2020年10月14日

10月14日 高校野球観戦記 その3

10月14日

秋の高校野球東北大会2回戦 石巻球場第3試合
仙台育英 7−0 湯沢翔北 (8回コールド)

好投手同士の投手戦で試合が進んでいきましたが、終盤に打力を発揮した仙台育英が、したたかに点を積み重ねました。

<仙台育英>
・投手
松田 1回〜7回
ゆったりとした始動から、タメを十分に作って上体の倒し込みとともに鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
フォームバランスが良く、ボールにウエートをしっかり乗せて投げていますね。
投球センスの高さが一見してわかりました。
相手打線をねじ伏せるピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

中村 8回
ゆったりと始動し、しっかりと踏み込んだ後に鋭くコンパクトに腕を振る見極めてスリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取る投球を見せました。
腕が遅れて出てくる投法で、かなり打ちづらい投手だと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

打線
振る時はしっかりと振りきっていますので、打球が速いです。
走塁も常に先を狙ってきますし、好機では一気にたたみかけるスタイルでしょう。

守備
問題なし。

渡邊 遊撃手
足さばきが軽快で守備範囲が非常に広いですね。
捕ってからすぐ投げる送球も安定しています。
 

<湯沢翔北>
・投手
佐藤創 1回〜8回途中
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、スムーズな体の回転とともにしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
胸の張りを生かせていますし、腕を鞭のようにしなやかに使えているのも好印象。
コースをビシビシ突いて相手打線に連打を許しませんでした。
投球センスが高く、筋力が増せば非常に楽しみな逸材です。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

武藤 8回
ゆったりと振りかぶり、担ぐように体を回転させながら力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球を投げ込みました。
打者一人だけの投球だったので詳細な特長はつかめませんでしたが、なかなかパワフルな投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

打線
相手投手の球威にやや力負け。
得点の糸口がつかめなかった感じです。

守備
立ち上がりに浮足立ちましたが、バックホームの好返球で失点を防いだプレーは大きかったですね。
再三のピンチを凌ぐ場面はありましたが、速い打球にフリーズしてしまう場面も目立ちました。



posted by ティト at 23:29| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10月14日 高校野球観戦記 その2

10月14日

秋の高校野球東北大会2回戦 石巻球場第2試合
日大山形 7−2 聖愛

先制してペースを掴んだ聖愛に対し、じわじわと点を重ねた日大山形が中盤に逆転してそのまま逃げ切りました。

<日大山形>
・投手
小野 1回〜2回途中
ゆったりと振りかぶり、しなやかな体動からスムーズに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球とキレの良い変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ線が細く、力感が不足していますが、フォームバランスが良いので、体力アップが球威アップに直結するタイプだと思います。

大類 2回途中〜4回途中
ゆったりと始動から担ぐように振りかぶり、コンパクトに力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
細かいことは抜きに力いっぱい腕を振ってくるパワフルな投球を見せました。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

齋藤 4回途中〜9回
担ぐように振りかぶり、肩を回すような感じで腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で押す本格派タイプです。
力の加減でギアチェンジできるクレバーさも備えていますね。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

打線
頻繁に安打が出て塁上を賑わせました。
もうひと押し足りなかった印象ですが、長打攻勢で逆転勝利をもぎ取りました。

大類 右投右打
速球に的を絞って思いっきりフルスイングして、打った瞬間にわかるレフトスタンドへの2ランホームランを放ちました。

秋葉 右投右打
ややタイミングを外されながらも、低めの変化球をうまくすくい上げてレフトスタンドへホームランを放ちました。
リストが強そうですね。

守備
問題なし。
 

<聖愛>
・投手
町田 1回〜4回途中
常時セットポジションから、スッと踏み出してコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球が持ち味のようです。
下半身の体重移動が不足しており、胸の張りも不十分なのが気になりましたが、地肩が相当強いですね。
本職は野手のようで、体全体を使うフォームへ改良する必要がありそうですが、なかなかパワフルで今後が楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

木村 4回途中〜5回
体をややひねり、鋭く体を回転させてコンパクトに腕を振る横手気味の左スリークォーター。
伸びのある速球と横滑りする変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
なかなか見ないタイプの変速フォームなので、打者目線で打ちづらい投手だと思います。

葛西 6回〜9回
常時セットポジションから、素早く振りかぶってスムーズに腕を振る右上手。
威力のある速球と落差のある変化球との緩急を生かす投球スタイルです。
体動がスムーズでセンスの高さが一見してわかりました。
鋭い変化球を習得できれば非常に楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

打線
好球必打で積極的に振ってくるスタイルですね。
再三の好機がありましたが、ここぞでの安打が続かずに焦れるような展開でした。

守備
落球で気落ちした後に同点ホームランを打たれるなど、悪い流れで点を取られてしまいました。
前半に主導権を握りましたが、あれよあれよで逆転されてしまった感じです。

posted by ティト at 23:20| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10月14日 高校野球観戦記 その1

10月14日

秋の高校野球東北大会1回戦 石巻球場第1試合
花巻東 7−2 鶴岡東

先行して常に主導権を握った花巻東が、投手陣も踏ん張ってガッチリと守りきりました。

<花巻東>
・投手
菱川一輝 1回〜8回
左足を後ろに引く常時セットポジションから、素早くグラブを抱えつつコンパクトかつスムーズに腕を振る右上手。
威力のある速球と緩急2種類の変化球で三振を取れる本格派です。
フォロースルーを意識しているのは好印象ですが、蹴り足がやや弱く、ボールにウエートが乗り切っていないのが気になりました。
それでも威力のあるボールを投げていますので、地肩の強さは相当なものがあると思います。
腕を意識して投げるのではなく、体全体の瞬発力を生かして投げる意識を持てれば、全国有数の投手に成長できる逸材でしょう。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

平井柊 9回
左足を後ろに引く常時セットポジションから、素早くグラブを抱え込んで鞭のようにコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で打者にフルスイングさせない投球が持ち味のようです。
下半身の体重移動が不足しているのは気になりますが、投球動作が素早いので、なかなかタイミングを合わせづらい投手でしょう。
花巻東にはあまりいないタイプだと思いますし、鶴岡東の打者も全くタイミングが合っていませんでした。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

打線
相手投手のストンと落ちる変化球になかなか対応できず、ワンバウンドになるボールを振ってしまった印象です。
ここを見極めていれば、好機はもっと広がっていたでしょう。
それでも、ここぞで点をもぎ取る勝負強さはさすがですね。

守備
足が止まって待ってしまった捕球ミスはありましたが、全体的には問題なし。

田代旭 捕手
困った時に速球という配球ではないので、相手に的を絞らせませんでしたね。
1年生ながらなかなかクレバーな捕手だと思います。
捕球した時に送球体勢になっているのも素晴らしいです。
こういうきめ細やかな工夫のできる捕手は確実に伸びますよ。
 

<鶴岡東>
・投手
津田 1回〜7回
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、担ぐように体を回転させて思いっきり腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
躍動感があって上体の倒し込みとともにウエートをボールに乗せて投げていますので、球速以上の球威を発揮する投手でしょう。
こういう投手は非常に打ちづらいです。
岩手の投手も参考にすべきだと思いました。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

海藤 8回
常時セットポジションからゆったりと始動し、体の回転とともにしなやかに腕を振る左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球でタイミングを外す投球が持ち味のようです。
いろんなタイミングでの牽制が巧みで、ランナーはなかなか走れないでしょう。
躍動感がやや不足していますので、瞬発力をもっと生かして投げる意識があれば、球威はまだまだ増してくると思います。

打線
じっくりとボールを見極めてきましたが、最後まで的を絞れず、追い込まれてからの中途半端なバッティングが目立ちました。
時折見せる各打者のフルスイングには迫力があり、地力の高さはうかがえましたし、追い込まれてからの空振りも少ないなあと感心しました。

守備
問題なし。

小林 遊撃手
打球への反応の速さ、グラブタッチの柔らかさにセンスの高さを感じました。
安打性の打球に追いついてしっかりと送球できる体の芯の強さもありますね。

posted by ティト at 22:59| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月19日

2019 ドラフト会議

今年のドラフト会議で、岩手関係から4人の指名がありました。

まず、ロッテのドラフト1位で大船渡の佐々木朗希投手。
4球団競合ということで、やはりプロ側の注目度は抜群だったようです。
佐々木投手については、1年生の夏に初めて見た時、ドラフト1位でプロに行ける投手と当ブログで書き込みました。
その通りに成長してくれたことを自分のことのように嬉しく思います。
佐々木投手の最大の長所は、体動の勢いで投球エネルギーを生み出せるところです。
新聞や雑誌には、怪我のリスクが高い云々書かれていますが、体全体を使って局所に負荷がかからないフォームですから、管理人的には怪我のリスクの低いフォームだと思っています。(かといって怪我をしないと言っているわけではありません。)
佐々木投手は大谷翔平投手とよく比較されますが、大谷投手の場合、肘のしなりが素晴らしい反面、体動の勢いではなく肘のしなりに頼って投球エネルギーを生み出しています。
局所に負荷をかけていることがずっと気にかかっていて、大谷投手にはもっと体動の勢いで投げるようにしつこくコメントしていたように記憶しています。
佐々木投手の完成度は実はすでに高いレベルにあり、プロで活躍するまでにそれほど時間を要さないと思っています。
ぜひとも新人王を狙っていただきたいと思いますし、日本一、さらには世界一と言われる投手に成長できると楽しみにしています。
最後に、管理人だけ言うのかもしれませんが、実は佐々木投手は打者としても素晴らしい才能を持っているので、大谷投手のように二刀流を模索していただきたいなあという願望も持っています。

巨人のドラフト1位では、青森山田の堀田賢慎投手が指名されました。
堀田投手は花巻北中出身だそうです。
管理人は、堀田投手の投球を生観戦したことはありませんが、映像で見ると、ダイナミックで躍動感溢れるフォームに惚れ惚れしました。
まさに管理人好みの力投型ですね。
岩手のチームにもこういう投手がもっと増えて欲しいと思っています。

ヤクルトの3巡目には盛大附属ー創価大の杉山晃基投手が指名されました。
杉山投手は、高校時代の印象では真上から投げ下ろす正統派の本格派で、糸を引くような伸びのある速球が印象的でした。
大学に入って体がだいぶ大きくなりましたね。
即戦力として1年目から大活躍していただきたいです。

ソフトバンクの育成1位では、黒沢尻工の石塚綜一郎投手が指名されました。
石塚選手は、1年時からチームの主力として活躍していましたから、管理人も何度も生観戦しました。
フィジカルが強く、ずっとプロを狙える選手だとブログで書き込んでいました。
バッティングはフォロースルーを生かしてスイングしていますので、木製バットにもスムーズに順応できそうですし、キャッチングも力強く、握力も相当強いのでしょう。
捕手としての肩の強さも素晴らしいです。
育成での指名は管理人的にも不満ですが、ソフトバンクは実力至上主義が特に貫かれている球団だと言われていますので、反骨心を忘れずに一軍を目指していただきたいと思います。


管理人がブログを続けているモチベーションは、岩手県勢の全国制覇もさることながら、球児の夢であるプロ野球選手の道に岩手から一人でも多く進んでもらうことです。
本来、ナショナリズムを煽るような団体競技にはあまり興味が湧かない性分でして、基本的には個人にスポットを当ててスポーツを楽しむのが管理人のスタイルだったりします。
個人の夢の結晶が甲子園であり、プロ野球選手という考え方をしています。
なので、勝った負けたで大騒ぎするのは甲子園での岩手県勢の試合だけで、それ以外は勝敗そっちのけで選手の動きだけを追いかけています。
ブログで紹介した選手が成長してプロ野球へ進むと、自分のことのように嬉しくなる管理人です。
自分の夢と球児の夢を重ね合わせながら試合を観戦しています。
自分がこの選手をプロ選手へ成長させるんだという、ある意味傲慢な願望を持ってコメントを記載している面が多分にあります。
そして、そういう性分だからこそ、こういうブログを続けられるのだろうと自分で思っています。

posted by ティト at 22:54| 岩手 ☔| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月16日

10月15日 高校野球観戦記 その2

10月15日

秋の高校野球東北大会準々決勝 県営球場第2試合
仙台育英 6−1 一関学院

仙台育英が押し気味に試合を進めるも、一関学院が凌いで得点を許さない展開。
均衡を破る1点を仙台育英がラッキーな形で取り、その後は一関学院のミスに乗じてリードを広げる展開でした。

<仙台育英>
・投手
笹倉 1回〜5回途中
常時セットポジションからゆったりと始動し、素早く振りかぶってコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
威力のある速球と緩急2種類の変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
軽々と投げていますが、威力のあるボールが決まっていました。
まだ1年生ですが、体幹と筋力の強さが一見してわかる逸材です。
プロを狙える身体能力の持ち主だと思います。
速球の球速は、最速144kmの表示。

向坂 5回途中〜7回、9回
常時セットポジションからスムーズに振りかぶり、しなやかに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
力感がやや不足していますが、フォームバランスの良さが好印象です。
筋力アップが球威アップに直結するタイプですね。
速球の球速は、最速138kmの表示。

菅原 8回
常時セットポジションから、足を大きく上げて体動の勢いを作りつつ力強く踏み出して鋭くコンパクトに腕を振る右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派ですね。
ややアーム式の投法ですが、体重移動をボールに乗せて投げていますので、球速以上の球威で打者を圧倒できていました。
今の躍動感を維持しつつ、もっと胸を張って反発力を生かす投法を会得できれば、肘の支点を自然に意識できるようになってさらなる球威アップが見込めると思います。
腕の振りの形がどうこうよりも、まずは体動の勢いで投げるというのが投手の基本だと管理人は思っていますので、岩手の投手にもぜひとも参考にしてもらいたい投手です。
速球の球速は、最速140kmの表示。

伊藤 9回
ゆったりと振りかぶり、軸足のタメを意識しつつ力強く蹴り出して爆発的に腕を振る右上手。
威力十分の速球と緩急2種類の変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
まだ1年生ですが、躍動感たっぷりの逸材ですね。
仙台育英には素晴らしい投手目白押しで羨ましい限りです。
まだ線が細い感じで発展途上だと思いますが、今後の進化が楽しみです
速球の球速は、最速144kmの表示。

打線
打球が速く、スイングに重厚感がありました。
岩手ではなかなか体験できない威圧感が溢れ出ていましたね。
中盤までどうにかこうにか一関学院が凌いでいましたが、ずっとヒヤヒヤしながら見ていました。
選手の体つきを見ても、ウエートトレーニングでしっかりと鍛えられているだろうことが見て取れました。
岩手のチームも、このチーム以上の強度でトレーニングしなければ、全国制覇は狙えないと管理人は思った次第です。

守備
問題なし。

入江 遊撃手
すばしっこい感じではないのですが、無駄のない足さばきと柔らかいグラブタッチ、しなやかなスナップスローなど、センスの高さが一目瞭然。
岩手のチームに欲しいと思ってしまう大型遊撃手です。
 

<一関学院>
・投手
佐藤弘平 1回〜3回途中
ゆったりとした始動から、素早く担ぐように振りかぶって勢いよく腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
ピンチの連続でしたが、決定打を許さない粘りのピッチングを見せましたね。
速球の球速は、最速136kmの表示。

小綿大斗 3回途中〜7回途中
素早く体を回転させてコンパクトに腕を振る右横手。
伸びのある速球と横滑りする変化球を四隅に散らして的を絞らせない投球を見せました。
速球の球速は、最速133kmの表示。

菅原諒太 1回〜3回途中
常時セットポジションから力強く振りかぶり、上体の倒し込みを生かしながら思い切り良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球をテンポ良く投げ込みます。
全身を使って投げ込み、勢いづいた相手打線の流れを断ち切るナイスピッチングでした。
速球の球速は、最速132kmの表示。

打線
相手好投手に対し、やや力負けの印象です。
なかなかフルスイングできず、自信のないような早打ち又はコースに決まるボールに手が出ない場面が非常に目立ちました。
また、低めの変化球の見極めができずに何度もバットが空を切りました。
もっと始動を早め、踏み込みながらボール球なら見逃して甘いコースならピンポイントで強振できるような打線を作り上げなければいけないと感じました。
9回に意地でもぎ取った1点を財産として、来季への飛躍につなげていただきたいです。

守備
立ち上がり、相手の打球の速さに面食らったようにフリーズしてしまう場面がありました。
何でもないプレーでの悪送球や、弱い打球を逸してしまったり、焦る必要のない送球の場面でお手玉したりなど、一関学院らしくないミスを連発してしまいました。

ジャッジについて
5回表、三本間に挟まれた相手走者が、大きくファールゾーン側に走路を外れた場面で、なぜかジャッジはそれをスルー。
3フィートを大幅にオーバーしていましたので(コーチャーズボックスよりさらにファール側に足跡を確認)、明らかにミスジャッジです。
一関学院を応援していたからどうこう言うのではなく、これは許容範囲を超えるミスジャッジです。
審判全員を集めて協議するなどして、正しいジャッジを模索しなければいけなかったと思います。
正直、単に引っ込みがつかなかったからゴリ押ししたと思われても仕方がないでしょう。
1点を争う好ゲームだっただけに、後味の悪さが残ってしまいました。

posted by ティト at 00:08| 岩手 ☀| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月15日

10月15日 高校野球観戦記 その1

10月15日

秋の高校野球東北大会準々決勝 県営球場第1試合
盛大附属 3−0 東奥義塾

両チームとも安打がなかなかつながらない展開でしたが、終盤に思い切り良く振り抜く打撃をようやく取り戻した盛大附属が、貴重な点をもぎ取ってそのまま逃げ切りました。

<盛大附属>
・投手
石井駿大朗 先発完投
ゆったりとした始動から、担ぐようにダイナミックに振りかぶって力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
地肩が相当強そうで、肩を支点としてエネルギーを生み出す投法ですね。
蹴り足をもっと生かせるようになれば、体重移動を球威に上乗せできるようになるはずです。
さらなる進化を楽しみにしています。
速球の球速は、最速141kmの表示。

打線
相手投手の緩急への対応がいまひとつで、バットの芯を外される打撃を繰り返してしまいました。
緩いボールを引っ張らないようにと意識し過ぎると始動が遅れて力の入らないスイングになってしまうので、むしろ思いっきり引っ張る意識でファウルを打ちながらをタイミングを合わせていく方がよかったのかなあと感じました。

守備
問題なし。


<東奥義塾>
・投手
山内 1回〜6回途中
常時セットポジションからゆったりと始動し、力まずに振りかぶってコンパクトに腕を振る左上手。
球威で押すタイプではありませんが、抑えの効いた速球と落差のある変化球で打者のタイミングを外す投球が持ち味のようです。
カウントが苦しくなってもなかなか四球を出さない捕らえどころのないピッチングでした。

齋藤 6回途中〜8回
重心をしっかりと落として体の回転とともにしなやかに腕を振る右下手。
浮き上がるような速球と横滑りする変化球をコーナーに決める投球を見せました。

打線
難しいボールをしっかりと見逃せる選球眼の良さが光りました。
際どいコースをファウルで逃れるなど、粘り強く食らいついてきましたね。
なかなかフルスイングできず、鋭い安打を続けることができなかったことは来季への反省材料でしょう。

守備
問題なし。
正確な送球で走者の進塁を許さないナイスプレーもありました。

posted by ティト at 23:35| 岩手 ☀| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月22日

9月21日 高校野球観戦記 その2

9月21日

秋の高校野球県大会準決勝 県営球場第2試合
盛大附属 6−4 盛岡商 (延長10回)

延長までもつれる逆転再逆転の息が詰まるような熱戦。
膠着状態を打開する長打に活路を見出そうとする盛大附属が、計3本のホームランで盛岡商を振り切りました。


<盛大附属>
・投手
石井駿大朗 先発完投
ゆったりとした始動から、軸足でタメを作りつつ担ぐように振りかぶった後に爆発的に腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込む本格派タイプです。
ボールの抑えがしっかりと効いており、安定感のある投球を見せましたね。
胸をしっかりと張って上体の倒し込みを投球に生かせているのは好印象。
あとは蹴り足をもっと意識して下半身の体重移動を投球に乗せられるようになれば、さらなる球威アップを見込めるでしょう。
速球の球速は、最速140kmの表示。

打線
毎年強力打線を作り上げる盛大附属ですが、現時点では相手を威圧する迫力は感じませんでした。
とはいえ、ホームラン3本は見事です。
全体的に選手の線が細く、まだまだ発展途上といった感じでしょうか。
今後の成長を追いかけたいと思います。

板橋健太郎 右投右打
初球の速球を思いっきり振り抜いてレフトオーバーの逆転ツーランホームランを放ちました。
打線全体が低調の中、まさに価千金の一発だったように思います。

塚本悠樹 右投右打
速球をジャストミートし、左中間最深部にホームランを放ちました。

石井駿大朗 右投右打
低めの速球をドンピシャのタイミングで捕らえた打球は、打った瞬間にわかるレフト場外へ消える特大の一発となりました。
自らを助ける貴重な追加点を挙げ、延長10回を投げきりましたね。

守備
捕球ミスや悪送球が多く、余計な点を与えてしまったのは大きな反省材料でしょう。


<盛岡商>
・投手
櫻庭悠空 先発完投
ゆったりとした始動から、重心を落としながら前へ体重移動しつつコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
機敏性があってセンスが良さそうなので、筋力が増せば楽しみです。
ピンチでも淡々として落ち着いていますし、度胸がありそうな1年生ですね。
今日は、ツーアウトランナーなしから余計な四球を出した後の初球のど真ん中をヤマを張られて痛恨の逆転ホームランを許してしまいました。
この悔しさを忘れずに成長してもらいたいと思います。

打線
好機は何度もありましたが、送りバント失敗などで点を取り切れなかった感じです。

守備
問題なし。
見事な連携プレーで先の塁を許さないプレーもあり、集中力の高さを発揮していました。

posted by ティト at 00:13| 岩手 ☁| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月21日 高校野球観戦記 その1

9月21日

秋の高校野球県大会準決勝 県営球場第1試合
花巻東 11−6 一関学院

実力派チーム同士の激しい打撃戦。
序盤の一気の攻勢で大量リードを奪った花巻東に対し、一関学院も猛烈に反撃して追いすがります。
終盤まで要所ではガッチリと守った花巻東が、一関学院の粘りを振り切って勝利をつかみました。

<花巻東>
・投手
小野寺輝 1回〜5回
常時セットポジションから、スムーズな体の回転とともにしなやかに腕を振る左上手。
糸を引くような伸びのある速球と多彩な変化球を四隅に投げ分けます。
フォームバランスが良く体勢が崩れないので、キャッチャーミットにボールが吸い込まれるような投球が目を引きました。
機敏性と躍動感をもっと意識できれば、素晴らしい投手に成長できると思います。
速球の球速は、最速135kmの表示。
花巻東の投手に共通して言えることとして、写真で見れば綺麗なフォームであることは間違いありませんが、動作スピードに欠ける傾向があり、体動の勢いを投球に乗せられないのが課題でしょう。
体動の勢いを利用しないフォームにこだわると、結局踏ん張って投げないとエネルギーを生み出せないので、スタミナを浪費してしまいますし、球威アップにも限界が見えてしまいます。
大谷翔平投手のように、腕のしなりだけで球威を生み出せる投手は、常人の範疇に収まらないレアケースなので、こういう投手のフォームをベースとした投手育成はすべきでないと管理人は考えています。

松本遼大 6回〜9回
常時セットポジションから、担ぐように振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と落差のある変化球に角度のある本格派タイプです。
一見してポテンシャルの高さがうかがえる逸材ですが、下半身の体重移動が不足し、体の回転に頼っているため、ボールにウエートが乗り切っていないのが課題でしょう。
踏み出しの勢いを意識できれば、球威はグンと増すと思います。
全国クラスの投手への成長を期待しています。
速球の球速は、最速138kmの表示。

打線
野手の間を鋭く抜く安打を量産して点を積み重ねました。
長打がいつでも出そうな威圧感というのはない感じですが、踏み込みが良く、振り遅れることなく広角に打ち分ける確実性の高い打撃を見せていました。
中盤の相手投手交代から押せ押せムードがピタッと止まってしまったのは反省点ですが、秋の段階での底力としては相当高いものがあると感じました。
花巻東については、とにかく踏み込み踏み込みとしつこく言い続けてきましたが、その効果が表れたのかもと喜んでいる管理人です。
あとはウエートトレーニングでパワーを追い求めていけば、迫力が身についてくると思います。

水谷公省 右投左打
高めの速球を振り抜いてライトフェンス最上部に直撃した打球の速さに驚きました。
広角打ち分ける技術もありますし、総合力の高い強打者として順調に成長していますね。

守備
問題なし。


<一関学院>
・投手
菅原諒太 1回〜2回
素早く始動し、機敏な体重移動とともに鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
管理人好みの機敏で小気味よい投手です。
体動の勢いを投球に生かせていますが、もっと胸を張って反発力を生かせるようになれば、球威はまだまだ増してくると思います。
速球の球速は、最速133kmの表示。

鈴木壮浩 3回
ゆったりとした始動から、担ぐように素早く振りかぶって勢いよく腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
悪い投球ではなかったと思いますが、相手打線は合わせてきましたので、今後の課題としては球種を増やして的を絞らせない投球スタイルを身につける必要があるでしょう。
まだ1年生で、今後の進化が非常に楽しみです。

小綿大斗 3回途中〜8回途中
特長は前回の観戦記に記載のとおり。
投球動作の速いやや変則的なフォームですが、指先感覚に優れている感じで、速球も変化球もコーナーにビシビシと決まっていました。
勢いづいた相手打線の勢いを止める素晴らしい火消しの投球でしたね。
ゆったりとしたフォームが良いという指導者は多いですが、管理人は機敏なフォーム推進派で、こういう小気味よい投手が大好きです。
速球の球速は、最速131kmの表示。

佐藤弘平 8回途中〜9回
特長は初戦の観戦記に記載のとおり。
躍動感をボールに乗せようとしているのは好印象です。
テンポの良さが光りますね。
まだ線が細い感じですので、これからの筋力アップでまだまだ球威は増してくるでしょう。
速球の球速は、最速136kmの表示。

打線
いつも通りファーストストライクを狙う打撃は徹底されていました。
長所としては中途半端なく振りにいけることですが、難しいボールを追いかけるバッティングを繰り返してしまうリスクが常につきまといます。
今日は、狙うコースは絞れていたようで、崩されるようなバッティングはしていませんでした。
こういう方向性でいくのであれば、もっとウエートトレーニングに力を入れて威圧感を身につける必要がありますし、狙いにいきながらも際どいボールを見逃せる選球眼も必要です。
今後の進化を大いに期待しています。

守備
もったいない捕球ミスからビッグイニングにつなげられてしまったのが非常に痛かったですね。
全体的には、野手の動きは軽快ですし、ビシッとした送球も素晴らしいです。

posted by ティト at 00:00| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月21日

9月16日 高校野球観戦記 その2

8月30日

秋の高校野球県大会 森山球場第2試合
専大北上 5−3 釜石商工

取られたら取り返す接戦。
積極的な走塁で小刻みに点を積み重ねた専大北上が、わずかにリードを奪って逃げ切りました。


<専大北上>
・投手
長島暖和 先発完投
ゆったりとした始動から、鞭のようなスムーズな腕の振りが特長の右上手。
糸を引くような伸びのある速球と落差のある変化球との緩急で打者のタイミングを外す投球を見せました。
躍動感や力感が不足しているように見えますが、軽々と力のある速球を投げているので驚きました。
肩肘が柔らかそうで、支点を生かす投法ですね。
体動の勢いを生かせないながらも、肩肘の支点でエネルギーを生み出す投球を見て、大谷翔平投手を思い出しました。
資質は相当高いので、もっと下半身の体重移動と全体的な躍動感をフォームに乗せられるようになれば、格段に進化できる逸材です。
前途洋々の1年生で、今後要チェックの投手です。
速球の球速は、最速139kmの表示。

打線
大物打ちはいない感じですが、常に先を狙う走塁にバントを絡め、しぶとく安打をつないで小刻みに点をもぎ取るスタイルですね。

守備
問題なし。


<釜石商工>
・投手
山崎蓮 先発完投
常時セットポジションから、勢いよく担ぐように振りかぶって力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
躍動感を投球に生かせているので、球速以上にボールに勢いがありますね。
地肩の強さを利用して思いっきり腕を振るタイプのようですが、もっと胸を張って反発力を生かせるようになれば、肘の支点を意識できるようになって球威が増してくると思います。

打線
好機は頻繁にありましたが、ここぞのひと押しができなかった感じです。
鋭い安打は何本もありましたので、今後の進化を楽しみにしています。

守備
問題なし。

posted by ティト at 23:30| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月16日 高校野球観戦記 その1

9月16日

秋の高校野球県大会 森山球場第1試合
一関学院 7−1 盛岡中央

5回途中からの観戦です。
両チームとも仕掛けが早く、テンポの早い試合展開。
ガッチリと守って余計な失点のなかった一関学院が、リードを広げていく試合となりました。

<一関学院>
・投手
佐藤弘平 
常時セットポジションから、担ぐように振りかぶって鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
全体的なフォームバランスは良いですが、蹴り足がやや弱く、上体で踏ん張って投げているのが気になりました。
爆発力で投げるタイプのようなので、下半身の体重移動を生かせるようになれば、球威がグンと増してくると思います。
速球の球速は、最速131kmの表示。

小綿大斗 
常時セットポジションから、素早い上体の回転とともに鋭くコンパクトに腕を振る右横手。
伸びのある速球と横滑りする変化球をテンポ良く投げ込みます。
ソロホームランは浴びましたが、コースを丹念に突く安定感が光りました。
小さいフォームでピュッと投げる感じなので、タイミングを合わせづらい投手だと思います。

打線
ファーストストライクから積極的に狙いにいくストロングスタイル。
このスタイルは一関学院の伝統のようになっていますが、球種やコースの絞り込みが甘く、単に淡白にイニングを終えてしまう場面が非常に目立ちました。
投手目線で、コースにアバウトに投げておけば手を出してくれるので、投球の組み立てやスタミナ配分を気にせず思い切って投げられてしまいます。
広く待ってストライクだと思ったから振るのではなく、甘いコースを逃さずに捕らえるというふうに意識改革する必要があると管理人は思いました。
今日は最終的に力で点をもぎ取りはしましたが、結果的に安打になればオッケーの野球では、好不調の波が大きすぎてトーナメントを勝ち進む野球には適さないと感じます。
厳しいコメントになりましたが、期待しているがゆえなので、ご容赦いだだければ幸いです。

守備
問題なし。
各選手とも、送球につながる捕球姿勢に優れており、普段の練習からの意識の高さがうかがわれますね。

佐藤颯弥 遊撃手
動きながら最後まで打球から目を切らず、打球子勢いを吸い取るような柔らかいグラブタッチからのスムーズな送球に感心しました。


<盛岡中央>
・投手
藤本凱哉 
ゆったりとした始動から、軸足でタメを作りつつ力強くコンパクトに腕を振る左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
地区予選で見た時は、ほぼ速球で押していましたが、変化球の精度が高まっており、投球の幅が広がっている感じです。
着実に進化していく投手を見ると嬉しくなる管理人です。

打線
ファーストストライクを積極的に狙うスタイル。
変化球に崩されてしまう場面が目立ち、なかなかフルスイングできないままイニングが進んでしまった感じでしょう。

吉田惠大 右投右打
高めの速球を思いっきり振り抜き、打った瞬間にわかるレフト場外への特大の一発を放ちました。

守備
全体的な動きは良かったと思いますが、あと1歩の球際でアウトにできなかった場面も目立ち、球運をモノにできなかった感じです。

posted by ティト at 23:18| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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