2016年09月17日

9月17日 高校野球観戦記 その2

9月17日

秋の高校野球県大会2回戦 森山球場第2試合
専大北上 3−2 盛岡三

先制してから再三のピンチを凌ぐ盛岡三に対し、終盤に追いついてそのまま勢いに乗った専大北上が、逆転して接戦を制しました。

<専大北上>
・投手
廣田涼 先発完投
常時セットポジションから、スムーズに体を回転させながらしなやかに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球が持ち味です。
柔軟性があってセンスの良さは一見してわかりますが、もっと体動の勢いをボールに乗せるパワフルさが必要だと思いました。
期待している投手なので、今後の成長の過程を追いかけたいです。
速球の球速は、最速131kmの表示。

・打線
毎回訪れる好機にあと1本が出ない焦れる展開。
焦りからの打ち損じが目立つ負けパターンでしたが、同点に追いついてからはスイングの鋭さと確実性が増した印象です。

・守備
送球が乱れる場面がありましたが、大事には至らず。
概ねがっちりと守っていたと思います。

伊藤将志 右翼手
安打性の鋭い当たりを迷いなく前進して地面スレスレでダイビングキャッチ。
これが抜けていれば1点を失っていたでしょうし、その後の逆転勝利につながるビッグプレーだったように思います。

角田麗斗 捕手
フットワークが軽く、送球の素早さも光りました。
今後の成長が楽しみな1年生捕手です。


<盛岡三>
・投手
上野正嗣 1回〜3回途中
特長は先週記載のとおり。
球威で押す感じではありませんが、糸を引くように伸びる球質の速球と落差のある緩い変化球を四隅に散らして打たせて取る投球を見せました。
肩肘が柔らかく、フォロースルーまで綺麗に決まっているのが好印象です。
筋力が増して球威も増してくれば非常に楽しみな1年生です。

鹿内晃輝 3回途中〜8回
特長は先週記載のとおり。
速球主体にグイグイ押すクラシカルな本格派ですね。
打者を力で抑え込む見事な投球でしたが、余計な四死球が失点につながってしまいました。
ポテンシャルの高さは十分にうかがえますし、さらなる飛躍を期待いたします。
速球の球速は、最速135kmの表示。

・打線
今までの待球スタイルではなく、初球からでも振っていく姿勢を見せました。
序盤の速攻で幸先良く先制しましたが、その後に打線が沈黙。
甘いボールを強振するという面では物足りなさを感じました。
9回に安打をまとめて追い上げた粘りは見事です。

・守備
もったいない悪送球が目立ち、余計なピンチを招いてしまいました。
野手の動き自体は悪くないと思います。

posted by ティト at 17:36| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月17日 高校野球観戦記 その1

9月17日

秋の高校野球県大会2回戦 森山球場第1試合
盛大附属 6−0 盛岡四

長打力で点をもぎ取る盛大附属が、盛岡四のあと1本を許さず完封勝利をつかみました。

<盛大附属>
・投手
臼井春貴 1回〜7回
ゆったりとした始動から、重心を落として前に体重移動しながら鋭く腕を振る右上手。
威力のある速球と緩急二種類の変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
春に見た時は、リリース前に体重移動がピタッと止まってしまうフォームが気になっていましたが、スムーズに体動するフォームに修正されていますね。
パワーロスが少なくなり、安定して力のあるボールが投げられるようになっています。
形は良くなっていますが、あとは躍動感や体動の勢いをどれだけボールに乗せられるようになるかが、さらなる進化への課題となるでしょう。
岩手を代表する投手への成長を期待しています。
速球の球速は、最速142kmの表示。

平松竜也 8回〜9回途中
ゆったりとした始動から、蹴り足を生かしつつ爆発的に腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
踏み出しが安定せず、捕手へ向かって力が真っ直ぐ伝わっていないまま筋力で強引に投げている感じで、ややパワーロスが見られました。
上体の倒し込みももう少し利用したいところです。
力感は素晴らしく、ポテンシャルの高さは十分に見て取れました。
速球の球速は、最速135kmの表示。

松本跳馬 9回
柔軟性のある体動から、コンパクトに腕を振る左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球主体に打たせて取りました。
打者2人のみの登板で詳細観察できませんでしたが、体の柔らかさとスナップの強さは確認できました。
けん制が巧みなのも長所です。
まだ1年生ですし線が細い感じで、力感や躍動感が不足していますが、筋力アップで大きく進化できそうな好素材でしょう。
ちなみに、ソフトバンクの松本裕樹投手の弟さんだそうです。

・打線
大事にしっかりとボールを見極めようとする意識が見て取れました。
序盤はなかなか安打が出ませんでしたが、好機をしぶとくモノにするしぶとさを発揮していましたね。
ホームランが2本出たのが大きかったですが、5安打で6得点の効率の良さは、甲子園で身につけたしたたかさの表れでしょう。
新チームの始動が遅れ、まだ調整段階なのでしょうが、中軸以外は振り切る迫力がやや欠けている印象でした。

植田拓 右投右打
速球を思いっきり引っ張ってレフト場外への二打席連続ホームランを放ちました。
この選手のスイングスピードの速さは群を抜いていますね。

・守備
細かいミスはありましたか、野手の動きは問題なし。

比嘉賢伸 遊撃手
鋭く体を捻って投げるスローイングの強さが光りました。
三遊間の打球をさばくのが得意なようですね。


<盛岡四>
・投手
下上拓也 1回〜4回途中
常時セットポジションから、素早く体重移動して力強く腕を振る左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球とのコンビネーションで打たせて取る投球が持ち味です。
ややアーム式の投法でパワーロスが大きい感じですので、もっと胸を張って肘を前に出すイメージで投げられれば、反発力が生きてバランスが良くなると思います。

馬場竣介 4回途中〜8回
ゆったりとした始動から、スムーズに体重移動しつつ担ぐように振りかぶって鋭く腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
フォームバランスが良く、ボールにウエートを乗せて投げているのが好印象です。
筋力アップが球威アップに直結していく投手だと思います。
動作が機敏でセンスが良さそうなので、今後の成長が楽しみです。

・打線
打てるボールは積極的に振りに行く攻撃的スタイル。
安打数では相手を上回りましたが、厳しいコースまで早打ちで強引に手を出してしまう傾向があり、好機で凡退してしまった印象です。
強振できるコース、見送るコース、ファールで逃れるコースの見極めができていない感じで、押せ押せムードを作ることができませんでした。

・守備
好プレーはありましたが、全体的に強い打球を待ってしまうのが気になりました。
動いて捕ってビシッと投げるを来年への課題としていただきたいです。

posted by ティト at 17:25| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする