2017年05月03日

5月3日 高校野球観戦記 その3

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第3試合
高田 6−0 大船渡

中盤以降に押せ押せの展開を作った高田が、じわじわとリードを広げてガッチリと守り切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
昨年と比べてパワーが増していますし、変化球の精度も上がっていますね。
今日は、ストライク先行でテンポの良いナイスピッチングでした。
左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
ファーストストライクを安易に振らず、じっくりとボールを見極めながら失投を待つスタイル。
鋭くコンパクトに野手の間を抜く打撃ができていたように思います。

守備
強い打球を捕れない場面はありましたが、全体的には軽快で概ね問題なし。

佐々木倭 三塁手
捕球ミスはありましたが、打球への反応が良く、守備範囲が広いです。
送球も安定していますね。


<大船渡>
・投手
前川瞳眞 1回〜6回
常時セットポジションから、やや担ぐように振りかぶった鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
機敏で野球センスの高さがうかがえました。

金子正宗 7回
常時セットポジションから、やや上体をひねった後に機敏に体を回転させて勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を制球良く投げ込んでいました。

佐藤健一郎 8回
常時セットポジションから、全身をバランス良く使ってしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球で三振を取れる本格派タイプです。
球持ちが良く、リリースタイミングに優れていますので、球速以上に打者の手元に食い込む球質だと思います。
下半身の体重移動をもっと大胆に意識して体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威もグンと増してくるでしょう。
ポテンシャルの高さがひと目でわかる楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
相手投手の威力のあるボールになかなかタイミングが合わず、三振を多く取られてしまいました。

・守備
野手の動き自体は悪くありませんが、難しい打球を捕球できない場面が何度もあり、それが失点につながりました。
トスがやや雑になって悪送球になってしまったのも非常にもったいなかったですね。

posted by ティト at 19:36| 岩手 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月3日 高校野球観戦記 その2

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第2試合
釜石商工 3−0 釜石

引き締まった投手戦。
ともにピンチを凌ぎながら、終盤に突き放した釜石商工が勝利をつかみました。

<釜石商工>
・投手
小林陽哉 先発完投
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えつつ軸足にタメを作ってから勢い良く腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ2年生で線が細い感じはしますが、機敏性があって動きがしなやかですし、センスの高さは十分に見て取れました。

・打線
好機をなかなかモノにできず、焦れるような展開でしたが、終盤の連打で勝機をつかみました。

守備
問題なし。
見事な中継プレーでピンチの芽を摘むなど、集中力の高さを発揮しました。

鎌田尚人 遊撃手
瞬発力があり、広範囲に難しい打球をさばいていました。
実は投手としても期待しているセンス抜群の2年生です。


<釜石>
・投手
畑山洸一郎 1回〜8回途中
ゆったりとした始動から、担ぐように大きく振りかぶった後に上体の倒し込みとともに勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球とブレーキの効いた落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
前チームのエース岩間大投手に非常によく似たフォームですね。
岩間投手同様、ウエートをしっかりとボールに乗せ、体動の勢いを生かす投球スタイルです。
ウイニングショットとなる鋭い変化球を習得できれば、相当打ちづらい投手に成長できると思います。

大尻悠矢 8回
スナップを生かし、軽々と力強いボールを投げる右上手。
伸びのある速球とストンと落ちる変化球を投げ込みます。
本職が捕手で、下半身の体重移動が不足しているのが課題ですが、スナップスローで力のあるボールを投げられるリストの強さが際立ちます。

・打線
好機はつかむものの、あと1本が出ず、ホームが遠かった印象です。

・守備
大きな問題なし。
盗塁悪送球での失点はもったいなかったです。

posted by ティト at 19:19| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月3日 高校野球観戦記 その1

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第1試合
大槌 6−4 住田

両チームともミスで失点しましたが、中盤以降に落ち着きを取り戻した大槌が、逆転で勝利をつかみました。

<大槌>
・投手
臺聖哉 1回〜2回
ゆったりとした始動から、重心を低く落として体の回転とともにしなやかに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。
機敏性がやや不足している感じですが、腕の振りは柔らかいですので、もっと体重移動を意識できれば、ボールにウエートが乗ってくると思います。

藤原勇気 3回〜9回
常時セットポジションから、素早く上体を倒し込みながら爆発的に腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
変化球を投げる時に力が抜けてしまうのが課題ですが、瞬発力がありますし、地肩がかなり強そうですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
相手のミスはありましたが、盗塁を絡めてしぶとく点をもぎ取りました。

・守備
前半はイージーな捕球ミスや悪送球が目立ちました。
中盤以降はファインプレーも飛び出して逆転勝利につなげましたね。


<住田>
・投手
菊池飛我 先発完投
常時セットポジションから、機敏にカラダを回転させて勢い良く腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球をテンポ良く低めに集めます。
躍動感を投球に乗せているのが好印象です。

・打線
序盤にリードしましたが、その後に好機をモノにできないでいる間に逆転されてしまいました。

・守備
待って捕る傾向があり、アウトにできる打球を安打にしてしまうのが気になりました。
イージーな落球や悪送球でピンチを招いたのも反省材料でしょう。

posted by ティト at 19:05| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする