2021年05月01日

4月30日 高校野球観戦記 その2

4月30日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第2試合
花巻南 10−1 遠野 (7回コールド)

投打がガッチリと噛み合った花巻南が、ジワジワと点差を広げていく展開でした。

<花巻南>
・投手
高橋陸 先発完投
担ぐように素早く振りかぶり、体の回転とともに鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
上体の倒し込みを生かせていますし、投球間隔も短くてズバズバ三振を取りに行く小気味よい投球が持ち味ですね。
機敏性があって管理人好みの投手です。
速球の球速は、最速133kmの表示。

打線
しっかりとボールを見極めつつ、甘いコースを鋭く捕らえるバッティングができていました。
好機で安打がつながりましたね。

守備
捕れる打球を安打にしてしまったり、もったいない振り逃げがあったりで余計な失点がありました。
 

<遠野>
・投手
菊池宏之 1回〜3回、4回
常時セットポジションから、ゆったりと始動し、担ぐように振りかぶってコンパクトに腕を振る右上手。
重そうな速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
地肩が強そうですが、胸の張りをもっと意識して反発力を生かせるようになれば、ボールの力が増してくると思います。
2年生なので今後の進化を楽しみにしています。

佐々木秀太 4回
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、素早く踏み出してコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球が持ち味のようです。
少ししか見られませんでしたが、地肩の強さは確認できました。

菊池楽空 4回途中〜5回
常時セットポジションから足を大きく上げ、上体の倒し込みとともに勢い良く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と緩急2種類の変化球をテンポ良く投げ込みます。
野手が本職のようですが、投球フォームはスムーズでセンスの良さを感じさせますね。

神原大輝 6回
常時セットポジションから、素早く振りかぶって鋭く腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で1イニングをしっかりと抑えました。
下半身の体重移動がやや不十分ですが、地肩の強さを生かして軽々と重そうな速球を投げていました。

打線
じっくりとボールを見極めるスタイル。
やや待ちの姿勢が目立ち、要所での見逃し三振が多かった感じです。

守備
アウトにできる打球を処理できずに失点を許してしまうもったいない場面がありました。



posted by ティト at 12:54| 岩手 ☁| Comment(1) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月30日 高校野球観戦記 その1

4月30日

春の高校野球花巻地区予選 花巻球場第1試合
花巻東 7−0 花北青雲 (7回コールド)

投手陣の好投にバックもガッチリと守った花巻東が、花北青雲の好機の芽を作らせない展開でした。

<花巻東>
・投手
南慧太 1回〜5回
ゆったりと振りかぶり、スムーズな体の回転とともにコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
体のバランスが良く動作はしなやかですが、もっと躍動感をボールに乗せるイメージで瞬発力を利用できるようになれば、球威はまだまだ増してくると思います。
センスの良さが見て取れましたので、今後の進化に期待いたします。
速球の球速は、最速138kmの表示。

菊池興洋 6回〜7回
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、バランスを確かめながらスムーズに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と緩急2種類の変化球で的を絞らせない投球を見せました。
手首を体の後ろに隠すような投げ方をしますね。
体のバランスは良いと思いますが、機敏性と躍動感をもっと生かすべきだと思います。
今後の成長を大いに期待できる2年生です。

打線
じっくりとボールを見極めながら作戦を組み立てていくしたたかさはさすがです。
効率よく点を取れていました。
4安打でコールド勝ちというのも珍しいと思います。
課題としては、全体的にスイング時の体重移動が不十分なので、いまひとつ打球に力が伝わっていません。
後ろに重心が残ったままスイングしているような違和感がありますね。
前に強く打球を飛ばすイメージをもっと持つ必要があると感じました。

佐々木麟太郎 右投左打
凡打にはなりましたが、滞空時間の長い飛球に驚きました。
PL学園時代の清原和博選手を生で見た時の滞空時間の長い飛球を思い出した管理人です。
1年生離れしたパワーの持ち主であることは一見してわかりましたので、岩手を代表するホームランバッターに是非とも育てていただきたいです。

守備
問題なし。
 

<花北青雲>
・投手
菅原礼司 1回〜2回
ゆったりとした始動から、大きく振りかぶって綺麗に腕を振り下ろす左上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と落差のある変化球で的を絞らせない投球を見せました。
相手打線を警戒し過ぎたのか、変化球がワンバウンドになってのワイルドピッチが多くなってしまいました。

糠森博斗 3回〜5回
常時セットポジションから大きく振りかぶり、パワフルに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をグイグイ投げ込みます。
踏み出しがやや不安定で、力をボールに伝えきれていない感じはしますが、地肩がかなり強そうですね。
今後の成長が楽しみな2年生です。
速球の球速は、最速130kmの表示。

伊藤賢汰 6回
常時セットポジションから、担ぐように力強く振りかぶって鋭く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で押す投球を見せました。
下半身の体重移動が不足していますが、力感があって筋力の強そうな2年生です。

打線
なかなか安打が出ない展開で、好機を広げることができなかった感じです。

守備
初回に四球とワイルドピッチが重なってノーヒットで2点を先制されてしまったのが非常に痛かったです。

posted by ティト at 12:46| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月28日

4月28日 高校野球観戦記 その2

4月28日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第3試合
一関一 3−0 一関工

お互いピンチを凌ぎ合う緊迫した展開。
その中でもしっかりと1点ずつもぎ取った一関一がガッチリと守り勝ちました。

<一関一>
・投手
熊谷翔斗 先発完投
常時セットポジションから、体の回転を生かしつつコンパクトに腕を振る左スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と鋭く曲がる変化球をバランス良くミックスして的を絞らせない投球を見せました。
キレの良い変化球をコーナーに決められるのは強みですね。
ピンチでもしっかりと制球できるメンタルの強さも光りました。

打線
しっかりとボールを見極めてじっくりと攻撃を組み立てていくスタイル。
各打者ともあっさりと凡退することがないので、相手にプレッシャーを与えられるしたたかさを備えていますね。

守備
問題なし。
 

<一関工>
・投手
菅原駿 先発完投
常時セットポジションから素早く始動し、体動の勢いとともに鋭く腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ線が細い感じはしますが、腕の振りはしなやかで体のバランスも良さそうです。
筋力アップが球威アップに直結しそうですし、今後の躍進が大いに期待できる2年生で、管理人の要チェックリストに入りました。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

打線
好機はつかむものの、相手投手の変化球に最後までタイミングが合わず、あと一本を封じられてしまった印象です。

守備
捕れる打球を逃してしまうもったいないプレーなどがあり、防げる失点がありました。

posted by ティト at 22:52| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月28日 高校野球観戦記 その1

4月28日

春の高校野球一関地区予選 一関球場第2試合
一関学院 9−4 一関高専

両チームとも塁上を頻繁に賑わせる展開。
打力で上回った一関学院が、パワーで点をもぎ取って引き離しました。

<一関学院>
・投手
岩鼻祐人 1回〜2回
常時セットポジションから、軸足で十分にタメを作ってスムーズに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球主体に緩急2種類の変化球を交えてストライク先行の投球でした。
上体の倒し込みは生かせていますが、下半身の体重移動のパワーをもっとボールに乗せられるようになれば、球威はグンと増してくるでしょう。
速球の球速は、目測で最速130km前後。

佐々木聖海 3回〜5回
素早く投球動作に入り、思いっきり腕を振る右上手。
威力のある速球と鋭く曲がり落ちる変化球でグイグイ押す本格派タイプで す。
非常にパワフルで相当なポテンシャルの持ち主ですが、上体の力に頼っている感じで、踏み足がややふらついて安定していないのが気になり、その点でパワーロスが生じています。
捕手へ向かってまっすぐ体重移動する蹴り足をもっと意識すれば踏み足も安定してきますし、体動の勢いをボールに乗せる余地はまだまだあります。
荒削りですが、今後の成長が楽しみな逸材です。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

千葉華生 6回〜9回
常時セットポジションから、担ぐようにスムーズに振りかぶってしなやかに腕を振り下ろす右上手。
威力のある速球と多彩な変化球をコーナーに決めるナイスピッチングでした。
力の加減が巧みで、打たせて取る場面と三振を狙う場面を使い分けている感じですね。
キレの良い変化球でストライクを容易に取れるのも強みです。
完成度の高い好投手ですが、フォークやスプリット系の変化球を習得できれば、三振を量産できると思います。
速球の球速は、目測で最速140km前後。

打線
各打者の振りは非常に鋭く、相当振りこんできていることが見て取れました。
ただし、例年同様やはり仕掛けが早く、厳しいコースにまで早々に手を出してしまう傾向がありました。
厳しいコースを追いかけて安打にしたという結果オーライではなく、甘いコースを確実に捕らえる打撃を目指していただきたいなあと個人的には願っています。

守備
非常に素晴らしいです。
各野手の足さばき、グラブさばき、送球など言うことなしです。
送球姿勢に至るまでの過程が非常に綺麗で、ビシッとした送球につながっています。
他チームも参考にすべきでしょう。
 

<一関高専>
・投手
千葉拓海 1回〜7回
ゆったりとした始動から、勢い良く振りかぶって体の回転とともにコンパクト腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がる変化球をテンポ良く投げ込みます。
胸の張りが不十分で反発力を利用できていない感じはしますが、体動の勢いを生かそうとする意識はうかがえました。

高橋亮太 8回
ゆったりと振りかぶり、体の回転を意識しながらコンパクトに腕を振る右上手。
球威で押すタイプではありませんが、持ち球をフルに使って打たせて取る投球を見せました。
スナップで投げている感じなので、もっと胸の張りを意識して反発力を利用できれば、球威がグンと増してくるはずです。

打線
しっかりとボールを見極めて甘いコースを狙おうという意識はうかがえました。
好機は再三つかみましたが、ここぞでもっと安打をまとめられればなあという展開でした。

守備
球際をモノにできずに安打を許してしまう場面が目立ちました。
コンマ何秒の反応の差にこだわって今後につなげていただきたいと思います。

posted by ティト at 22:45| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月27日

4月27日 高校野球観戦記 その2

4月27日

春の高校野球北奥地区予選 森山球場第3試合
専大北上 12−0 黒沢尻北 (5回コールド)

専大北上の強力打線が爆発。
好機に安打をまとめて大量得点につなげました。

<専大北上>
・投手
長島暖和 先発完投
ゆったりとした始動から、スムーズな体の回転とともにコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球との緩急を生かす投球を見せました。
軽々と力のあるボールを投げていますし、余力はまだまだあると思いますので、躍動感をもっと意識して体動の勢いをボールに乗せる投球ができれば、一気に才能が開花すると思います。
速球の球速は、最速136kmの表示。

打線
各打者ともボールがよく見えており、打てるポイントをしっかりと絞って鋭く捕らえるバッティングを見せました。
変化球にも崩されませんでしたし、この時期としては仕上がりが良いと思います。
上位下位切れ目がなく、どこからでも点を取れる感じですね。

守備
問題なし。
 

<黒沢尻北>
・投手
星知輝 1回〜2回途中
常時セットポジションから、ダイナミックに振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球と緩急2種類の変化球で打たせて取る投球を見せました。
うまく相手打線が合わせてきた感じですが、体全体で投げようとする意識が見て取れましたので、今後に期待です。

松本壮哉 2回途中〜4回
大きく振りかぶり、思いっきり腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球を見せました。
躍動感があるので、ボールには球速以上の力がありますね。
速球の球速は、最速132kmの表示。

打線
好機はありましたが、要所であと一本が出なかった感じです。

守備
問題なし。

posted by ティト at 22:05| 岩手 | Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月27日 高校野球観戦記 その1

4月27日

春の高校野球北奥地区予選 森山球場第2試合
黒沢尻工 11−1 西和賀 (6回コールド)

先制したのは西和賀でしたが、黒沢尻工がすぐに反撃し、相手ミスに乗じて効率良く点を積み重ねる展開となりました。

<黒沢尻工>
・投手
藤澤主樹 先発完投
常時セットポジションからゆったりと始動し、軸足でタメを作ってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
重そうな速球主体に押す投球を見せました。
長身でパワーもありそうですが、機敏性や躍動感をボールに乗せられていないのが気になりました。
まだまだ余力十分で、相当なポテンシャルの持ち主と見受けましたので、体動の勢いを生かす意識をもっと持てれば、素晴らしい本格派に必ず成長できると思います。
速球の球速は、最速136kmの表示。

打線
積極的に盗塁して塁を進め、コンパクトに転がす打撃で好機をモノにしていきました。

守備
飛球を捕れない凡ミスがあって余計な点は与えてしまいましたが、概ね各選手は軽快です。
 

<西和賀>
・投手
新田輝 1回〜3回途中
ゆったりとした始動から、素早く振りかぶってコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
球威で押すタイプでは在りませんが、伸びのある速球と鋭く曲がる変化球で打たせて取る投球を見せました。
高めに抜けるボールが目立ちましたが、上体の倒しこみでボールにウエートを乗せているのは好印象。
筋力が増せば楽しみな2年生です。

廣沼大河 3回途中〜6回途中
素早く体を回転させ、勢い良く投げ込む左スリークォーター。
球威で押すタイプではありませんが、伸びのある速球主体に鋭く曲がる変化球を交えて打たせて取る投球を見せました。
円盤を投げるようなイメージでボールにウエートを乗せており、動作も機敏でセンスの良さが光る2年生です。

打線
相手本格派投手の球威に押され、なかなかジャストミートできない展開でした。

守備
イージーな捕球ミスに加え、送球の遅れなどで余計な点を与える場面がありました。
野球の基本は瞬発力なので、何事も素早くという意識をもっと持つ必要があると思います。

posted by ティト at 21:55| 岩手 | Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月14日

10月14日 高校野球観戦記 その3

10月14日

秋の高校野球東北大会2回戦 石巻球場第3試合
仙台育英 7−0 湯沢翔北 (8回コールド)

好投手同士の投手戦で試合が進んでいきましたが、終盤に打力を発揮した仙台育英が、したたかに点を積み重ねました。

<仙台育英>
・投手
松田 1回〜7回
ゆったりとした始動から、タメを十分に作って上体の倒し込みとともに鋭くコンパクトに腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取れる本格派タイプです。
フォームバランスが良く、ボールにウエートをしっかり乗せて投げていますね。
投球センスの高さが一見してわかりました。
相手打線をねじ伏せるピッチングでしたね。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

中村 8回
ゆったりと始動し、しっかりと踏み込んだ後に鋭くコンパクトに腕を振る見極めてスリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で三振を取る投球を見せました。
腕が遅れて出てくる投法で、かなり打ちづらい投手だと思います。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

打線
振る時はしっかりと振りきっていますので、打球が速いです。
走塁も常に先を狙ってきますし、好機では一気にたたみかけるスタイルでしょう。

守備
問題なし。

渡邊 遊撃手
足さばきが軽快で守備範囲が非常に広いですね。
捕ってからすぐ投げる送球も安定しています。
 

<湯沢翔北>
・投手
佐藤創 1回〜8回途中
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、スムーズな体の回転とともにしなやかに腕を振る右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で押す本格派タイプです。
胸の張りを生かせていますし、腕を鞭のようにしなやかに使えているのも好印象。
コースをビシビシ突いて相手打線に連打を許しませんでした。
投球センスが高く、筋力が増せば非常に楽しみな逸材です。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

武藤 8回
ゆったりと振りかぶり、担ぐように体を回転させながら力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球を投げ込みました。
打者一人だけの投球だったので詳細な特長はつかめませんでしたが、なかなかパワフルな投手ですね。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

打線
相手投手の球威にやや力負け。
得点の糸口がつかめなかった感じです。

守備
立ち上がりに浮足立ちましたが、バックホームの好返球で失点を防いだプレーは大きかったですね。
再三のピンチを凌ぐ場面はありましたが、速い打球にフリーズしてしまう場面も目立ちました。

posted by ティト at 23:29| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10月14日 高校野球観戦記 その2

10月14日

秋の高校野球東北大会2回戦 石巻球場第2試合
日大山形 7−2 聖愛

先制してペースを掴んだ聖愛に対し、じわじわと点を重ねた日大山形が中盤に逆転してそのまま逃げ切りました。

<日大山形>
・投手
小野 1回〜2回途中
ゆったりと振りかぶり、しなやかな体動からスムーズに腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球とキレの良い変化球をテンポ良く投げ込みます。
まだ線が細く、力感が不足していますが、フォームバランスが良いので、体力アップが球威アップに直結するタイプだと思います。

大類 2回途中〜4回途中
ゆったりと始動から担ぐように振りかぶり、コンパクトに力強く腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
細かいことは抜きに力いっぱい腕を振ってくるパワフルな投球を見せました。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

齋藤 4回途中〜9回
担ぐように振りかぶり、肩を回すような感じで腕を振り下ろす右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で押す本格派タイプです。
力の加減でギアチェンジできるクレバーさも備えていますね。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤〜後半。

打線
頻繁に安打が出て塁上を賑わせました。
もうひと押し足りなかった印象ですが、長打攻勢で逆転勝利をもぎ取りました。

大類 右投右打
速球に的を絞って思いっきりフルスイングして、打った瞬間にわかるレフトスタンドへの2ランホームランを放ちました。

秋葉 右投右打
ややタイミングを外されながらも、低めの変化球をうまくすくい上げてレフトスタンドへホームランを放ちました。
リストが強そうですね。

守備
問題なし。
 

<聖愛>
・投手
町田 1回〜4回途中
常時セットポジションから、スッと踏み出してコンパクトに腕を振る右上手。
伸びのある速球と落差のある変化球で打たせて取る投球が持ち味のようです。
下半身の体重移動が不足しており、胸の張りも不十分なのが気になりましたが、地肩が相当強いですね。
本職は野手のようで、体全体を使うフォームへ改良する必要がありそうですが、なかなかパワフルで今後が楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

木村 4回途中〜5回
体をややひねり、鋭く体を回転させてコンパクトに腕を振る横手気味の左スリークォーター。
伸びのある速球と横滑りする変化球で打者のタイミングを外す投球を見せました。
なかなか見ないタイプの変速フォームなので、打者目線で打ちづらい投手だと思います。

葛西 6回〜9回
常時セットポジションから、素早く振りかぶってスムーズに腕を振る右上手。
威力のある速球と落差のある変化球との緩急を生かす投球スタイルです。
体動がスムーズでセンスの高さが一見してわかりました。
鋭い変化球を習得できれば非常に楽しみです。
速球の球速は、目測で最速130km台後半。

打線
好球必打で積極的に振ってくるスタイルですね。
再三の好機がありましたが、ここぞでの安打が続かずに焦れるような展開でした。

守備
落球で気落ちした後に同点ホームランを打たれるなど、悪い流れで点を取られてしまいました。
前半に主導権を握りましたが、あれよあれよで逆転されてしまった感じです。

posted by ティト at 23:20| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10月14日 高校野球観戦記 その1

10月14日

秋の高校野球東北大会1回戦 石巻球場第1試合
花巻東 7−2 鶴岡東

先行して常に主導権を握った花巻東が、投手陣も踏ん張ってガッチリと守りきりました。

<花巻東>
・投手
菱川一輝 1回〜8回
左足を後ろに引く常時セットポジションから、素早くグラブを抱えつつコンパクトかつスムーズに腕を振る右上手。
威力のある速球と緩急2種類の変化球で三振を取れる本格派です。
フォロースルーを意識しているのは好印象ですが、蹴り足がやや弱く、ボールにウエートが乗り切っていないのが気になりました。
それでも威力のあるボールを投げていますので、地肩の強さは相当なものがあると思います。
腕を意識して投げるのではなく、体全体の瞬発力を生かして投げる意識を持てれば、全国有数の投手に成長できる逸材でしょう。
速球の球速は、目測で最速140km台前半〜中盤。

平井柊 9回
左足を後ろに引く常時セットポジションから、素早くグラブを抱え込んで鞭のようにコンパクトに腕を振る右スリークォーター。
伸びのある速球と鋭く曲がり落ちる変化球で打者にフルスイングさせない投球が持ち味のようです。
下半身の体重移動が不足しているのは気になりますが、投球動作が素早いので、なかなかタイミングを合わせづらい投手でしょう。
花巻東にはあまりいないタイプだと思いますし、鶴岡東の打者も全くタイミングが合っていませんでした。
速球の球速は、目測で最速130km台前半〜中盤。

打線
相手投手のストンと落ちる変化球になかなか対応できず、ワンバウンドになるボールを振ってしまった印象です。
ここを見極めていれば、好機はもっと広がっていたでしょう。
それでも、ここぞで点をもぎ取る勝負強さはさすがですね。

守備
足が止まって待ってしまった捕球ミスはありましたが、全体的には問題なし。

田代旭 捕手
困った時に速球という配球ではないので、相手に的を絞らせませんでしたね。
1年生ながらなかなかクレバーな捕手だと思います。
捕球した時に送球体勢になっているのも素晴らしいです。
こういうきめ細やかな工夫のできる捕手は確実に伸びますよ。
 

<鶴岡東>
・投手
津田 1回〜7回
常時セットポジションからゆったりと振りかぶり、担ぐように体を回転させて思いっきり腕を振り下ろす左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球でグイグイ押す本格派タイプです。
躍動感があって上体の倒し込みとともにウエートをボールに乗せて投げていますので、球速以上の球威を発揮する投手でしょう。
こういう投手は非常に打ちづらいです。
岩手の投手も参考にすべきだと思いました。
速球の球速は、目測で最速130km台中盤。

海藤 8回
常時セットポジションからゆったりと始動し、体の回転とともにしなやかに腕を振る左上手。
伸びのある速球と落差のある変化球でタイミングを外す投球が持ち味のようです。
いろんなタイミングでの牽制が巧みで、ランナーはなかなか走れないでしょう。
躍動感がやや不足していますので、瞬発力をもっと生かして投げる意識があれば、球威はまだまだ増してくると思います。

打線
じっくりとボールを見極めてきましたが、最後まで的を絞れず、追い込まれてからの中途半端なバッティングが目立ちました。
時折見せる各打者のフルスイングには迫力があり、地力の高さはうかがえましたし、追い込まれてからの空振りも少ないなあと感心しました。

守備
問題なし。

小林 遊撃手
打球への反応の速さ、グラブタッチの柔らかさにセンスの高さを感じました。
安打性の打球に追いついてしっかりと送球できる体の芯の強さもありますね。

posted by ティト at 22:59| 岩手 ☁| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月19日

2019 ドラフト会議

今年のドラフト会議で、岩手関係から4人の指名がありました。

まず、ロッテのドラフト1位で大船渡の佐々木朗希投手。
4球団競合ということで、やはりプロ側の注目度は抜群だったようです。
佐々木投手については、1年生の夏に初めて見た時、ドラフト1位でプロに行ける投手と当ブログで書き込みました。
その通りに成長してくれたことを自分のことのように嬉しく思います。
佐々木投手の最大の長所は、体動の勢いで投球エネルギーを生み出せるところです。
新聞や雑誌には、怪我のリスクが高い云々書かれていますが、体全体を使って局所に負荷がかからないフォームですから、管理人的には怪我のリスクの低いフォームだと思っています。(かといって怪我をしないと言っているわけではありません。)
佐々木投手は大谷翔平投手とよく比較されますが、大谷投手の場合、肘のしなりが素晴らしい反面、体動の勢いではなく肘のしなりに頼って投球エネルギーを生み出しています。
局所に負荷をかけていることがずっと気にかかっていて、大谷投手にはもっと体動の勢いで投げるようにしつこくコメントしていたように記憶しています。
佐々木投手の完成度は実はすでに高いレベルにあり、プロで活躍するまでにそれほど時間を要さないと思っています。
ぜひとも新人王を狙っていただきたいと思いますし、日本一、さらには世界一と言われる投手に成長できると楽しみにしています。
最後に、管理人だけ言うのかもしれませんが、実は佐々木投手は打者としても素晴らしい才能を持っているので、大谷投手のように二刀流を模索していただきたいなあという願望も持っています。

巨人のドラフト1位では、青森山田の堀田賢慎投手が指名されました。
堀田投手は花巻北中出身だそうです。
管理人は、堀田投手の投球を生観戦したことはありませんが、映像で見ると、ダイナミックで躍動感溢れるフォームに惚れ惚れしました。
まさに管理人好みの力投型ですね。
岩手のチームにもこういう投手がもっと増えて欲しいと思っています。

ヤクルトの3巡目には盛大附属ー創価大の杉山晃基投手が指名されました。
杉山投手は、高校時代の印象では真上から投げ下ろす正統派の本格派で、糸を引くような伸びのある速球が印象的でした。
大学に入って体がだいぶ大きくなりましたね。
即戦力として1年目から大活躍していただきたいです。

ソフトバンクの育成1位では、黒沢尻工の石塚綜一郎投手が指名されました。
石塚選手は、1年時からチームの主力として活躍していましたから、管理人も何度も生観戦しました。
フィジカルが強く、ずっとプロを狙える選手だとブログで書き込んでいました。
バッティングはフォロースルーを生かしてスイングしていますので、木製バットにもスムーズに順応できそうですし、キャッチングも力強く、握力も相当強いのでしょう。
捕手としての肩の強さも素晴らしいです。
育成での指名は管理人的にも不満ですが、ソフトバンクは実力至上主義が特に貫かれている球団だと言われていますので、反骨心を忘れずに一軍を目指していただきたいと思います。


管理人がブログを続けているモチベーションは、岩手県勢の全国制覇もさることながら、球児の夢であるプロ野球選手の道に岩手から一人でも多く進んでもらうことです。
本来、ナショナリズムを煽るような団体競技にはあまり興味が湧かない性分でして、基本的には個人にスポットを当ててスポーツを楽しむのが管理人のスタイルだったりします。
個人の夢の結晶が甲子園であり、プロ野球選手という考え方をしています。
なので、勝った負けたで大騒ぎするのは甲子園での岩手県勢の試合だけで、それ以外は勝敗そっちのけで選手の動きだけを追いかけています。
ブログで紹介した選手が成長してプロ野球へ進むと、自分のことのように嬉しくなる管理人です。
自分の夢と球児の夢を重ね合わせながら試合を観戦しています。
自分がこの選手をプロ選手へ成長させるんだという、ある意味傲慢な願望を持ってコメントを記載している面が多分にあります。
そして、そういう性分だからこそ、こういうブログを続けられるのだろうと自分で思っています。

posted by ティト at 22:54| 岩手 ☔| Comment(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。