2017年05月22日

5月22日 高校野球観戦記 その2

5月22日

春の高校野球県大会準々決勝 大平球場第2試合
盛大附属 13−11 宮古

終盤までもつれる壮絶な打撃戦。
盛大附属が先制した後に宮古が逆転し、さらにリードを広げて主導権を握りましたが、終盤に盛大附属の強力打線が炸裂。
ホームラン攻勢で一挙に逆転してさらに点差を広げ、9回の宮古の追い上げをどうにか凌いで逃げ切りました。
なかなか見られないようなシーソーゲームで、大興奮の管理人でした。

<盛大附属>
・投手
吉田颯 1回〜4回途中、7回
ゆったりとした始動から、大きく振りかぶって力強く腕をる右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
スナップスローのような感じでも力のあるボールを投げていますし、リストの強さは光りましたが、肘のしなりが不十分で、手投げ気味になってしまうのが気になりましたし、左足を踏み出した時に体動の勢いが滞ってしまうのも気になりました。
もっと胸を張ってから肘を先に前に出す感覚を会得することと、右足の蹴りをもっと生かすことができれば、大幅に進化できる逸材だと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

松本跳馬 4回途中〜6回
ゆったりとした始動から、上体を後方にひねって弓を解き放つようなイメージで腕を振り下ろす左上手。
球威で圧倒する感じではありませんが、糸を引くような伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。
昨年よりも上体の倒し込みを生かせるようになり、ボールにウエートを乗せる意識がうかがえました。
あとは単純に投球動作をもっとスピードアップさせ、体動の勢いで球威アップを目指してもらいたいと思います。
資質の高さは一見してわかる2年生です。

三浦瑞樹 8回
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みを生かしながら力強く腕を振り下ろす左上手。
威力のある速球と多彩な変化球で三振を取れる本格派タイプです。
球場で生で見るのは久しぶりですが、本当に素晴らしい投手に成長しましたね。
昨年と比べて速球がグンと伸びていますので、打者目線でその速球を待っていると変化球に手が出ませんし、変化球を警戒すると速球がズバッと決まってこれまた手が出なくなる感じなので、連打を浴びせるのが困難な投手だと思います。
順調に仕上がっているようで嬉しくなりました。
速球の球速は、目測で最速140km台前半。

臼井春貴 9回
ゆったりとした始動から、重心を低く落としつつ、担ぐように振りかぶって力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球主体に押す投球を見せました。
管理人か特に期待している本格派ですが、昨秋と比べ、躍動感が目減りしていますし、期待通りに球威がアップしていないことに不満を感じてしまいました。
スナップは効いているのですが、下半身の体重移動が生きておらず、ボールにウエートが乗っていないのが非常に気になりました。
持ち前の筋力を生かして力のあるボールは投げられますが、さらなる球威アップを求めるには、体動の勢いをボールに乗せる意識が必要でしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

・打線
中盤まで変化球を当てに行ってしまい、盛大附属の代名詞である豪快なフルスイングがなかなか見られませんでした。
合わせた打球でも外野深くまで持っていく場面はありましたが、火の出るような強烈な打球は少なかったように思います。
しかし、7回に反撃の狼煙となるソロホームランが出た後はそれまでのもやもやした展開が一変。
次々とホームランが飛び出し、あっという間に逆転して大量得点となりました。
変化球を大振りしてはいけないとはよく言われることですが、やはり当てるだけの打撃では得点につながりません。
終盤はフルスイングからのホームラン連発でしたし、迫力満点の攻撃力を見せつけましたね。
打ち損じることがあるとしても、振り切ることが現代野球では大事なのかなあと実感した管理人です。

吉田颯 右投右打
低めの変化球を思いっきり引っ張って弾丸ライナーでレフトスタンドへ運びました。
このホームランから流れが変わって一挙逆転となりましたので、本当に起死回生のホームランでしたね。

比嘉賢伸 右投左打
2ストライクに追い込まれながら、速球を自然に巻き込んでライトスタンドポール際場外へ逆転3ランホームランを放ちました。
また、次の打席では高めの速球を振り切ってライトスタンドへ2ランホームランも放ちました。

植田拓 右投右打
打った瞬間にホームランとわかるレフトスタンド場外へ消える超特大のホームランを放ちました。
あまりに強烈な打球でしたので、管理人は打球を一瞬見失ってしまいました。
この選手は、スイングスピードがずば抜けて速く、ホームランの打ち損じが安打になるような感じですので、投手目線で手のつけられない強打者だろうと思います。
打ち損じでアウトになることを祈るしかないとさえ思えるレベルに達しつつありますね。

林一樹 右投左打
低めの速球をうまく拾ってライトスタンドへのホームラン。
細身ですが、ミートセンスに加えて長打力を併せ持っていますね。

・守備
シートノックでは全国レベルの強豪の雰囲気を醸し出す軽快さを見せていましたが、肝心の試合では、比較的イージーな捕球ミスや焦る必要のない場面での悪送球など、もったいないミスを連発して一挙大量失点を喫してしまいました。
ホームでアウトにできるタイミングでもファーストに送球するなど、1点を大事にする意識が欠けていたこともその後の大量失点につながったのかなあと思います。
バント後のカバーに入らずにアウトにできなかったりと、センバツベスト8チームらしからぬイージーミスでピンチの連続となったのは今後の大きな反省材料でしょう。
選手の動きの軽快さ自体は問題ないので、次に起こりうるプレーをしっかりとイメージしながら的確に取捨選択できるよう、視野を広く持つ意識をこれからの練習で養っていただきたいと思います。


<宮古>
・投手
三浦悠人 1回〜7回途中
常時セットポジションから、重心をしっかりと落としてスムーズに体重移動しながらコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球を低目に集める丹念な投球を見せました。
キレの良い変化球の精度が良く、打者にフルスイングを容易には許しませんでした。
それでも点を取られたのは、全国レベルの相手打線の底力だろうと思います。
変化球をコーナーに散らしてストライクを取れるのが好投手の条件の1つですし、安定感抜群の楽しみな2年生ですね。

芳賀優太 7回
機敏に投球動作に入り、素早く振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす左上手。
あまりじっくりとは見られませんでしたが、糸を引くような伸びのある速球と落差のある変化球を投げていました。

箱石瑛已 8回
ゆったりとした始動から、スムーズに担ぐように振りかぶってしなやかに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
胸をしっかりと張って反発力を生かせていますし、欠点の少ないバランスの良いフォームだと思います。
さらにフォームの機敏性を追求していけば、球威の上積みはまだまだあるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
打ち損じても空振りしてもしっかりと振り切る意識が得点につながりました。
相手のミスで得た走者を着実にホームに返す効率の良さも発揮していましたね。
9回の粘りも見事で、全国トップレベルの強豪チームを相手に決して引けをとらない戦いぶりでした。
非常に悔しい逆転負けだと思いますが、夏へ向けて収穫はたっぷり得た試合でしょう。

・守備
序盤に緩慢なプレーで走者を先に進めてしまう場面はありましたが、要所では集中してズルズルとミスを連鎖させることは防ぎました。
勝ちパターンで試合を進めましたが、終盤のピンチで強い打球をさばけずに許してしまった失点が痛恨の逆転負けにつながってしまいました。

posted by ティト at 21:15| 岩手 | Comment(1) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月22日 高校野球観戦記 その1

5月22日

春の高校野球県大会準々決勝 大平球場第1試合
大船渡東 8−4 盛岡四

3回途中からの観戦です。
効率良くじわじわと加点した大船渡東が、食い下がる盛岡四の反撃を凌いで逃げ切りました。

<大船渡東>
・投手
岩城大夢 〜9回
常時セットポジションから、重心をグッと落として担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で的を絞らせない投球を見せました。
ストンと落ちる変化球が非常に有効で、これがコーナーに決まると打者はなかなかフルスイングできないでしょう。
ピンチで素晴らしいコースにズバッと決めてあと1本を許さない集中力が光りました。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
緩い変化球を打ち損じる場面はありましたが、しっかりと振り切っているのは好印象です。
取られたらすぐに取り返して相手に主導権を渡しませんでしたし、相手のミスをうまく得点に結びつけていました。

佐藤啓太 右投右打
速球をドンピシャで捕らえ、センターバックスクリーン直撃の特大の一発を放ちました。
まさに完璧に捕らえたという感じの素晴らしいスイングでした。

・守備
問題なし。


<盛岡四>
・投手
須川皓輝 〜8回
ゆったりとした始動から、上体をひねりつつ腕のしなりを生かして投げる右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような投球と落差のある変化球との緩急で打たせて取る投球が持ち味のようです。
ドロンとした緩い変化球をうまく使って打者のタイミングを外す投球を見せていました。
腕が遅れて出てくる変則的なフォームが特長ですが、機敏性をもっと意識して体動の勢いを生かせるようになれば、ボールにウエートが乗って球威がグンと増してくると思います。
あとは、走者をほとんど牽制せずに大きくリードを取られてしまうのは今後の課題でしょう。

佐藤頼人 9回
ゆったりとした始動から、背筋をピンと伸ばして担ぐように振りかぶった後にしなやかに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球が持ち味のようです。
癖のないフォームでバランスは良いですが、下半身の体重移動をもっと意識して勢い良く投げ込む躍動感が出てくれば、大きく進化できると思います。

・打線
再三の好機にたたみかけることができず、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。

・守備
好プレーはありましたが、アウトにできそうな打球をもう一歩出足が遅れて安打にしてしまう場面がありました。
夏までに瞬発力を養っていただきたいと思います。

小田中佳文 遊撃手
無駄のない足さばきでスッと打球に体を寄せてピシッと送球する守備センスが光りました。

posted by ティト at 20:52| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

5月20日 高校野球観戦記 その2

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第2試合
高田 6−2 盛岡中央

中盤までに好機を着実にモノにしてリードした高田が、盛岡中央の終盤の反撃を凌いでビッグイニングを作らせずに逃げ切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
変化球を多めにし、要所でズバッとストレートを決め、相手に的を絞らせませんでしたね。
前にも書きましたが、左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
中盤までに相手のミスを逃さず安打を効率良くまとめ、主導権を握りました。
終盤に勢いが止まってしまったのが次戦への課題でしょう。

・守備
問題なし。


<盛岡中央>
・投手
高橋宜也 1回〜4回途中
常時セットポジションから、軸足で充分にタメを作りつつ勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
制球重視で、昨年と比べて躍動感が目減りしていますが、変化球で容易にストライクを取れるようになり、安定感が増しています。
速球は要所で力を込める感じで、スタミナ配分にも成長が見られますね。
もっと下半身の体重移動を生かして体動の勢いをボールに乗せられれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

広田子龍 4回
機敏に始動して体の回転とともに勢い良く腕を振る右横手。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような伸びのある速球主体に打たせて取る投球を見せました。
あまりじっくり見られませんでしたが、なかなか打ちづらい投手だと思います。

武田北斗 5回
ゆったりとした始動から、機敏に体重移動しつつコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球主体に押す投球を見せました。
本職が野手のようで、スナップスローのように投げているのが気になりますが、ストライク先行でテンポ良く打たせて取るのが持ち味ですね。
もっと胸の張りを意識して反発力を生かせるようになれば、球速はまだまだ増してくるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

高橋昇大 6回〜9回
ゆったりとした始動から、やや上体をひねってタメを作った後に鋭くコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球を低めに集めて打たせて取る投球を見せました。
曲がりの大きい変化球も非常に有効です。
ストライク先行でテンポが良く、押せ押せムードの相手打線の勢いを止めるナイスピッチングでした。
もっと躍動感が出てくれば楽しみな2年生です。

・打線
両チームに力の差は感じませんでしたが、好機に連打が出なかった分、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。
スクイズ失敗や牽制死も非常に痛かったです。

・守備
飛球の目測を誤ったり、捕れそうな打球を安打にしたりで、いまひとつリズムに乗れないままに失点を重ねてしまいました。
ミスが致命傷となる試合を経験し、夏への教訓となったはずです。

posted by ティト at 22:47| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月20日 高校野球観戦記 その1

5月20日

春の高校野球県大会 八幡平球場第1試合
一関一 1−0 盛岡工

両チームエースの力投による見応えのある投手戦。
相手守備のミスから奪った貴重な1点を一関一が守り切りました。
※左打者への外角のストライクゾーンが広すぎる感じで、それも投手戦に拍車をかけた印象も持ちました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
全身をバランス良く使う体動から、鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
何度も見ている投手ですが、速球と変化球を狙ったところへ投げられる指先感覚を身に着けてきましたし、失点を計算できる勝てる投手に成長していると思います。
ペース配分も巧みで、要所で力を込める投球術も素晴らしいですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
縦の変化球にタイミングが合わず、なかなかフルスイングできずにイニングが進んでしまいました。
相手守備のミスを唯一の得点につなげられましたが、クリーンヒットはほとんど出なかったように思います。

・守備
問題なし。

五十嵐健人 遊撃手
球際でボールから目を切らず、グラブを柔軟に動かして打球の勢いを吸い取る捕球センスは見事です。
再三の好捕を見せましたし、送球の安定感も光る2年生です。


<盛岡工>
・投手
田屋裕人 先発完投
常時セットポジションから、担ぐようにゆったりと振りかぶりつつ鋭く腕を振る右右スリークォーター。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をバランス良くミックスして打者に的を絞らせない投球を見せました。
やや手先で押し出してしまう傾向があるのは要改善ですが、リストがかなり強そうで、体の回転もうまく利用できていました。
下半身の体重移動と胸の張りをもっと意識できれば、大きく進化できる資質の高い2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好機であと1本が出ませんでしたし、バント失敗のダブルプレーも非常に痛かったですね。

・守備
厳しい目で見させていただくと、全体的にややスタートが緩慢で、安打性の捕れそうな打球への対処に課題があるように思います。
待って捕球してギリギリのプレーになってしまうのも気になりました。
待って捕球すると、捕球ミスに加えて悪送球も誘発しますし、普段から動いて流れるように送球する意識を持つことがもっと必要だと感じました。

posted by ティト at 21:57| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

第64回春季東北地区高等学校野球岩手県大会 組み合わせ

明日から春の高校野球県大会が始まります。
夏のシード権がかかる重要な大会です。
短期間で大きく進化する球児達のプレーを見るのが楽しみですね。

組み合わせ表は、下記画像をクリックしてご確認ください。

2017春 県大会.pngクリックで拡大

posted by ティト at 23:50| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

5月8日 高校野球観戦記 その3

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第3試合
花巻東 12−2 花巻南 (6回コールド)

好機をしっかりとモノにして点を奪っていく花巻東が、じりじりとリードを広げていく展開でした。

<花巻東>
・投手
田中大樹 1回〜5回
常時セットポジションから、体の開きを抑えるようにを上体を後方へひねってからしなやかに腕を振る日だってスリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と横滑りする変化球でバットの芯を外す投球を見せました。
昨年と比べ、制球が安定してきましたし、牽制技術も進歩しています。
管理人期待の2年生ですが、ひと冬越えてのパワーアップが感じられない点では不満です。
下半身の体重移動があまり効いておらず、上体の回転に頼って投げていますので、今のままの考え方での球威アップには限界があると思います。
身のこなしはしなやかでセンスの高さは一目瞭然ですので、体動の勢いを利用する意識を持てれば、グンと進化できる好素材です。

佐藤眞生 6回
常時セットポジションから、体の開きを抑えるようにやや上体をひねってから力強く腕を振る右スリークォーター。
威力のある速球と緩急二種類の変化球を駆使して三振を取れる本格派です。
昨年と比べ、体の厚みが増して筋力アップがうかがえます。
管理人が特に期待している投手の1人ですが、もうひとつ期待通りに球威が増してこないもどかしさを感じました。
チームの指導方針なのか、先発の田中投手同様、下半身の体重移動をあまり使わず、上体の回転に頼って投げているのが非常に気になりました。
それでもかなり力のあるボールを投げていますので、ポテンシャルの高さは素晴らしいです。
体重移動を乗せられたらさらに素晴らしい本格派になれそうだなあと思いながら見ていました。
速球の球速は、目測で最速140km前後。

・打線
ガンガン強烈な当たりの安打をまとめて打ち崩した感じではないのですが、盗塁で好機を作り出し、その好機に安打が出る効率の良さで得点を積み重ねました。
例年のチームカラーとなっている機動力野球は今年も健在ですね。

中塚悠樹 右投右打
速球を完璧に捕らえ、レフト場外へ消える打った瞬間にわかる特大のホームランを放ちました。
ひと冬越えてスイングの重厚感が増し、スラッガーとしての雰囲気が出てきましたね。

・守備
バウンドを合わせ損ねての捕球ミスはありましたが、強風の中でも軽快に動けていました。


<花巻南>
・投手
長根駿太 1回〜2回途中
常時セットポジションから、右腕でバランス良くリードを取って綺麗に上体を倒し込みながらしなやかに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球主体にテンポ良く打たせて取る投球が持ち味のようです。
まだ2年生で瞬発力に進化の余地があるようですが、上体の倒し込みが生きていますので、ボールにウエートが乗っているのが長所です。
打者に的を絞らせないようにするために変化球の精度を高められれば非常に楽しみですね。

川村京輔 2回途中〜5回
常時セットポジションからゆったりと始動し、担ぐように振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
キレの良い変化球の精度が高く、しっかりと低めに決まっていましたので、そうそう連打はもらいそうにない安定感がある2年生ですね。

藤原桐真 6回
常時セットポジションから、機敏に振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で空振りを取れる本格派タイプです。
かなり地肩が強そうで、やや手投げのような違和感がありながらも力のあるボールが決まっていました。
もっと胸の張りを意識できれば、スムーズに腕を振れるようになってさらに球威が増してくるでしょう。
身体能力の高さがうかがえる2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
三振を多く取られてしまいましたが、好機で安打が飛び出しての得点は、今後の進化に必ずつながっていくと思います。

・守備
キャッチミスが目立ち、余計な点を与えてしまいました。
相手の機動力にやや焦ってしまった感はありますが、好返球のタッチアウトなどもあり、見せ場は作りましたね。

posted by ティト at 21:46| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月8日 高校野球観戦記 その2

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第2試合
花北青雲 9−8 花巻北 (延長10回サヨナラ)

強風吹き荒れる悪コンディションの中、取っては取られる打撃戦。
どちらが勝っても不思議ではない延長戦をを制したのは、花北青雲でした。

<花北青雲>
・投手
武藤聖弥 1回〜5回途中
常時セットポジションから、8割位の力でリラックスしてスムーズに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
制球が良いのが長所ですが、球威アップを目指すために、もっと下半身の体重移動を意識して体動の勢いを投球へ乗せられるようになれば、大きく進化できると思います。

瀬川悠維 5回途中〜10回
ゆったりとした始動から、スムーズに前へ体重移動しながらしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球で打者に的を絞らせない投球を見せました。
柔軟性があって球持ちが良く、身体のバランスが非常に良いですね。
制球も良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。
躍動感がもっと出てくれば、球威が増して相当打ちづらい投手に成長できるはずです。

・打線
バスターがうまく決まっていました。
失点した後にすぐに取り返したのも、相手に主導権を握らせなかった要因でしょう。
代打策がバッチリとハマり、采配の成功も光りました。

齊藤駿助 右投右打
速球を完璧に捕え、レフトポール上部直撃の特大ホームランを放ちました。
9回にリードされた場面での一発は値千金でしたね。

・守備
フライを捕れなかったり、もったいない悪送球などもあってピンチを招く場面がありました。
終盤の勝負どころでのイージーな捕球ミスもあり、致命傷になりかねない失策でした。
強風の影響もあったと思いますが、ミスが多発したのは反省材料でしょう。


<花巻北>
・投手
佐々木健 1回〜10回途中
常時セットポジションから、勢い良く体を回転させて力強くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派です。
機敏性と躍動感のある管理人好みの力投型ですね。
フォームに癖もなく、筋力アップが球威アップに直結するタイプだと思います。
管理人の要チェックリストに入る楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
甘いコースを絞って捕らえることはできていたと思います。
好機は多く作りましたが、あと1本を封じられ、あと1歩及ばなかった感じです。

菊池駿亮 右投右打
速球を思いっきり引っ張ってレフトポール上を越える特大のホームランを放ちました。

・守備
バウンドを合わせ損なって打球を後ろにそらしてしまう場面が目立ちました。
砂埃が舞う強風の悪コンディションで気の毒な面はありましたが、この悔しさを夏へのモチベーションとしていただきたいです。

posted by ティト at 21:31| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月8日 高校野球観戦記 その1

5月8日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第1試合
花巻農 13−0 遠野 (5回コールド)

球場への到着が遅れ、4回途中からの観戦です。
序盤から大量得点の花巻農の快勝です。

<花巻農>
・投手
小原匠太郎 〜4回
少ししかみられなかったので、詳細特長は記載できませんが、右上手から、伸びのある速球とドロンと落差のある変化球との緩急を生かした投球でした。

牛崎心温 5回
ゆったりとした始動から、上体の倒し込みを充分に効かせて勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球をテンポ良く投げ込みます。
1イニングしか見られませんでしたが、体動の勢いを投球に乗せられているのは好印象です。

・打線
少ししか見られなかったので、詳細記載は省略します。9安打で13得点ですので、好機で効率良く安打をまとめたのだろうと思います。

・守備
問題なし。


<遠野>
・投手
菅田輝樹 〜5回
ゆったりとした始動から、担ぐように振りかぶった後に爆発的に腕を振る右上手。
1イニングしか見られませんでしたが、伸びのある速球と落差のある変化球を投げていました。
地肩がかなり強そうですが、胸の張りをもっと意識して肘のしなりを生かせるようになれば、球威が群と増すと思います。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
少ししか見られなかったので詳細記載は省略します。
2安打で無得点でした。

・守備
上記のとおりで詳細は省略します。
2失策があったので、それも失点につながったのかなあと予想します。

posted by ティト at 21:19| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月06日

5月6日 高校野球観戦記 その2

5月6日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第1試合
一関一 2−0 千厩

雨天の中、好投手同士の息詰まる投手戦。
千厩の守備のミスで奪った2点を、一関一が固い守備で守り切りました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
特長は先日記載のとおり。
昨年より制球力が増し、ボール1つ分のゾーンの出し入れで勝負できる投手に成長しています。
キレの良い変化球の精度も良く、大崩れしそうにない安定感が光ります。
コーナーワークで相手にフルスイングを許さないナイスピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
相手好投手を相手に、なかなか連打が出ない展開。
重苦しい雰囲気でしたが、5回にヒットエンドラン成功後の相手守備のミスで挙げた貴重な1点と、9回にも相手のミスによる1点を加えて勝利をつかみ取りました。

・守備
ミスはありましたが、その後のカバーがしっかりしていたのは好印象。
見事なバックホームもあり、要所での集中力はバッチリでした。


<千厩>
・投手
千葉英太 先発完投
特長は先日記載のとおり。
序盤は躍動感を抑え気味にし、徐々に機を見てペースアップしていく投球を見せました。
スタミナ配分がしっかりとできていますので、攻撃側がスタミナ切れを狙ったとしても、おそらく崩れない投手だと思います。
試合には敗れましたが、投球内容は素晴らしいものがありました。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

・打線
相手を上回る安打を放ち、好機は何度かありましたが、ここぞで畳みかけることができませんでした。
ホームを狙ってのタッチアウトもあり、球運にも恵まれなかった印象です。

金野大成 右投左打
見るからにパワーのありそうな大柄な体格から、力強い打球を連発していました。
場面に応じてコンパクトに捕えるミートセンスも光ります。

・守備
もったいない悪送球で2失点したのは非常に痛かったですね。
ライナーの目測を誤って頭を越されたり、イージーなフライ落球もありました。
好投を続けるエースを守り立てる展開にならず、課題を残しました。

posted by ティト at 18:13| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月6日 高校野球観戦記 その1

5月6日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第1試合
一関学院 8−1 一関工 (7回コールド)

4回からの観戦です。
好球必打の強打のチーム同士のテンポの早い打ち合い。
まとめ打ちで安打を浴びせ、力で点をもぎ取った一関学院が、固い守備で一関工の反撃を最小限に封じました。

<一関学院>
・投手
千葉光 〜7回
ゆったりとした始動から、一球一球バランスを確かめながらスムーズに体重移動する右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球を制球良く投げ込みます。
球威で圧倒する感じではありませんが、
スッと落ちる変化球が有効で要所で空振りをよく取れていました。
8割位の力でリラックスする投球を基本としつつ、要所で全力投球するメリハリのある投球術を見せました。
力を抜くと手投げ気味になる傾向がありましたので、体重移動を緩めないことと、胸の張りをもっと意識できれば、まだまだ成長できる好素材です。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
今年も振れるボールには初球からどんどん打って出る積極スタイル。
頻繁に安打は出ましたが、仕掛けが早すぎる感じで、相手にじわじわとプレッシャーを与えるようなしたたかさは感じませんでした。
それはそれとして、7回で15安打は見事です。

千葉愛斗 右投左打
高めの速球をドンピシャで捕えてライトスタンドへのホームラン。
ひと冬越えて筋力が増し、スイングの力感がアップしていますね。

・守備
問題なし。
非常に安定していました。
機敏な中継プレーでの封殺は見事でした。

夷塚郁斗 遊撃手
出足の瞬発力があってグラブタッチが柔らかく、球際にも強いです。
不利な体勢からも一塁にビシッと送球できる体の芯の強さもありますね。


<一関工>
・投手
天笠蓮 〜5回
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えるようにやや上体をひねった後に勢い良く腕を振る右上手。
伸びのある重そうな速球と落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
かなり筋力が強そうですし、フォームに癖がなく、機敏性が増せば大きく伸びそうな2年生です。

新田凜 6回〜7回
ゆったりとした始動から、左腕を体の後ろに隠すように振りかぶって勢い良く腕を振る左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
腕を強くしなやかに振れますので、速球は打者の手元でグンと伸びてくる球質ですね。
下半身の体重移動も意識できていますし、今後の飛躍が期待できる2年生です。

・打線
好球必打のストロングスタイル。
中途半端なくフルスイングするのがチーム方針のようですね。
強い当たりが多く、打線の底力の高さは感じましたが、相手の再三の好守備などもあり、大量点にはなかなか結びつけられませんでした。

・守備
問題なし。
ホームへのフィルダースチョイスがもったいなかったです。

posted by ティト at 18:01| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

5月3日 高校野球観戦記 その3

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第3試合
高田 6−0 大船渡

中盤以降に押せ押せの展開を作った高田が、じわじわとリードを広げてガッチリと守り切りました。

<高田>
・投手
水野夏樹 先発完投
ゆったりとした始動から、しっかりとグラブを抱えて回転力を生かして投げる右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
昨年と比べてパワーが増していますし、変化球の精度も上がっていますね。
今日は、ストライク先行でテンポの良いナイスピッチングでした。
左足を踏み出した時に体重移動がやや滞っている部分を改善すれば、さらに進化できると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

・打線
ファーストストライクを安易に振らず、じっくりとボールを見極めながら失投を待つスタイル。
鋭くコンパクトに野手の間を抜く打撃ができていたように思います。

守備
強い打球を捕れない場面はありましたが、全体的には軽快で概ね問題なし。

佐々木倭 三塁手
捕球ミスはありましたが、打球への反応が良く、守備範囲が広いです。
送球も安定していますね。


<大船渡>
・投手
前川瞳眞 1回〜6回
常時セットポジションから、やや担ぐように振りかぶった鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
機敏で野球センスの高さがうかがえました。

金子正宗 7回
常時セットポジションから、やや上体をひねった後に機敏に体を回転させて勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球を制球良く投げ込んでいました。

佐藤健一郎 8回
常時セットポジションから、全身をバランス良く使ってしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球で三振を取れる本格派タイプです。
球持ちが良く、リリースタイミングに優れていますので、球速以上に打者の手元に食い込む球質だと思います。
下半身の体重移動をもっと大胆に意識して体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威もグンと増してくるでしょう。
ポテンシャルの高さがひと目でわかる楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
相手投手の威力のあるボールになかなかタイミングが合わず、三振を多く取られてしまいました。

・守備
野手の動き自体は悪くありませんが、難しい打球を捕球できない場面が何度もあり、それが失点につながりました。
トスがやや雑になって悪送球になってしまったのも非常にもったいなかったですね。

posted by ティト at 19:36| 岩手 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月3日 高校野球観戦記 その2

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第2試合
釜石商工 3−0 釜石

引き締まった投手戦。
ともにピンチを凌ぎながら、終盤に突き放した釜石商工が勝利をつかみました。

<釜石商工>
・投手
小林陽哉 先発完投
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えつつ軸足にタメを作ってから勢い良く腕を振る右上手。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ2年生で線が細い感じはしますが、機敏性があって動きがしなやかですし、センスの高さは十分に見て取れました。

・打線
好機をなかなかモノにできず、焦れるような展開でしたが、終盤の連打で勝機をつかみました。

守備
問題なし。
見事な中継プレーでピンチの芽を摘むなど、集中力の高さを発揮しました。

鎌田尚人 遊撃手
瞬発力があり、広範囲に難しい打球をさばいていました。
実は投手としても期待しているセンス抜群の2年生です。


<釜石>
・投手
畑山洸一郎 1回〜8回途中
ゆったりとした始動から、担ぐように大きく振りかぶった後に上体の倒し込みとともに勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球とブレーキの効いた落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
前チームのエース岩間大投手に非常によく似たフォームですね。
岩間投手同様、ウエートをしっかりとボールに乗せ、体動の勢いを生かす投球スタイルです。
ウイニングショットとなる鋭い変化球を習得できれば、相当打ちづらい投手に成長できると思います。

大尻悠矢 8回
スナップを生かし、軽々と力強いボールを投げる右上手。
伸びのある速球とストンと落ちる変化球を投げ込みます。
本職が捕手で、下半身の体重移動が不足しているのが課題ですが、スナップスローで力のあるボールを投げられるリストの強さが際立ちます。

・打線
好機はつかむものの、あと1本が出ず、ホームが遠かった印象です。

・守備
大きな問題なし。
盗塁悪送球での失点はもったいなかったです。

posted by ティト at 19:19| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月3日 高校野球観戦記 その1

5月3日

春の高校野球沿岸南地区予選 住田球場第1試合
大槌 6−4 住田

両チームともミスで失点しましたが、中盤以降に落ち着きを取り戻した大槌が、逆転で勝利をつかみました。

<大槌>
・投手
臺聖哉 1回〜2回
ゆったりとした始動から、重心を低く落として体の回転とともにしなやかに腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。
機敏性がやや不足している感じですが、腕の振りは柔らかいですので、もっと体重移動を意識できれば、ボールにウエートが乗ってくると思います。

藤原勇気 3回〜9回
常時セットポジションから、素早く上体を倒し込みながら爆発的に腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
変化球を投げる時に力が抜けてしまうのが課題ですが、瞬発力がありますし、地肩がかなり強そうですね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
相手のミスはありましたが、盗塁を絡めてしぶとく点をもぎ取りました。

・守備
前半はイージーな捕球ミスや悪送球が目立ちました。
中盤以降はファインプレーも飛び出して逆転勝利につなげましたね。


<住田>
・投手
菊池飛我 先発完投
常時セットポジションから、機敏にカラダを回転させて勢い良く腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球をテンポ良く低めに集めます。
躍動感を投球に乗せているのが好印象です。

・打線
序盤にリードしましたが、その後に好機をモノにできないでいる間に逆転されてしまいました。

・守備
待って捕る傾向があり、アウトにできる打球を安打にしてしまうのが気になりました。
イージーな落球や悪送球でピンチを招いたのも反省材料でしょう。

posted by ティト at 19:05| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

5月2日 高校野球観戦記 その2

5月2日

春の高校野球北奥地区予選 森山球場第2試合
黒沢尻工 5−3 水沢工

投打にレベルの高いせめぎ合い。
中盤までにリードを広げた黒沢尻工が、水沢工の終盤の反撃を凌いて逃げ切りました。

<黒沢尻工>
・投手
岩崎颯人 1回〜7回途中
ピンと背筋の伸びた常時セットポジションから、上体の倒し込みとともにしなやかかつ力強く腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球主体にグイグイ押す本格派タイプです。
昨日見た千厩の千葉英太投手と同じく、管理人が特に注目している投手の1人で、ひと冬越えてどのように成長したのか楽しみにしていました。
昨年と比べると、躍動感を抑え気味に、先発完投を意識して8割位の力で投げている感じですね。
球威アップを楽しみにしていた部分では不満はありますが、クイックや牽制などの技術が格段に向上していますし、より勝てる投手に進化している印象です。
ポテンシャルは十分の投手ですので、もう少し躍動感を意識するだけで球威は増してくると思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

菅原大夢 7回途中〜9回
ゆったりとした始動から、コンパクトに腕を振ってテンポ良く投げる右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球のコンビネーションが持ち味のようです。
本職が野手なので、スナップスローのような感じで投げていますが、それでもなかなか力のあるボールが決まっていました。
昨年の時点で走攻守で抜群のセンスを発揮していましたが、投手もできることに驚きですね。
胸の張りをもっと意識できれば、投手としても成長できる楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
選球眼が良く、際どいコースは見極めて甘いコースをしっかりと狙い打てていました。

古川凌 右投右打
低めの速球を鋭く捕えてライナーでレフトスタンドへ運びました。

・守備
問題なし。
内外野とも穴がなく、非常に安定しています。


<水沢工>
・投手
菊地智己 1回〜5回
常時セットポジションから、力強く振りかぶって思いっきり腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
躍動感と機敏性があり、運動神経が良さそうな投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

千田悠人 6回〜7回
ゆったりとした始動から、素早く上体を捻って鋭く腕を振る変則的な右横手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外します。
スリークォーターで投げたりアンダーから投げたりしますので、打者としてはかなり打ちづらい投手だと思います。

千葉魁人 8回〜9回
ゆったりとした始動から、やや担ぐように振りかぶって軸足でタメを作ってから力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭い変化球で押す投球スタイルです。
もう少し前へ大胆に踏み込んて体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威はまだまだ増してきそうな楽しみな2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

・打線
好球必打の積極スタイル。
頻繁に安打が出て好機もつかみましたが、しばしば牽制で刺されるなど、いまひとつ点を取りきれなかった印象です。
相手好投手に対して二桁安打を浴びせていましたし、打線の底力の高さは十分にうかがえました

・守備
バウンドを合わせ損なっての捕球ミスから先制を許したのはもったいなかったですね。
全体的には軽快だったと思います。

posted by ティト at 19:54| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月2日 高校野球観戦記 その1

5月2日

春の高校野球北奥地区予選 森山球場第1試合
黒沢尻北 10−0 岩谷堂 (6回コールド)

好機に連打をまとめた黒沢尻北が、じわじわと得点を積み重ねて引き離す展開となりました。

<黒沢尻北>
・投手
藤原明星 1回〜5回
常時セットポジションから、重心を低く落としつつ機敏に上体を回転させて鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球をバランス良くミックスして打たせて取る投球を見せました。
ピンチではキレの良い変化球をコーナーに決め、あと1本を許しませんでした。
斎藤佑樹投手に似たフォームで、体の開きを抑えようという意識はうかがえましたが、もっと下半身の体重移動を生かして体動の勢いをボールに乗せられるようになれば、球威はグンと増してくると思います。

高橋大翔 6回〜7回
常時セットポジションから、大きく上体をひねって回転力を効かせて腕を振る右下手。
球威で押すタイプではありませんが、アンダースロー特有の浮き上がるような速球と大きく曲がる変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。

・打線
上位下位に関わらず、甘いコースは思いっきり引っ張る打撃を見せました。
ツーアウトからでも長打で点をもぎ取る攻撃でしたね。

加納伊吹基 右投右打
巻き込むように思いっきり引っ張った打球が、風にも乗ってレフトポール際場外へのホームランとなりました。

佐藤龍生 右投左打
リストが強く、コンパクトに捕らえた打球でも球足が速いですね。
俊足で野球センスが高そうですし、楽しみな2年生です。

・守備
問題なし。


<岩谷堂>
・投手
阿部瑞希 1回〜5回
ゆったりとした始動から、上体の開きを抑えるようにやや上体をひねり、体の回転とともに勢い良く腕を振る右スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、糸を引くような速球と落差のある変化球との緩急を生かして打たせて取る投球が持ち味のようです。

菊地一輝 6回
ゆったりとした始動から、やや担ぐように振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。

・打線
再三の好機にあと1本が出ませんでした。
変化球にタイミングが合わなかったのが課題でしょう。

・守備
バウンドを合わせ損なって弾いたり、中継プレーでもたついて打者走者をホームまで返してしまうなど、もったいないミスで余計な点を与えてしまいました。

posted by ティト at 19:42| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月1日 高校野球観戦記 その3

5月1日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第3試合
一関一 7−0 大東 (8回コールド)

先制後にガッチリ守ってリードを保った一関一が、終盤のまとめ打ちで一気に勝負を決めました。

<一関一>
・投手
佐藤大起 先発完投
全身をバランス良く使う体動から、鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
マウンド経験が豊富で、走者が出ても慌てませんし、制球も安定していました。
ナイスピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
初回に2点を先制した後はなかなか連打が出ない展開でしたが、8回に相手のミスに乗じて一気に畳みかけました。

・守備
問題なし。

半田登和貴 二塁手
瞬発力があってすばしっこく、安打性の当たりに再三追いついていました。
捕球と送球も安定していましましたね。


<大東>
・投手
後藤貫太 1回〜7回
左腕でしっかりとリードを取り、体の回転とともに勢い良く投げ込む右スリークォーター。
伸びのある速球と大きく曲がる変化球で打たせて取る投球を見せました。
立ち上がりに制球を乱し、四死球を連発してしまいましたが、尻上がりに調子を上げて力のあるボールがコーナーに決まるようになりました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半。

千葉瑛太 8回
全身をいっぱいに使うフォームから、勢い良く腕を振り下ろす右上手。
球威で圧倒的なする感じではありませんが、伸びのある速球主体に打たせて取る投球が持ち味のようです。
躍動感があるのが長所ですね。

・打線
ここぞで1本が出ず、ホームが遠かった印象です。
要所で三振も多く取られてしまいました。

・守備
終盤、捕れそうな打球を安打にしたり、悪送球などで余計な失点につながりました。

posted by ティト at 00:13| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月1日 高校野球観戦記 その2

5月1日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第2試合
千厩 3−2 一関二

1点を争う息詰まる投手戦。
要所でミスが出た一関ニの隙を見逃さなかった千厩が、互角の接戦を制しました。

<千厩>
・投手
千葉英太 先発完投
機敏な体動から、全身をバネのように使って勢い良く投げ込む右上手。
威力十分の速球と切れ味抜群の変化球をビシビシと投げ込む管理人注目の本格派です。
今シーズンなるべく早く見たいと思っていましたが、今日見られて本当に良かったと幸せを感じられるほどのパフォーマンスの高さを見せていただきました。
ひと冬越えて瞬発力が増し、球威も確実に増していますし、正常進化を遂げているといった感じです。
この投手については、手直しすべき部分がほとんどなく、いかにパワーアップしていけるかに主にポイントが絞られているでしょうね。
あえてアドバイスをするとすれば、チェンジアップを習得して緩急を生かすことと、カットボールやツーシームでバットの芯を外す投球を志向できれば、さらに死角のない投手になれると思います。
レベル的には、たとえば甲子園でも好投できる投手だと管理人は思っています。
速球の球速は、目測で最速140km台中盤〜後半。

・打線
緩い変化球に泳いでしまうスイングが目立ちました。
なかなか会心の当たりがない展開で迎えた9回に連打で逆転した集中力は見事です。

・守備
問題なし。


<一関二>
・投手
小山倖之介 先発完投
常時セットポジションから、ゆったりと振りかぶって勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球との緩急で打者のタイミングを外す投球を見せました。
ゆったりとした体動から力強く腕を振ってくるので、打者目線で速球には球威をかなり感じるだろうと思います。
変化球を投げる時にやや力が抜けてしまうのが課題でしょうか。
ポテンシャルの高さは一見してわかりました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

・打線
連打連打とはいきませんでしたが、相手エースの威力のあるボールに対してもフルスイングで対抗していたことに感心しました。
全体的に迫力を感じましたし、冬場のウエートトレーニングに注力したであろうことが見て取れました。

・守備
ゲッツーを焦ってのもったいない捕球ミスから先制点を許してしまったのが非常に痛かったですし、捕れそうな飛球を転倒で三塁打にしてしまったのももったいなかったですね。

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2017年05月01日

5月1日 高校野球観戦記 その1

5月1日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第1試合
一関修紅 7−0 花泉 (7回コールド)

相手のミスに乗じて点を積み重ねた一関修紅が、ガッチリと守って盤石の試合運びを見せました。

<一関修紅>
・投手
熊谷駿 1回〜6回
常時セットポジションから、やや担ぐように大きく振りかぶって上体の倒し込みを生かしながら腕を振り下ろす左上手。球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球主体に落差のある変化球を交えて打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。
下半身の体重移動が不足し、体動の勢いがボールに乗り移っていないのが気になりましたが、上体の筋力が強そうで、腕をしっかりと振れるのが長所ですね。

青木麦 7回
ゆったりとした始動から、体の開きを抑えつつコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ1年生で、フォームを確認しながら慎重に投げている感じですが、筋力の強さ葉見て取れました。
今後の成長に期待いたします。

・打線
盗塁を絡めつつ、好機に効率良く安打が出てじわじわと点を積み重ねました。

・守備
問題なし。


<花泉>
・投手
今野洸 先発完投
ゆったりとした始動から、機敏に体重移動しながら力強く腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と緩急二種類の変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
胸の張りがやや不十分で手先で押し出すような違和感がありますが、リストが相当強く、スナップスローのような感じでも威力のあるボールがビシビシと決まっていました。
躍動感があって体に力がありそうですし、少しずつ微修正でフォームの角を取ってパワーロスを減らしていけば、ボールにウエートが乗るようになり、かなりの成長を見込める2年生です。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

・打線
2安打に封じられ、貴重な走者が牽制で刺されるなど、リズムをつかめないままにイニングが進んでしまった感じです。

・守備
もったいない悪送球やイージーな捕球ミスを連発し、余計な失点を繰り返してしまいました。

posted by ティト at 23:53| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする