2017年05月02日

5月2日 高校野球観戦記 その2

5月2日

春の高校野球北奥地区予選 森山球場第2試合
黒沢尻工 5−3 水沢工

投打にレベルの高いせめぎ合い。
中盤までにリードを広げた黒沢尻工が、水沢工の終盤の反撃を凌いて逃げ切りました。

<黒沢尻工>
・投手
岩崎颯人 1回〜7回途中
ピンと背筋の伸びた常時セットポジションから、上体の倒し込みとともにしなやかかつ力強く腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球主体にグイグイ押す本格派タイプです。
昨日見た千厩の千葉英太投手と同じく、管理人が特に注目している投手の1人で、ひと冬越えてどのように成長したのか楽しみにしていました。
昨年と比べると、躍動感を抑え気味に、先発完投を意識して8割位の力で投げている感じですね。
球威アップを楽しみにしていた部分では不満はありますが、クイックや牽制などの技術が格段に向上していますし、より勝てる投手に進化している印象です。
ポテンシャルは十分の投手ですので、もう少し躍動感を意識するだけで球威は増してくると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

菅原大夢 7回途中〜9回
ゆったりとした始動から、コンパクトに腕を振ってテンポ良く投げる右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球のコンビネーションが持ち味のようです。
本職が野手なので、スナップスローのような感じで投げていますが、それでもなかなか力のあるボールが決まっていました。
昨年の時点で走攻守で抜群のセンスを発揮していましたが、投手もできることに驚きですね。
胸の張りをもっと意識できれば、投手としても成長できる楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
選球眼が良く、際どいコースは見極めて甘いコースをしっかりと狙い打てていました。

古川凌 右投右打
低めの速球を鋭く捕えてライナーでレフトスタンドへ運びました。

・守備
問題なし。
内外野とも穴がなく、非常に安定しています。


<水沢工>
・投手
菊地智己 1回〜5回
常時セットポジションから、力強く振りかぶって思いっきり腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
躍動感と機敏性があり、運動神経が良さそうな投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

千田悠人 6回〜7回
ゆったりとした始動から、素早く上体を捻って鋭く腕を振る変則的な右横手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外します。
スリークォーターで投げたりアンダーから投げたりしますので、打者としてはかなり打ちづらい投手だと思います。

千葉魁人 8回〜9回
ゆったりとした始動から、やや担ぐように振りかぶって軸足でタメを作ってから力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球で押す投球スタイルです。
もう少し前へ大胆に踏み込んて体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威はまだまだ増してきそうな楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好球必打の積極スタイル。
頻繁に安打が出て好機もつかみましたが、しばしば牽制で刺されるなど、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。
相手好投手に対して二桁安打を浴びせていましたし、打線の底力の高さは十分にうかがえました

・守備
バウンドを合わせ損なっての捕球ミスから先制を許したのはもったいなかったですね。
全体的には軽快だったと思います。

posted by ティト at 19:54| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月2日 高校野球観戦記 その1

5月2日

春の高校野球北奥地区予選 森山球場第1試合
黒沢尻北 10−0 岩谷堂 (6回コールド)

好機に連打をまとめた黒沢尻北が、じわじわと得点を積み重ねて引き離す展開となりました。

<黒沢尻北>
・投手
藤原明星 1回〜5回
常時セットポジションから、重心を低く落としつつ機敏に上体を回転させて鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球をバランス良くミックスして打たせて取る投球を見せました。
ピンチではキレの良い変化球をコーナーに決め、あと1本を許しませんでした。
斎藤佑樹投手に似たフォームで、体の開きを抑えようという意識はうかがえましたが、もっと下半身の体重移動を生かして体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威はグンと増してくると思います。

高橋大翔 6回〜7回
常時セットポジションから、大きく上体をひねって回転力を効かせて腕を振る右下手。
球威で押すタイプではありませんが、アンダースロー特有の浮き上がるような速球と大きく曲がる変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

・打線
上位下位に関わらず、甘いコースは思いっきり引っ張る打撃を見せました。
ツーアウトからでも長打で点をもぎ取る攻撃でしたね。

加納伊吹基 右投右打
巻き込むように思いっきり引っ張った打球が、風にも乗ってレフトポール際場外へのホームランとなりました。

佐藤龍生 右投左打
リストが強く、コンパクトに捕らえた打球でも球足が速いですね。
俊足で野球センスが高そうですし、楽しみな2年生です。

・守備
問題なし。


<岩谷堂>
・投手
阿部瑞希 1回〜5回
ゆったりとした始動から、上体の開きを抑えるようにやや上体をひねり、体の回転とともに勢い良く腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような速球と落差のある変化球との緩急を生かして打たせて取る投球が持ち味のようです。

菊地一輝 6回
ゆったりとした始動から、やや担ぐように振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。

・打線
再三の好機にあと1本が出ませんでした。
変化球にタイミングが合わなかったのが課題でしょう。

・守備
バウンドを合わせ損なって弾いたり、中継プレーでもたついて打者走者をホームまで返してしまうなど、もったいないミスで余計な点を与えてしまいました。

posted by ティト at 19:42| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月1日 高校野球観戦記 その3

5月1日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第3試合
一関一 7−0 大東 (8回コールド)

先制後にガッチリ守ってリードを保った一関一が、終盤のまとめ打ちで一気に勝負を決めました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
全身をバランス良く使う体動から、鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
マウンド経験が豊富で、走者が出ても慌てませんし、制球も安定していました。
ナイスピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
初回に2点を先制した後はなかなか連打が出ない展開でしたが、8回に相手のミスに乗じて一気に畳みかけました。

・守備
問題なし。

半田登和貴 二塁手
瞬発力があってすばしっこく、安打性の当たりに再三追いついていました。
捕球と送球も安定していましましたね。


<大東>
・投手
後藤貫太 1回〜7回
左腕でしっかりとリードを取り、体の回転とともに勢い良く投げ込む右スリークォーター。
伸びのある速球と大きく曲がる変化球で打たせて取る投球を見せました。
立ち上がりに制球を乱し、四死球を連発してしまいましたが、尻上がりに調子を上げて力のあるボールがコーナーに決まるようになりました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

千葉瑛太 8回
全身をいっぱいに使うフォームから、勢い良く腕を振り下ろす右上手。
球威で圧倒的なする感じではありませんが、伸びのある速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。
躍動感があるのが長所ですね。

・打線
ここぞで1本が出ず、ホームが遠かった印象です。
要所で三振も多く取られてしまいました。

・守備
終盤、捕れそうな打球を安打にしたり、悪送球などで余計な失点につながりました。

posted by ティト at 00:13| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月1日 高校野球観戦記 その2

5月1日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第2試合
千厩 3−2 一関二

1点を争う息詰まる投手戦。
要所でミスが出た一関ニの隙を見逃さなかった千厩が、互角の接戦を制しました。

<千厩>
・投手
千葉英太 先発完投
機敏な体動から、全身をバネのように使って勢い良く投げ込む右上手。
威力十分の速球と切れ味抜群の変化球をビシビシと投げ込む管理人注目の本格派です。
今シーズンなるべく早く見たいと思っていましたが、今日見られて本当に良かったと幸せを感じられるほどのパフォーマンスの高さを見せていただきました。
ひと冬越えて瞬発力が増し、球威も確実に増していますし、正常進化を遂げているといった感じです。
この投手については、手直しすべき部分がほとんどなく、いかにパワーアップしていけるかに主にポイントが絞られているでしょうね。
あえてアドバイスをするとすれば、チェンジアップを習得して緩急を生かすことと、カットボールやツーシームでバットの芯を外す投球を志向できれば、さらに死角のない投手になれると思います。
レベル的には、たとえば甲子園でも好投できる投手だと管理人は思っています。
速球の球速は、目測で最速140km台中盤〜後半。

・打線
緩い変化球に泳いでしまうスイングが目立ちました。
なかなか会心の当たりがない展開で迎えた9回に連打で逆転した集中力は見事です。

・守備
問題なし。


<一関二>
・投手
小山倖之介 先発完投
常時セットポジションから、ゆったりと振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球との緩急で打者のタイミングを外す投球を見せました。
ゆったりとした体動から力強く腕を振ってくるので、打者目線で速球には球威をかなり感じるだろうと思います。
変化球を投げる時にやや力が抜けてしまうのが課題でしょうか。
ポテンシャルの高さは一見してわかりました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
連打連打とはいきませんでしたが、相手エースの威力のあるボールに対してもフルスイングで対抗していたことに感心しました。
全体的に迫力を感じましたし、冬場のウエートトレーニングに注力したであろうことが見て取れました。

・守備
ゲッツーを焦ってのもったいない捕球ミスから先制点を許してしまったのが非常に痛かったですし、捕れそうな飛球を転倒で三塁打にしてしまったのももったいなかったですね。

posted by ティト at 00:01| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする