
・投手
田屋裕人 先発完投
常時セットポジションから、担ぐようにゆったりと振りかぶりつつ鋭く腕を振る右右スリークォーター。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をバランス良くミックスして打者に的を絞らせない投球を見せました。
やや手先で押し出してしまう傾向があるのは要改善ですが、リストがかなり強そうで、体の回転もうまく利用できていました。
下半身の体重移動と胸の張りをもっと意識できれば、大きく進化できる資質の高い2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好機であと1本が出ませんでしたし、バント失敗のダブルプレーも非常に痛かったですね。

・守備
厳しい目で見させていただくと、全体的にややスタートが緩慢で、安打性の捕れそうな打球への対処に課題があるように思います。
待って捕球してギリギリのプレーになってしまうのも気になりました。
待って捕球すると、捕球ミスに加えて悪送球も誘発しますし、普段から動いて流れるように送球する意識を持つことがもっと必要だと感じました。

posted by ティト at 21:57| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする